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【詩】

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心に浮かんだまま書き殴られたものたち。
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#Nowplaying

【詩】Sei.

【詩】Sei.

静かな北西の風の夜
喉を流れるアルコール
月と星が夜空に吹き飛ぶ

成り上がりの金持ち共よ
俺は軽蔑も嫉妬もしない
只只賞賛の拍手をしよう
祝砲のシャンパンを送る

整うにはまだ時間が必要
武れ腐れの理想像
俺は何処へ進むのだろう
砕け散った瓶ビールの破片

生きていくのは簡単だ
生きないこともまた簡単
遮断機の降りない踏切
目の前を流れるLEDの流星

清らかに心を癒し
なおそれを生と呼べぬなら

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「時化」

「時化」

起きて珈琲を注ぎ一服
毎朝必ず行うルーティーン

煙草の火種は道標
行先を教えてくれる蛍様
もしもしメリーさん、
私は今暗闇の中にいるの。
着いてきて、行先を教えてはくれないかい?

Midnight Shangrila

今日から療養の為
休暇を正式に頂く事になった

暗闇を彷徨える私の道標を探す旅
夜の海原は相変わらず荒れている
大時化で灯台も見えず落ちそうだ

Midnight Shangr

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serotonin

serotonin

君たちの価値ってのは
君たちの実力とは全く関係ないってこと
いつだって君たちの価値は他人が決めるものだから
わざわざ自分で自分の価値を決める必要はない

朝陽は心に優しい
分泌される何かが病気の抑制に繋がる
確たる証拠も無いらしいけれど
この暖かさは冷えた心に優しいよ

後ろ向きのままじゃ生きてはゆけないから
自傷?他傷?おおいにやりゃいいのさ
譲れないものを掴むまでもがき苦しむもんさ

人生楽な

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「痛」

「痛」

薄汚れた窓から朝陽が私を照らす
七十度の酒よりも強く感じる珈琲
脳天ドグラドグラ心マグラマグラ

足はふらつき首が痛む
変な姿勢で眠ったのだろう
酩酊のような心地で珈琲を啜る
二本目の煙草に火を点ける

たった一日で一ヶ月が砕け散った
取り敢えず一日時間を頂いた
焼けた左腕の痛み
今更かよ
分かり切っていたけれど
矢張り息を吸って心の臓を動かす事は
相応の力が必要であり
血が流れている自覚が無いと

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「不良」

「不良」

体調不良
熱、咳、鼻水、喉の痛み
-どうか、お大事に。
--どうか、お大事に。
もし此処に来たくても、
ご時世もあるから、その言葉で
片付けるしかないよね。

気分不良
面倒臭いから行かない
行きたくても動けない
心が沈んで浮かばない
-気持ちの問題でしょう。
裏でその一言で片付けられる事もある。
でも、私はこう言ってあげたいんだ。
いや、こう言われたいんだ。
--そんな時もあるよ、無理せんといて

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