Megumi

国際NGOで、国内外の子どもの権利保障のための政策提言を担当しています。教育学修士。 …

Megumi

国際NGOで、国内外の子どもの権利保障のための政策提言を担当しています。教育学修士。 男児3人(小4、小2、年少)の母親。 ストレス解消は、本の大人買い・旅行・カフェめぐり。 ミッションは世界中の子どもたちが安心して、自分らしく、将来を自分で選択できる社会をつくること。

マガジン

  • 日々の備忘録

    日々考えていることを記録します。

  • 読書記録

    月10冊、年間120冊を1つのベンチマークに読書をしています。ビジネス本、政治経済、社会問題、教育、小説を好んでいます。読んだ本の中でおすすめのものをnoteにまとめています。

  • 子ども・子育て・教育政策あれこれ

  • スウェーデン訪問記2022年9月

  • 論文の貯蔵庫

    読んだ論文をメモ的に蓄積していきます。 基本的に自分のために読むので、教育、子育て、児童福祉などの論文に偏ると思いますがあしからず。

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アドボカシーという仕事

困ったなぁと思う質問があります。 それは「どんなお仕事されているんですか?」です。 「医者です」 「高校の先生です」 「本を作る会社で働いています」 とかって質問してくれた人とイメージが共有しやすいですよね。 でも「アドボカシーをしています」って答えたら、質問した側からすれば、なんじゃそりゃ(笑) 今日はそんな私の仕事についてご紹介したいと思います。 私は、子ども支援専門の国際NGOで、アドボカシー(政策提言)を担当をしています。2年ちょっと前に書いた自己紹介では、

    • 「答えを教えてほしい」にどう応えるか

      2024年になりましたね。 新NISA制度が始まって、日経平均株価が連日のようにうなぎ登りで、投資についての記事や投稿が溢れているように感じます。 「あれ、Megumiさんが投資の話?」と思った方。 安心してください。この投稿で、NISAや資産運用について考えたいわけではありません。 ただ、とても分かりやすい例えかなと思ったので、続けます。 あなたが、これから投資を始めるとします。 その時に知りたい情報ってどんなものがあるでしょうか。 どの証券会社で口座を開設するのが一

      • 2023年の振り返り②今年の漢字

        2023年を振り返ってみると、今年の漢字は「動」か「飛」か…というぐらい動き続けていました。 仕事では、出張が毎月のようにあり、日本各地で子ども支援関係者とたくさん対話を重ねることができました。「子どもたちによりよい社会を」という想いを持つ方々との対話は何にも代えがたいものでした。毎回、出張先で語り明かすのが楽しみのひとつで、私の活動の原動力でもありました。 年始にひそかに立てていた現場視察12か所という目標も叶いました。視察を受け入れてくださったみなさんには感謝しかあり

        • 2023年の振り返り①読んでよかった本、まとめてみました

          2023年も残すところあと数日ですね。 今年は仕事の幅が広がり、飛ぶようにあっという間に1年が終わりました。 いつもバッグの中に本を忍ばせ、隙間時間があればここぞとばかりにページをめくる私でしたが、今年は差し迫った仕事の資料を読むことが多く、超短期インプットをすることが多くなってしまい、じっくり小説の行間を味わったり、本を読みながら思索に耽る時間を取ることができませんでした。 今年読み切った本は48冊と去年の半減でした。 振り返りを書くか迷いましたが、少ないながらも記憶に残

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        アドボカシーという仕事

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        記事

          「産休・育休中のリスキリング」は、後押しすべき?

          先週金曜日(1月27日)の参議院本会議でびっくり仰天な質問が飛び出し、話題になっています。 それに対して岸田総理は、「育児中などさまざまな状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」と答弁。 今日(1月30日)の衆議院予算委員会では、自由民主党の鈴木貴子議員からリスキリングに問われて「あらゆるライフステージで、本人が希望した場合には、それに取り組める環境整備をすることが大事だという趣旨だ」と答弁していました。 私は、「学び直しをしたい人がそ

          「産休・育休中のリスキリング」は、後押しすべき?

