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megane@麻酔科医
2020年12月5日 04:05
挿管というと、「喉頭展開」に意識がいきがちです。喉頭鏡でぐいっ、とやるおなじみの光景ですね。挿管する手前の一番重要なところ、というイメージですが他の下準備にも注目するべきです。他の手技にも言えることですが、成功の9割が下準備にかかっています。きちんと計画する、ちゃんと準備する。それでほぼ決まり。あとのことは細かいことなんです。挿管の下準備、それは「流れ」をちゃんと
2020年12月12日 02:32
挿管の時に「口が開かないな、、」ということありますよね。開口がイマイチな患者さんは確かにいます。でも、ちょっとまってください!やり方の問題で開口できていないだけかもしれません。この記事では最大開口させるための基本と、その解剖学的解説をしていきます。意外と教科書に載ってないんですね!図解で説明します。すぐに実践できるので試してみてください。この記事は1600文字で 3分
2020年12月21日 01:32
点滴をとる。そもそも点滴をとる目的はなんでしょうか?手術室では、薬を入れる、急速輸液する、輸血をする、の3つが考えられます。全身麻酔導入では「薬を入れる」が点滴の主な役割です。最低限、薬が入れば細い点滴でもなんでもよいということです。が、確実に血管内に入っていなければなりません。点滴は麻酔科医にとって生命線です。眠くなる薬も、痛みを取る薬も、血圧を調整する薬も全て点滴から入
2020年12月21日 00:49
昔、人工呼吸器がなかった頃麻酔中は麻酔科医がずっとバックをもんで「手動で」換気をしていました。今はこれを自動でやってもらうわけです。その為には指示(呼吸器設定)をしなければなりません。挿管直後の人工呼吸は「とりあえず」の設定でOKです。なぜなら呼吸器設定はバチっとはじめから決まるものではないからです。患者さんの状態をみながら調整していきます。とりあえずスタートしてみて、それか
2020年12月27日 14:05
麻酔科の数ある手技の中で、一番難しい手技は胃管挿入です。え?挿管とかCVとか、硬膜外麻酔じゃないんですか?そう思う人もいるかも知れません。が、最も手こずるのは胃管なんです。報告にもよりますが、文献上でも意識のない、挿管されている人の胃管挿入初回成功率は50%程度です。胃管挿入が難しくて、手術開始が遅くなってしまうこともあります。「なんで胃管ごときが入らないんだ。」そん