松永明子/Meiko Matsunaga

俳優/劇団山の手事情社 所属 http://www.yamanote-j.org/

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マガジン

最近の記事

【シビウ国際演劇祭に行ってきます!】

明日、ルーマニアに旅立ちます。劇団がシビウ国際演劇祭に『かもめ』を上演しに行くので、その応援に行ってきます。 山の手事情社は過去に5年ほど連続してこのフェスティバルに参加していて、そのことは劇団の演技スタイル「四畳半」にかなり影響を与えたそうです。 先輩たちが影響を受けた演劇祭ならわたしも行ってみたい!同じ空気を感じてみたい!ということで、後輩の渡辺可奈子さんと一緒に行くことにしました。5年ぶりの海外、渡辺さんにとっては初めての海外、どうなることやら… 今回ツアーで行く

    • 【絵に描かれた女性のこと】

      おかげさまで本日、初日の幕が開きました。お越しくださった皆さま、雨の中有難うございました!明日明後日と残すところ3回です。 お席はまだご用意できますので、ぜひ観にいらしてください。あと、昨日FBに描いた、今回の役は絵に書かれてるらしいよって話をシェアしておきます。よろしくお願いいたします! 【本日初日!】 いよいよ4年ぶり劇団総掛かりの公演が幕を開けます。『デカメロン・デッラ・コロナ』よろしくお願いいたします。 コロナ禍を経て「この世界はさながら悪夢のようだ」という主宰

      • 『ガラスの動物園』感想

        SNSに載せるようなことではないのですが、なんとなく記録しておきたかったので。生意気に的はずれなこと書いてるかもしれませんが、怒らないで。興味のない方はスルーしちゃってください。 イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出『ガラスの動物園』新国立劇場 2022年10月2日(日)13時 アマンダと喧嘩した夜、トムがローラを抱っこしながらマジックの話をするシーン、トム、寂しいんだな…と感じてなんだか泣けてしまった。ああいうの、いいなぁ。そしたら最後のモノローグでも同じ構図が出てきて、姉の思

        • 池上show劇場【PREMIUM】終演

          遅ればせながら池上show劇場【PREMIUM】 全公演終了いたしました。 お越しくださった皆さま、お気遣いくださった皆さまにお礼申し上げます。有難うございました。 11/20から配信も始まります。 ご予約はもうスタートしているので、ご覧になれなかった方はぜひご視聴頂ければ幸いです😌😌😌 https://www.yamanote-j.org/news/22443.html そしてそして、山の手事情社にはこれで17作品の一人芝居のレパートリーができました。1人でどこででも

        【シビウ国際演劇祭に行ってきます!】

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        記事

          【チケット発売!】

          今日は「池上show劇場【PREMIUM】」のチケット発売日なので、自分の作品についてすこし紹介させてください。お友達の皆さん、ぜひ観に来てくださいな。配信もあるよ! ◆池上show劇場【PREMIUM】とは… 10本の一人芝居を3つのプログラムに分けてご覧になれる作品集です。なんと会場は山の手事情社のアトリエが劇場になって皆さまをお迎えします。わたしはEプログラムで『天守物語』をやります。 ◆『天守物語』について このお話は「美しいお姫さまと、美しい青年の、美しい恋物語

          【チケット発売!】

          【一人芝居、再び!】

          というわけで2作目に取り組んでおります。 劇団では先週末に『池上show劇場DELUX』と題して演劇の寄席と一人芝居6本の3本立てというめちゃくちゃな公演をやったのですが、今度は11月に『池上show劇場PREMIUM』として新作一人芝居10本がお目見えします!どーいうこっちゃー!!! DEFと3つのプログラムをご用意しまして、わたしはEプログラムでなななんと、『天守物語』を演じます。どっひゃー 泉鏡花の傑作戯曲なのですが、これ一人芝居として書かれておりませんで、まずは

          【一人芝居、再び!】

          池上show劇場Vol.10終演

          一週間前のことになってしまいましたが… 池上show劇場Vol.10での『燈籠』はお陰さまで終演 いたしました。前日に会場にお客さまをお招きしての上演は中止が決まり、当日はライブ配信のみの上演となりました。 ご視聴いただいた皆さま、誠に有難うございました。投げ銭もたくさんいただき本当に助かります。 アーカイブは5/25までご覧いただけますので、よかったらご覧ください。 https://yamanote.zaiko.io/e/ikegami10 会場で直にご覧いただ

          池上show劇場Vol.10終演

          【三度めの『燈籠』上演いたします】

          ご案内申し上げます。 一人芝居『燈籠』を再び東京で演じることになりました。 本来は今年の1月に上演する予定でしたが、緊急事態宣言のため延期となり、やっとこの4月に上演できる運びとなりました。 先月には有難いことに岡山の演劇祭でも上演させて頂き、作品の新しい一面を発見できる良い機会となりました。 今度は三度めの上演ということで、また新しい風景をお客さまと見たいと思っています。 昨年のコロナ禍、何していたの? と問われれば、この作品を作っていました、と答えます。 ぜひ