          2022年のベスト10冊

          2022年も残すところあと少しですね。 今年は読みきった本が80冊でした。 ここ数年、年間読書目標を月10冊、120冊に設定していますが、なかなか難しいです。 子育てと仕事に追われる毎日でどうやってインプットを継続するかは2023年に持ち越す課題になりそうです。 さて、今年読んだ80冊から、今年の10冊を選びました。今年は読み応えのある長編小説に出会えて満足度が高いです。一言コメントをつけたので、皆さんの選書のご参考になれば嬉しいです! *** ・同志少女よ、敵を撃て

          2022年のベスト10冊

          スウェーデン訪問vol.1 雑感

          北欧。 社会福祉や教育に関心がある人なら1度は行ってみたい地域なのではないでしょうか。 教育マニアの私も例に漏れず、大学生の頃からずっと北欧に行ってみたいと憧れていました。 そして、遂に念願のスウェーデン出張がやってきました。しかも、シティズンシップ教育・民主主義教育がさかんなスウェーデンで、4年に1度の選挙が行われる、その直前。なんて幸運なことでしょう!! 空の上から、ストックホルムの街並みが見えてくると、感極まって涙が出てくるほど胸が高鳴っていました。 渡航前は、

          スウェーデン訪問vol.1 雑感

          夏の終わりに思うこと〜小3&小1の夏休み記録〜

          子どもが小学生になって3回目の夏休みが終わりました。今年からは長男と次男2人が、そろって40日以上も自宅で過ごしました。 ふぅー長かった!! 体感的には8月上旬が母親である私が1番きつかったように思います。子どもたちは毎日休みを満喫していて、「もっと休みがいいなー」と言っていますが、これ以上長かったらと考えると末恐ろしい…。 来年の自分宛に、備忘も兼ねて、今年の夏休みを振り返っておこうと思います。 <基本的な過ごし方> ・だいたい8〜10時間仕事 ・在宅勤務7割、外出

          夏の終わりに思うこと〜小3&小1の夏休み記録〜

          胸に突き刺さった「時間貧困」という言葉

          今朝の日経新聞。 とある記事の冒頭一文が私の心を突き刺した。 我が家は小3、小1、3歳の3人を育てている。 共働きで、夫婦とも残業も出張もあり。土日も子育ての合間にできたら仕事を終わらせたい…というような状況。 我が家はこの調査に協力したわけではないが、もし調査対象になっていたら「十分な育児家事や余暇の時間を取らない状況に陥っている」と判断されてもおかしくないだろう。 その状況を甘んじて受け入れているわけではなく、我が家には新三種の神器と言われる「食器洗い乾燥機」「ロボ

          胸に突き刺さった「時間貧困」という言葉

          生き物好きな小学生の読書ログ(低学年)

          自然科学系が大好きな小3、小1の読んだ本の備忘です。図書館で本を借りるときに何を読んだのかわからなくなり、予約管理が煩雑になってきたので、タイトルだけ書いていきます。 本選びで、誰かの参考になれば嬉しいです。 ※随時更新します *サバイバルシリーズ *どっちが強いシリーズ *おばけずかんシリーズ(小1から/どうわがいっぱい 講談社) ・うみのおぼけずかん ・やまのおばけずかん ・がっこうのおばけずかん ・まちのおばけずかん ・がっこうのおばけずかん〜ワンデイてんこうせい

          生き物好きな小学生の読書ログ(低学年)

