見出し画像

29歳、フリー。未来に残る志事をする人になる。


もうすぐ、8月が終わる。


去年なんかは、昼の12時に電源が入るようにエアコンのタイマー予約をしていたのだけれど、今年はなぜか、24時間27℃設定で付けっ放しにしている。

理由は、「犬猫がいるから」と、去年も今年も変わっていないのに。しかも令和になって最初の夏は随分と遅刻していたようで、「梅雨明けって、あれ?まだだよね?」と言い続けて、やっと到来したSUMMERだった。とはいえ、急に夏本番をぶつけられた私たちはその温度変化についていけなくて、結果として我が家では「もう、24時間エアコン付けっぱでいい?そっちの方が電気代安いらしいし。知らんけど」だった。

最近の小学校は、すでに授業が始まっているらしい。ちょうど一昨日、有給消化の間に取ろうと思っていた整理収納アドバイザー2級を受講していたのだけど、隣接する校庭からはとてもにぎやかな声が聞こえてきていた。

自分が小学生だった頃の確かな記憶はないけれど、それでもなんとなく、8月31日までが夏休みだったような気がする。だから、9月になったら秋。ということは、もう、夏じゃなくなるんだ…。

そんなことをボンヤリと考えながら、渡されたテキストを暗記し、「ここ試験にて出ますよ、メモしておいて下さいね」という指示を受け、付箋にメモを書いて貼っていた。

…今から約3ヶ月前、私は決意した。

noteを始めて1つ目の記事だ。

夫婦「生活」をすること。そして、自分が抱いている「子どもが欲しいかどうかわからない」という出産に関するモヤモヤをしっかり考える体制を整えること。そして、30歳の節目を前に、今後の人生をどう生きたいか、自分と向き合うこと。

そのために、私は、あと2日後の8月31日で退職する。これはもう6月末には、決めたことだった。

来月、9月20日で、私は29歳になる。

今の働き方やライフスタイルで、月に手取りで16万を得るという仕事を、これから先も続けていくことはできるだろうか。身体にしろ、精神にしろ、酷使しているところはないか。自分の、自分と旦那さんの「生活」をないがしろにしてまで打ち込むほど、その仕事に自分を捧げる何かがあるだろうか。

否、私にとって大事なのは、私という存在でしか代わりのきかない「私の旦那さんの奥さん」という場所だ。仕事は楽しいし、やりがいもあったけれど、このままだと本当に「生活」が破綻する。旦那さんとの仲がこじれるような働き方、生き方になるような仕事なら、辞めよう。私には、会社でキャリアを積むことより、この先浮気されたり離婚したりして独身になった時のことを考えるより、今ある二人暮らしを大切にすることの方が、何百倍も重要だ。

素直にそう思った。考えれば考えるほど、それでいいのだ、私は、と思えた。

(ここには、マイナスな感情は1ミクロンほどもない。間違っても、女の働き方云々とかじゃなく、私はただ、旦那さんという人間が面白いから、その人との生活を大切にしたいと本気で思っているだけ)

きっと29歳が私にとっての1つの大きなターニングポイントで、これから始まる1年間でたくさんの人に出会い、思いを伝え、より自分の抱く思いを昇華させていく必要がある気がする。

なぜだか分からないけれど、未来の自分が、そう言っているような気がして、フリーという毎月お給料が振り込まれなくなる状況になるにも関わらず、とても前向きな気持ちになっている。

そう、私は今、とてもわくわくしている。

好きなところに顔を出し、面白い人と面白いことをし、30歳からは、私という人生をかけて長く取り組んでいく「志事」に夢中になるのだ、と、思っている。

…自分でも、少し妄想が激しい節があることには気づいているので、おかまいなく。

そして、1つ目のnoteから辞めると決めるまでの間に、ひとつの目標ができた。

ざっくり言ってしまえば、もちろん軸として「稼げる人」になりたいのだけれど、50歳過ぎたら、また違う好きな仕事をしてみたいという思いもあるし、趣味に没頭してみたい気もするし、まだ見たことのない世界を旅してみたいという思いもある。だから、この目標は、私が50歳になるまでに達成する。


「山梨に、日本一出産にやさしい地域をつくる」


それはまるで、1つの町のように。


きっと、私にはできる。そんな気がしている。

かつて、今まで彼氏がいたこともなければ、彼氏が欲しいと思う気持ちさえ理解できずにいた24歳の私が「26で結婚する!」と思い立って、当時一緒に働いていた他の社員さんたちに公言したりして。その時は、誰一人として信じていなかったけれど、あの私が、本当に26歳で結婚できたんだもの。26で結婚、と言い切った時も「根拠のない意味不明な自信」があった。一種のひらめきのような、未来の自分からの喝だったような。

「私、26で結婚する。なんだかんだで、たぶん1年くらいは必要でしょ?ってことは、そろそろ環境変えなきゃ。」

そうして高卒から約6年ほど働いた会社を24歳で辞めて、その次の会社で出会ったのが、今の旦那さんなのだから。


結果オーライ。オッケーオッケー。

あの時と似た、この感覚。

「人生はタイミング」
「神様は乗り越えられる試練しか与えない」

そう。最近まで忘れていたけれど、私の行動指針はきっとこの2つだった。もう少し、あと2年くらい若かった頃には「死ぬこと以外かすり傷」も入っていたけれど、かすり傷じゃ済まないことも大いにあり得る歳になってしまったから、これだけは平成に置いてきた。

まずは、ゆっくり「生活」をしてみようと思う。

朝起きて、朝ごはんを作って、一緒にご飯を食べて、犬猫のご飯をあげて、小屋掃除して。2日に1回くらい洗濯をして、少しずつ部屋を片付けて。(なんでも床置きしてしまう私だから、あっちからもコッチからも、同じようなものが出てくるかもしれない。さっそく整理収納アドバイザーの知識が役に立つはず)

