見出し画像

入院のスパンがどんどん短くなっている

16時過ぎ。
閉鎖病棟の中で1番暇な時間と言っても過言でない時間である。
音楽を聴き続けることにも飽き飽きしてきた。Xの見過ぎで目が少し疲れている感覚がある。

唐突だが、私は今、入院している。
今回の入院を加えて私は休学中に3回入院していることになる。
休学の時間をほぼ入院に費やした。

ふと、ちょっと前に元の主治医から言われたことを思い出した。
「あんまり何回もスパンを開けずに入院すると社会復帰が難しくなるんです。」
例えるなら、夏場にクーラーガンガンの部屋に頻繁にいると外の暑さに弱くなるといったところだろうか。

退院する→色んなことが積み重なって自分一人では対処できなくなる→爆発して何もかもめんどくさくなって放棄するために死のうとするor暴れる→親に叱られて猛反発する→暴れる→親に無理矢理病院に連れていかれる→病院に放り込まれて強制入院→ちょっと落ち着いて振り出しに戻る

こんな負のループに陥ってる。
今日はこのループのことを私が3ヶ月以内に病棟へ戻ってきたのでチェンジされてしまった主治医に話したところだ。

入院のスパンがどんどん短くなっている。たしかに元の主治医が言っていた通りになってきている気がする。
2回目の入院は退院してから約7ヶ月で病棟に入った。
3回目の入院はギリギリ3ヶ月以上経った状態で病棟に入った。
4回目(今回)は退院からあと少しで3ヶ月になるところで入院した。(退院から3ヶ月未満)
どんどん外の世界から解離している。

退院したら、今度はもっと短いスパンで病棟へ戻ってくるのではないのだろうか。不安だ。
外の世界で私はやっていけるのだろうか。
死のうとしないのだろうか。

外の世界は輝いて見えてどこか鬱くしい。
そんな世界は私にとって刺激が強い。でも、その刺激を求めている自分も頭の中にいる。

閉鎖病棟の中は制限はあるものの、入退院を繰り返すうちにだんだんどこか居心地の良い場所となっていた。
退院したいと周りには言っているが退院したくないような気持ちもある。

精神科と私の体がぴったりと張り付いている。
誰か剥がしてくれないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?