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「葡萄の聖母」ピエール・ミニャール【ルーヴル美術館の名品150選】30

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

ピエール・ミニャール作「葡萄の聖母」、1640-1650年頃、INV6634、1.21×0.94m、フランス絵画部門、シュリー翼

愛くるしい表現。
数々の暗示。
葡萄は「救い」、リンゴは「罪」。
聖母の赤と青の衣装、
キリストの白い肌着も意味を含みます。

◆葡萄が意味するもの◆

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