          子どもたちのために重要な国会が始まりました

          こんにちは。 今年の抱負をnoteに投稿しよう!と思ったまま、あっという間に20日が過ぎてしまいました(涙) 今回は、私の個人的な抱負ではなく、17日から始まった国会について書きたいと思います。 2022年は、日本社会での子どもの権利の実現に向けて、とてもとっても重要な子どもたちの未来を決める1年になりそうです。 というのも、今週月曜日17日から始まった通常国会は「こども国会」とも言われるぐらい、子どものことが目玉法案として審議されることになっているからです。 ニュー

          子どもたちのために重要な国会が始まりました

          読書記録をつけて気付いたこと 〜小2の夏休み〜

          小学生の夏休みも残すところあと1週間ちょっと。  コロナが猛威を振るうタイミングと夏休みがちょうど重なって、近くの水族館や博物館にすら行けない厳重警戒モードで過ごしているうちに、長男の小2の夏休みは終わってしまいそうです。 思い返せば「夏休みがが始まったら週休3日にして子どもたちと科学館めぐりなんていいかも!」と、どこに行こうかを妄想していた7月頭が1番幸せだった気がします。 夏休みがはじまりました!しかし…学童にも行かない。 近所のお友達を誘って家の外で遊んだら?とけ

          読書記録をつけて気付いたこと 〜小2の夏休み〜

          「学童行きたくない」発言のそれから

          去年7月のこと。 コロナによる臨時休校が明けて小学校と民間学童に通うようになった小1長男が、「まさか学校の後にまた学校(=学童)に行くとは思わなかった」と衝撃の発言し、長男と夫と私の三者会議を経て結局夏休み明けに民間学童を辞める事態となりました。 詳細はこちらのnoteにまとめています。 2学期から冬休み、春休みと経て、小学校2年生になり、いよいよ最大の難関、夏休みがやってきます。 夏休みを前に ・小1の2学期から小2の1学期までどのように放課後を過ごしたのか、 ・小2

          「学童行きたくない」発言のそれから

          結局やり抜く力と知能はどちらが重要なのか?

          かれこれ1ヶ月半ほど前。 私のTwitterタイムラインに興味深い論文が流れてきました。 Grit(グリット)といえば数年前に 「やり抜く力」 という本が出て以来流行っている非認知能力のひとつです。 雑にザクっと要約すると【成功するために大切なのは、優れた資質よりも「情熱」と「粘り強さ」、すなわち「グリット(GRIT)」=「やり抜く力」なのです】と主張する本で、学力重視の教育に一石を投じ、日本でもベストセラーになりました。 その流れに「ちょっと待ったー!みんなグリッ

          結局やり抜く力と知能はどちらが重要なのか?

          【読書メモ】BAD BLOOD

          「一滴の血液ですべての病気を診断する」という壮大な理想を掲げたヘルステック・スタートアップのセラノス。 シリコンバレー最大の捏造スキャンダル! セラノスの巨大詐欺事件の全貌を暴く! というキャッチコピーに惹かれ、恥ずかしながらセラノスもCEOのエリザベス・ホームズのことも知らなかったのですが、どれだけの犯罪だったのかと期待して本書を手に取りました。 読み進めるうちに、この事件は巧妙な組織的犯罪というものではなく、CEOエリザベス・ホームズがパワハラと秘密主義で会社を統治し

          【読書メモ】BAD BLOOD

          「学童に行きたくない」発言から考えた小学校低学年の放課後の過ごし方

          去年の今頃の私。 1ヶ月半後に迫った長男の「小1の壁」に少しだけ怯えるものの、民間学童と学校併設学童の申込が完了して、長男の放課後問題は無事に解決したと安堵していました。 さらに、次男が通う保育園への三男の入園が決まり、着々と準備が整っている手応えがありました。 コロナ前は、18時頃職場を出て駅までダッシュ!18時半の保育園迎えギリギリ(か遅刻)の生活だったので、長男が週5日学童で過ごすのは決定事項でした。 詳しくはこちらの連ツイへ それなら、放課後を少しでも有意義に

          「学童に行きたくない」発言から考えた小学校低学年の放課後の過ごし方