見出し画像

超人口減少時代

ここ一年 加茂市の建設会社で採用と育成と地域貢献色の強い新規事業案の打ち合わせに関わらせて頂いて凄く感じた事があります。

それは人口減少が与える効果は今のコロナウィルスの影響よりも年々じわじわと大きくなってくると思います。

実際にすでに人口減少→売上減、人手不足→廃業、倒産という光景も目にしています。

そんな中で、会社説明会などでは人口減少を就活生にも知って頂くため総務省が公開している人口数値を見れるリーサスのデータをお見せしています。

下記が加茂市のリーサスの人口推移データです。

2040年には現在27000人位ですが2万人をきるという予測です。

加茂市のデータ


昨年の秋くらいから地域貢献や地域活性化的な情報をたくさん入手した時に多くの自治体が人口減少を食い止めるもしくは人口増加を目的と言って移住者を募るというような施策をしていること、そういう活動に対して国が大きな補助金や交付金を出していることを知り、最初はそのお金をゲットして人口増加をうたった何かをしようとか、空き家対策としてそこに住みたいという人を増やしていこうという考えのもとに経営計画書を作ったり、上手くいってる自治体の事例などを参考にこの地域にどう落とし込めるかという事を真剣に考え、悩んでいました。

このまま人口が減少したらすでに財政がヤバいと言われてる加茂市は確実に破綻するし、この地域に住んでいる私の大好きな人達、特に商売されてるような経営者や自営業の方達はきっと物凄く苦しい状況になってしまうのではないのかという風に思ったからです。


だからと言って年間300人以上住む人が減っていくという中で、100人移住者増やしましたとかで喜んでいても何も解決していかないと思いどうしたらいいんだろうという風にフリダシに戻った感もありながらこの問題をいろんな人に聞いてみました。

国会議員さんともつながりのある他市の議員さん

加茂市の市議会議員さん

他の市で地域活性化に取り組む素敵な経営者

東京に住んでいるいろんな職業の人達(イケイケの経営者、一部上場企業のサラリーマン、芸術関係、ニート)

この地域に住んでいる様々な人達(経営者、個人事業主、サラリーマン、ママさん、おじいちゃん、おばあちゃん)

そして就活生さん達

いろいろな人のいろんな考えや想いを聞いたときに一つの考えが自分の中で芽生えました。


人口が少ない=不幸ではない


現在加茂市は人口2万7000人ですが、隣の田上町は人口1万3000人です。

そして現在の田上町に住んでいる人が皆さん不幸かというとそうではない

つまり減少率が大きくなると当然いろんな変化に対応しないといけないですが人口が少ない自治体でもバランスさえとれていれば幸せを感じる生活を送ることは可能だという事

現在と同じ歳入と歳出をやろうとしたら無理はしょうじるけど、確実にいろんなことを縮小させていき、その人口に見合ったことへアジャストしていけば問題ないし、そういう時こそ個人でいえばご近所さんとのお付き合いの中で頼り頼られるような関係で何か困り事があったら、画一的なサービスに頼るのでなく、

「昔の人達がしていた同じ地域に住む仲間同士で助け合うというスタイル」

を自分達が持てれば、いろんな困りごとが解決していくのではないのかと思いました。

だってもともと明治維新くらいまでは

日本の人口は3300万人位だったのだから


そしてその時代に住んでいた人は必ずしも不幸ではない、つまり人口が減るという事に不安や恐れを抱き過ぎていた自分がいたことに、そういう事を煽る情報に飲まれていたことに気づきました。

そして自治体単位でいえば、個人と同じで近隣同士の自治体で助け合う事が出来たら解決できる問題っていろいろあると思います。

個人で出来ることはたかがしてれるので、自分本位でない助け合うという繋がりがこれからの時代かなりキーになるのかなと思い始めました。


経験豊富でかつ時間的に余裕のある年配者の方達に頼り

パワーと実行力のある働き世代の人が頼られ

ただそこにいるだけで全ての人に勇気と希望を与える子供達がいてくれたら


。。。こんな関係をこの地域に住む人達の多くが出来たら

これってかなり安心した生活が送れるんじゃないかなと思いました。

そして経済でいえばインターネットの力を活用すれば

時間と場所を選ばず世界中の人と繋がれ、そこに個人でもビジネスチャンスを産むことも可能だし、リモートが進めば空気や水、食べ物がおいしくて健康的に過ごせる田舎でのワークをしたいという都会の企業やそこで働く人達が定住はなくてもある一定期間だけでもこういう田舎に住みながら、田舎暮らしの素晴らしさを堪能し、その交流の中できっと素晴らしい何かが生まれる日も来るかもしれない

っというポジティブな妄想も膨らんできます。

「可能性は無限大」


でも。。。。

・長年このやり方でやってきた

・自分にはできない

というような変わらない理由、変えたくない理由をあげればキリがなく、そういう考えを持つ人も多い田舎ですが、そんな中でも自分の活動が少しでもこの地域の人達に

イケるかも!!


っていうビジョンの拡張を促せたら最高だと思いシェア人材という新しい働き方をこの田舎で実現し、流行らせたいと思っています。

シェア人材の詳しい内容は次回で(笑)

今回もガッツリ長かった~

ここまで読んでい頂き本当に感謝します。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?