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フランスでお仕事色々

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2021年11月の記事一覧

Bouche à Oreille

Bouche à Oreille

(写真は、幼稚園児向けの舞台美術。フランスでは、幼児期から年齢に合った内容や上演時間の舞台を観せて、観劇マナー等学んで行きます)

フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。

舞台衣装家をどのように志し、渡仏し、どんな舞台を手掛けて来たか。

思い出しつつゆっくりと綴っています。

本日のお題、Bouche à Oreilleとは、友人知人の紹介で仕事が入る事、クチコミ?現在私にはこ

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既に仕事納めが一つ。

既に仕事納めが一つ。

愚痴になりそうなお話なのですが、2021年のクレテイユカンパニーでのお仕事が、無事仕事納めとなりました。

クレテイユカンパニーのお話は↓こちら↓

初期からずっとお世話になってるし、intermittent de spectacleの身分保持が難しそうな時には必ず助けてくれたアトリエなので、辛い辛いと言いつつも通い続けてほぼ20年。

この度、本当に疲れ切って気力消失してしまい、来年からはお付き

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17: 大量生産が多いわけ

17: 大量生産が多いわけ

フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。

舞台衣装家をどのように志し、渡仏し、どんな舞台を手掛けて来たか。

思い出しつつゆっくりと綴っています。

写真は、数年前のDMEO。テーマは18世紀でした。

続く大量生産 
最近、2024年の舞台の話が入りまして、それが衣装2000着以上になる模様。

所属しているアトリエが、そもそも街のカーニバル衣装(と言うより仮装)を作っていたので

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16/初めての劇場仕事は

16/初めての劇場仕事は

フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。

舞台衣装家をどのように志し、渡仏し、どんな舞台を手掛けて来たか。

思い出しつつゆっくりと綴っています。

履歴書持って、直談判リヨンに住んでいた頃から、時々呼ばれてパリでお仕事してましたが、本格的に家族で上京して仕事を始めたのが、20年ほど前。

娘が2歳半で幼稚園(フランスは義務教育)に入園するまでは一時仕事を控え&パリ 上京とも時期が

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15/ Dix mois d’école et d’opéraについて

15/ Dix mois d’école et d’opéraについて

フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。

舞台衣装家をどのように志し、渡仏し、どんな舞台を手掛けて来たか。

思い出しつつゆっくりと綴っています。

2021-2022シーズン。

3回のロックダウンで、舞台が予定されてはキャンセルが続いた1年半が過ぎ、シーズン始まって以降あちこちからお声がけいただき、ノンストップで製作中。

そんな中、2022年6月のオペラバスチーユ、アンフィテ

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ガルニエの次はバスチーユ

ガルニエの次はバスチーユ

今期のシーズンスタートからはや2ヶ月強。

既に2つの舞台は無事に終わり、月曜日からは毎年恒例、オペラ座アカデミーの為の衣装打ち合わせが始まります。

舞台は毎年6月、オペラバスチーユのアンフィテアトルでありますが、その間多分採寸の為に一度だけ顔合わせしたら、舞台1週間前の劇場入りまでフィッティングする事なく進めて行きます。

私の担当するのは、Dix mois d’ecole et d’oper

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