          【三度めの『燈籠』上演いたします】

          【12月の出演作】

          太宰治短編2本立てです。わたしは1本目の『燈籠』に出演します。 今回の企画の推しポイントは、太宰の女性語りものが2作お楽しみ頂けるという点です。太宰が口述筆記の作家ということは有名ですが、女性の口調で書くことも得意だったのです。 『燈籠』『きりぎりす』いずれも女性の一人称による告白体の作品ですが、その演劇化の差にもご注目ください。『燈籠』では一人芝居、『きりぎりす』では三人の俳優によって演じられます。原作をお読み頂いてから上演をご覧いただくと倍お楽しみ頂けると思います。な

          【劇団の代表作『タイタス・アンドロニカス』が無料公開中です】

          研修生2年目の頃、この作品にとって何回目かの再演がありました。稽古初日、膝を抱えて読み合わせを見学しました。初日とは思えないほど、濃密な読み合わせで、驚いたのを覚えています。 「ああ、この人たちは、この作品を上演することに命をかけているのだな。」と感じたのです。キャストを変えながら何度も何度も上演されてきた『タイタス・アンドロニカス』。その歴史への敬愛と意地のようなものを目の当たりにした、そんな気持ちになったのです。 あの日があったからわたしは山の手事情社に入団を決めたの

          【劇団の代表作『タイタス・アンドロニカス』が無料公開中です】

          こんにちは2020年

          遅ればせながら、明けましておめでとうございます。 旧年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。 昨年はずっとしんどいなあ、という思いが付き待とう一年でした。自分の未熟さ、愚かさを目の当たりにし、戸惑い動けなることがたくさんありました。今年はどうかな、すっかり前進したいもの。 松の内最後の今日は今年最初の稽古の日でした。実は…この年末年始、落ち込むことがあり、しんどさはピークを迎えていたのですが…稽古の間はそんなことは忘れていられたので、演劇という行為

          軍記ものが好きな理由

          「わたしにはコレがあるから大丈夫と思っていたけれど、それが揺らいでしまった時に、どう生きたらいいか分からなくなってしまった。」 さっきふと、以前先輩が話してくれた言葉を思いだした。もう5年も前のことだろうか。ふと胸の中に去来してくるものがあった。 そういえばこの先輩がきっかけで文楽を観るようになって1年が経つ。今では2〜3ヶ月に一度の楽しみになっている。 なぜ文楽に通い続けるかというと、下品な表現になるかもしれないが、コスパが良いからの一言に尽きる。毎日声を

          軍記ものが好きな理由

          台風の前日

          天災や災害は避けられないものなのか。ネットや周りの人の様子を見ながら、どうしようもできない大きなものが向かってきているのを感じる。運命ってこういう感じだろうか。そりゃ怖いわ。こんな天気だと頭も痛いし、正常な判断もできなくなるし、そんななかで運命に転がされる。恐ろしすぎる。ギリシア悲劇とか、祈りとか、そういうもののことを考えていました。

          文楽『妹背山婦女庭訓』を観にいく

          先日のことですが、『妹背山婦女庭訓』を観に国立劇場へ行きました。二部の観劇前に楽屋へお邪魔してお人形たちと対面。とてもハッキリしたメイクを施され、美しい面立ち。しかし彼らちょっと重い。でも人形遣いさん曰く、力で持つのではなく、軽く持つ。そしてテクニックで操るのです。とのこと。初めは、自分の姿をお客様に感じさないように、人形に演じさせるのが難しいとお話しされていました。 作品は初めての演目で、一部を見ずにいきなり超盛り上がる場からだったので、難しかったですが、面白かった

          文楽『妹背山婦女庭訓』を観にいく

          【へんてこの極み、35周年でござい!】

          所属している劇団 山の手事情社が創立35周年を迎える。それを記念して6月には二本立て公演を打つことになっている。 よくよく考えると、35年も劇団が続いているなんて、変な話だ。それも20代から50代まで、30人近い劇団員がいる。 この人たちが数ヶ月ほぼ毎日、顔を付き合わせてあーでもないこーでもない、と稽古している。演劇ってお金にならないんですよ、超アナログだし、時間かかるし。 しかしこの人たち、時どき稽古場を飛び出して日本中を回って公演する。時には海を越える。

          【へんてこの極み、35周年でござい!】

          【池上女優〜明子がいるBAR〜】第6夜

          【池上女優〜明子がいるBAR〜】 第6夜、終わりました!ご視聴いただいた皆さまありがとうございました😊😊❤️ 動画はコチラ 編集後記的な配信でやってこうと思った矢先…なんやかんやで一人配信となった夜でした。一周回って、初心に戻った感じ。笑 視聴者さんのコメントを拾いながら、配信で遊んでもらいました。途中、配信内にPolkaを設定しましたが、期間が1ヶ月なので、今日以降投げ銭いただいた方には次回の動画で「お名前+お帰り」をお返ししたいと思います。よろしければ❤️

          【池上女優〜明子がいるBAR〜】第6夜