名月楓華

いつも夢の中

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  • 4回目の入院中に書いたもの

    入院中に感じたこと、思ったことを綴ったものです。

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私について.改訂版

はじめましての方ははじめまして。 フォロワーのみんなはこんにちは。 このnoteを見てくださってありがとうございます。 過去に書いた自己紹介の内容が色々変わったので、この度、改訂版を執筆することにしました。 【基本的なデータ】 ・性別→体や心は女性。恋愛対象は女性(レズビアン)
・年齢→内緒🤫飲酒は合法とだけ言っておく。
・職業→大学生(栄養学生) ・好きなこと→コスメ集め、文章を書くこと、歌うこと、動画編集、おしゃべり ・MBTI→ENTP-T 【主たる病名など】

    • さようなら。もう会えないね。

      晴れているにも関わらず、黄砂で空は汚れている。 黄砂は明日ぐらいになると収まるそうだ。 モヤモヤした空と私の心はまるでシンクロしているようで気分が晴れなかった。 きっと最近あった「別れ」を消化できずにいるからだろう。 転院先での診察が終わり、早めに大学に着き、持て余した時間で気持ちを消化するかのようにこの文章を書いている。 3月30日 その日、私は二人の人とお別れした。 一人は彼氏だ。 今まで許せていたことが急に全て嫌になった。 生理的に無理になってしまったといったとこ

      • 言葉は手を動かすこともできるし、手を止めることもできる

        1ヶ月前ほどから夕食後の薬を飲むと吐いてしまう。だから数日前から薬を飲んでいない。 そのせいか夜なかなか寝付けない日が続いていた。 いつも夢の中へ潜り込むのは時計が2時を指す頃だった。 最近まで調子が良く、「このまま大学生活やっていけるかも!」と思っていた。 しかし、金曜日に授業が始まる時間を間違えてどうあがいても間に合わないので「体調不良で欠席します」と教授に嘘のメールを送ってから自己嫌悪に陥っていた。 それがきっかけなのか、薬を飲まないようにしていたからか、私は現実

        • 退院。さようなら閉鎖病棟。

          昨日の話だが、「看護師さん、すみません。冷蔵庫に入れておいたお菓子がなくなりました。」と看護師さんに話しかける患者。どうやら名前を書かずに冷蔵庫に入れてそれを誰かに取られてしまった模様。 こんな治安の悪い場所ともさよならだ。 慢性期病棟というだけあって1年〜数年入院している人まで様々だった。8割、9割が高齢者であって、面会にくる人はほとんどいなかった。いきなり叫びだす人、幻覚が見えているのかずっとニヤニヤしてる人、突然笑い出す人、支離滅裂な発言をする人。これは私の想像にな

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        • 4回目の入院中に書いたもの
          7本

        記事

          「死にたい」の考察

          退院して外の世界へ出たら…と考えたら他の人はどう考えるのだろう。 私は楽しみという部分もあるが「危ないことをせずにやっていけるか」という不安の方が強い。 実際、本当に死にたくなったときは歯止めが効かなくなる。衝動的に危ないことをしてしまう。誰かに止めてもらわないとやってしまう。 死にたいってなんだろうか。さらに言語化してみる。 死にたい、それはすなわち「辛くて自分一人では解決できない問題が多すぎる、この辛い環境から逃げ出したい、放棄したい」という気持ちを簡潔に表したもので

          「死にたい」の考察

          「思い出の中に溺れる前にこの場所でさよなら」

          二度寝をしていると窓から差し込む光に起こされた。そして、転落防止のために少ししか開かない窓から風の音がした。 とうとう私の住んでいる地域にも春がやってきた。 私が短大を卒業したときも風が強かった。この時期は決まって風が強くなるジンクスでもあるのだろうか。 この日は絶対に文章を書こうと決めていた。そしてもう一つ。インスタで投稿を作成しようと思っていた。 縮小垢である日突然始めた毎日の一曲を紹介するストーリー。 今日の一曲はYOASOBIの作曲を手掛けるAyaseさんが2

          「思い出の中に溺れる前にこの場所でさよなら」

          非日常は誰かにとっての日常

          明らかに目の焦点が合わない人、手の震えが止まらない人、大声で看護師さんに怒鳴る人、赤子が這うより遅い足取りで歩く人、そしてナースステーションには長蛇の列。 今日は朝から体調が優れない人が多い印象を受けた。 足の巻き爪が伸びてきてとうとう足の指に刺さるようになってきた。痛い。 爪切りを借りようとナースステーションに向かって廊下を歩いている途中に知らない人に話しかけられた。 「お名前何というんですか」 「名月です」 これは差別に値するかもしれないがあまり関わりを持ちたく

          非日常は誰かにとっての日常

          10年ぶりの再会。診察。

          「名月さん」 15時過ぎ。自分がいる病室に女性の声が響いた。 返事をして後ろを振り返るとそこに立っていたのは約10年前に私を診てくださった先生だった。 転棟したため、主治医が変わったのだが、最初はとても驚いた。まさか10年越しに再会することになるなんて。 「ご無沙汰です」 咄嗟に出た言葉。今思えば使い方を間違っていたと思う。でも、私はそんな余裕がなくて頭に思い浮かんだ言葉を口から放っていた。 「お久しぶり、名月さん。私のこと覚えてる?今少しお話しいいかな?」 主治医か