洗濯物が乾いたら、畳んで、しまって、夕方は積ん読になっていたあの本やこの本に手をつけて、暗くなる前に夕飯の買い出しをして、旦那さんが帰ってくるまでに持て余す時間はゴロゴロしたり、犬猫にご飯をあげたり遊んだり、もふもふしたりして。「帰るよー」のLINEが来たら、最後の仕上げをして、完成。帰ってきた旦那さんと夜ご飯を食べて、たまにはハイボールやワインでも飲んで、食器洗いは旦那さんの当番で。(ご飯を作ってない人が洗い物当番)

好きな時間にお風呂に入って、歯を磨いて、髪を乾かして、ゴロゴロして。SNSのチェックして、隣でごろごろしながらゲームしてる旦那さんに、面白いツイート画面を見せたりして。新しく発見したことや、やってみたいことを相談したりして、心穏やかに、なんの縛りもなく、旦那さんと犬猫と過ごす。

…そうは言っても、旦那さんの給料も田舎の平均的な給料だから、私もバイトして稼がないといけないわけで。

ただ、その動き方をどうするかをよく考える。今まで、とりあえず転職してきたけど、もっともっと、考える。せっかく「フリー」になれたんだもの。自分の今後の人生を、旦那さんとの人生を、どう生きていきたいか。どうやって稼いでいくのか。よく考えて、ポジティブに、人生を、より面白く。


**「子どもが欲しいか、欲しくないか。自分は産みたいのか、育てられるのか。」 **


それはそれは大きな決断で、今すぐじゃなくてもいいかもしれない決断なのだけれど、一人の女性として真剣に考えようと思うから、とりあえず、30歳の誕生日を迎えるまでには、そのタイミングでは「99%後悔しない決断」をできるようにしたい。

お金のこと、時間のこと、2人のこと。

その手段の1つとして、私は「山梨に、日本一出産にやさしい地域をつくる」ことを始めたい。自分が産む時にいいように、ではなく、産みたい人が産みたい時に、産める場所をつくりたい。そして、お金や制度のせいで、と悩む人が少しでも減るように、男の人も女の人も、いつか自分の赤ちゃんに出会う可能性があるかもしれない人すべてに、自分のこの先にの人生について真剣に考える機会になるような場所をつくりたい。

まずは、現実を知ること。

自分の遺伝子を引き継いだ新たな命が生まれるということは「遠い」ことなんかじゃなくて、自分の人生で、自分の暮らしの中で、自分の身体に起きることだと認識すること。自分の為にも、(人によってはまだ出会ってはいないかもしれないけれど、これからできる)自分の家族の為にも。

そして、私と同じような悩みを持つ人を少しでも減らせるお手伝いができたなら。それはきっと、これからの私の人生において大きな「志事」になる。一大プロジェクトだ。


新しいステージへ行くための退職。

令和元年の夏休みの終わりとともに、私は「フリー」になる。

縛られず、保証されず、なんでも挑戦していい私。


(今の気持ちは、まるで、ダイビングで海の底から遠い遠い水面を見上げた時のような、とても静かで、少し息苦しくて、胸だけがドキドキと大きな音を立てていた、あの感じ。

(あ、ここで酸素ボンベ壊れたら、死ぬんだろうな。)

冷静なようで、とっても怖かったあの瞬間。でも、目の前には、ずっと見てみたいと思っていた景色が広がっていた。青くて、揺らめいて、キラキラしてて、本当に夢のようだった。そうだ、あの日から私は、死ぬこと以外かすり傷だと思えるようになったんだ…)


たくさんたくさん、人に助けられてきた私だから、今度は、私が誰かの役に立つ人になる。私の人生の主役は、私だ。脇役なんかやってる場合じゃない。とんだ29歳だ。フリー、そう、フリー。ちゃんと旦那さんに相談して、旦那さんが止めないことなら、どんどん突き進もう。まぁ、たまにはダメって言われたこともやっちゃうと思うけど。資格取りたいとか。(そういう性格なのも含めて結婚してくれてありがとう。と言っておくね)

必要なものを必要な分だけ集めて、ちゃんと稼いで、「生活」して、人の役に立つ。人の役に立って、ありがとうって言ってもらえる仕事で稼ぐ。

来月、29歳。私、フリーになる。

手取り16万貰うだけでも、誰かから見れば恵まれているだろうし、また他の誰かから見れば、馬車馬にも見えるだろう。裕福ではなく、貧困とも違う、低所得な暮らし。そんな生き方を変えたいと思った。私の人生だもの。誰かの為に、仕事の為に、旦那さんとの生活をダメになんかしなくていいんだ。

誰にも縛られず、収入は保証されず、それでもやりたいことが見つかった超超超ドポジティブな私。旦那さんは心配してることもあるかもしれないけれど、より面白く、ポジティブに、強く生きていけるように。


ちゃんとした大人や、知ったかぶりな人たちからは、(そんなに甘くない)と言われるだろうけど、こんな世の中だから、私は挑戦しようと決められた。


「山梨に、日本一出産にやさしい地域をつくる」


私は、未来に残るプロジェクトを志事にする人になる。


…また、随分と長くなっちゃったな。ここまでお付き合い下さった方、ありがとうございました。私、頑張ります。

#働き方改革 #これからの話をしよう #山梨 #地域 #コミュニティ #低所得 #共働き #夫婦 #子育て #二人暮らし #仕事 #志事 #犬と猫のいる暮らし #フリー #主婦 #退職 #自由人 #ニート #ポジティブ

サポートして下さったあなたがいる、という気持ちを忘れず、より一層やる気を出して活動していくために使わせて頂きます。