          10年ぶりの再会。診察。

          みんなと袴を着たかった

          3月。春の始まりを感じる季節。 閉鎖病棟からは外の景色は分かりにくい。 手っ取り早く外の情報を手に入れられるのはスマホだ。 SNSで桜の写真を見て驚いた。 私の住んでいる地域はまだまだ寒くて桜なんてとんでもない、春なんてまだ先のようだ。 もう一つSNS上で見かけた春がある。「卒業式しました」というメッセージとともに添付された袴の写真だ。 だんだん近づいている卒業式。もう来週に迫っている。残りの日にちを毎日数えるたび虚しくなる。 心身の不調によって先延ばしになった卒業。

          みんなと袴を着たかった

          転棟、そして地獄を見る

          「大変申し上げにくいのですが、退院してから3ヶ月以内に再入院となったため転棟になる可能性があります。」 主治医からこう言われてから約1週間後、私は転棟となった。 昼食の数時間前、看護師さんが持ってきてくれた台車に大量の荷物を乗せてエレベーターに乗って転棟先まで行った。 場所は慢性期病棟。おおむね3ヶ月以上入院する人たちがいる場所だ。 だいたいどこの病棟も雰囲気は同じだろうと思っていたが、その思考は大きく外れた。 エレベーターから降りると、まず、自分に多くの目線が刺さっ

          転棟、そして地獄を見る

          入院のスパンがどんどん短くなっている

          16時過ぎ。 閉鎖病棟の中で1番暇な時間と言っても過言でない時間である。 音楽を聴き続けることにも飽き飽きしてきた。Xの見過ぎで目が少し疲れている感覚がある。 唐突だが、私は今、入院している。 今回の入院を加えて私は休学中に3回入院していることになる。 休学の時間をほぼ入院に費やした。 ふと、ちょっと前に元の主治医から言われたことを思い出した。 「あんまり何回もスパンを開けずに入院すると社会復帰が難しくなるんです。」 例えるなら、夏場にクーラーガンガンの部屋に頻繁にいると

          入院のスパンがどんどん短くなっている

          最近のnote読んでくれている方は薄々気がついているかもしれませんが、入院しています。早く退院したい〜!

          最近のnote読んでくれている方は薄々気がついているかもしれませんが、入院しています。早く退院したい〜!

          真実の告白

          まさか3日連続でnoteを書くとは思わなかった… ※このnoteにはゲーム「omori」の重大なネタバレを含んでいます。未プレイの方は閲覧注意です。 妹のダンスレッスンへついて行った。 ダンスレッスンはとあるショッピングモールの中にある小さなスタジオで行われる。 時間は19時半からスタートで20時半に終わる。 ショッピングモールから自宅まで30分程度かかる。帰りの車で妹が寝ていた。きっと疲れていたんだろう。しかし、家についても起きない。この辺から私は妹に苛立っていた。

          真実の告白

          50錠の呪い

          この後、深夜2時に眠剤を50錠飲んだ。 飲み終わった後は「あーあ、やっちゃった」という気持ちになった。 それからすぐに口の中な苦くなった。弱い吐き気もあった。水を飲めば治るだろうと思い、飲む。しかし治ることはなく、そのまま眠りについた。 11時頃に目が覚めてお腹が空いたので1階のキッチンまで降りようとしたが足元がふらつく。手すりに捕まってようやく降りれた。冷凍の肉まんを2つ食べた。電子レンジで温めている間、頭がぼーっとしてたまらなかった。食べた後、またふらつきながら自分の部

          50錠の呪い

          深夜の戯言

          時計は23時を指した。 彼氏とLINE通話しているスマホからほとんど音が聞こえなくなった。 彼が眠るまであとどれくらいかかるのだろう。 当の私は全く眠気がない。 というのも11時半頃に家に着いてから15時頃までずっと寝ていたからだ。ざっと計算して3時間半寝たことになる。そりゃ眠れなくて当然だ。 突然だが、今、私は死にたくてたまらない。 持っている眠剤を全て飲んでから家の2階にある自分の部屋の窓から飛び降りようとしている。 薬と窓が「こっちにきて楽になろう」と言っている。

          深夜の戯言

          2024年の目標・やりたいこと

          はじめに とあるフォロワーさんが執筆しているのを見て私も書いてみたい!と思ったのでとりあえずリストアップすることにした。 1.ダイエット バルプロ酸ナトリウムやセレニカR錠で増し増しになった抑えきれない食欲のせいで今までの人生でMAXになっている体重をどうにかしたい。 あと、痩せないと普段の洋服はもちろんのこと、実習着やスーツも着れない。 足にも肉がついてさらには浮腫んでいるのでパンプスが履けないかもしれない。 なんとしても復学までには元の体型に戻らねば… 2.実習を頑張

          2024年の目標・やりたいこと