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NY在住21年です。「アメリカの政界は最強の群像劇」をモットーにニッチな原稿書いたりし…

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NY在住21年です。「アメリカの政界は最強の群像劇」をモットーにニッチな原稿書いたりしてる、某日系メディアの元ニュースD。基本5000~1万字くらいの長い記事ばっかりですが、部分ごとの拾い読みも大歓迎です。村上龍、ムーミン、藤井フミヤ、パン、白くてもふもふしたものが好きです。

最近の記事

ショーン・"ディディ”・コムズ被告勾留続く 恐怖の拘置所「MDC」とは?【限定ニュース記事】

ニューヨーク南部連邦検事局は16日、ミュージシャンで実業家のショーン・コムズ被告を組織的な性的人身売買などの罪で起訴しました。被告は無罪を主張していて、被告代理人は二度にわたって保釈を求めましたが、裁判所はこれを却下。被告は現在、ニューヨーク、ブルックリンにあるメトロポリタン拘置所に収監されています。 メトロポリタン拘置所は、ニューヨーク市で唯一、連邦政府が管轄する留置施設で、刑事裁判の被告や受刑者らおよそ1200人が収監されています。 ミュージシャンのRケリー、仮想通貨

    • ラティーノZ世代パワー炸裂 ドミニカン・デー・パレード in NYCレポ 【限定記事】

      11日、ドミニカ共和国の伝統と功績を愛でるイベント「ドミニカン・デー・パレード」がニューヨーク、マンハッタンで開催された。途中、大勢の観客らがパレードのルートになだれ込み収拾不能になる“ハプニング”があったが、良くも悪くもZ世代のラティーノたちの熱気とパワーを見せつけたイベントだった。 ドミニカン・デー・パレードは、1863年8月にスペインからの独立を経て主権国家となったことを記念し、毎年8月の第二日曜日に開催される恒例イベント。今年で42回目を数える。 今年のテーマは、

      • 夏恒例! NYの道路を“占領”? NYCサマーストリーツ2024 【限定記事】

        ニューヨークの車道を南北20マイル(約32km)にわたって車両通行止めにしランナーやサイクリストたちに開放する夏の恒例イベント「サマーストリーツ」が、今年もパワーアップしてカムバックした。 このイベントは、普段は渋滞必至のマンハッタンの道路を一時開放し、健康志向のニューヨーカーたちに広々とした空間でエクササイズを満喫してもらおうというもの。毎年8月の土曜日に3週連続で、南はブルックリン・ブリッジから北はハーレムまで、マンハッタンの最もビジーな道路の一つ、パークアベニュー(と

        • ペルー独立記念日を“移民のるつぼ”で祝う 「インターナショナル・ペルービアン・フェスティバル」 in ジャクソンハイツ 【限定記事】

          19世紀、アルゼンチン、チリと南米諸国を相次いでスペイン帝国の支配から解放した軍人、ホセ・デ・サン=マルティン将軍は、1821年の7月28日、ついにペルーを独立に導いた。本国ペルーでは7月28日の独立記念日、そして翌29日の共和国建国記念日は1年のうち最も重要な祝日で、各地で大々的にイベントが行われる。 そのお祝いをここニューヨークのペルー人コミュニティーでも体感しようと行われるパレードが「インターナショナル・ペルービアン・フェスティバル」。28日の日曜日、クイーンズ区のジ

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          トランプ陣営の“バイデン路線シフト”と、バイデンの選挙戦撤退 米大統領選2024 

          21日、バイデン大統領が、次期米大統領選からの撤退の意向を表明した。 トランプの暗殺未遂事件からちょうど1週間、共和党大会最終日から2日後というタイミングだった。21日午後までに、バイデンはカマラ・ハリス副大統領を次期大統領に指名したと報じられているが、本当にそのとおりに進むのか、民主党や有権者は納得するのか、来月の民主党大会はどうなるのか、そもそも勝算はあるのか、不透明な要素が多すぎて、ここ1カ月は波乱続きになりそうだ。 実は、ちょうど共和党大会を勝手に総括して今まさに

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          バスティーユデー・セレブレーション2024 in NYC 【限定記事】

          235年前の7月14日、フランス・パリの民衆がバスティーユ牢獄を襲撃し、フランス革命が始まった。7月14日のバスティーユデー・セレブレーションは、文句なしにフランス国民最大のイベントとして、本国フランスはもちろん、世界各地のフランス人コミュニティーの間で盛大に祝われてきた。 中でもニューヨークのバスティーユデー・セレブレーションは、本国フランス以外では最大規模。毎年、米仏の文化交流協会「L’Alliance New York」があるマンハッタンミッドタウンのマディソンアベニ

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          NY版“夏の縁日” 「アップタウン・ナイトマーケット」 【限定記事】

          温暖化の影響もあって、年々暑さが増すニューヨークの夏。外で楽しみたいけどピーカンの日差しの下でのアクティビティはちょっとキツイかも…という人にオススメなのが、近年話題のナイトマーケットだ。 ナイトマーケットは、いわば夏の夜の「食フェス」。夏の食イベントといえば2011年にブルックリンで始まったスモーガスバーグが定番だが、ナイトマーケットは、その名のとおり夕方から始まる。ここ数年でクイーンズ、ブルックリン、ブロンクスとマンハッタンの各区でナイトマーケットが開かれるようになり、

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          トランプ氏有罪 次に目指すは米大統領初の弾劾か ちょっとあり得るシナリオ

          2024年5月30日、ドナルド・トランプ前大統領が、ニューヨーク州のいわゆる“口止め料裁判”で有罪になりました。罪状は事業記録改ざん、34の重罪すべてで有罪評決とのことです(分割払い1回毎に罪状をカウントしての34なので、1つ有罪なら全部有罪で当然なのですが)。アメリカの大統領経験者が刑事事件に問われるだけでも史上初と言われたのに、今や次期大統領選で事実上党の指名を勝ち取っている候補者が正式に犯罪者の烙印を押されるという前代未聞づくしの出来事だけあって、全米はこのニュース一色

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          共産主義と若者と量子力学ニューウェーブ〜オッペンハイマーの生きた時代<前編>【書籍レビュー】「American Prometheus」 by カイ・バード他

          “原爆の父”と呼ばれる物理学者、J・ロバート・オッペンハイマーの伝記映画『オッペンハイマー』が3月に日本で公開され(米国では2023年7月公開)、賛否両論が巻き起こっているようです。「原爆の悲惨さが描かれてない」という批判はさておき、「長い」「難解」「登場人物多すぎ」と感じた方はぜひ原作を手にとってみてください。映画がいかにコンパクトで、わかりやすく、登場人物を絞っているか、お分かりいただけると思います。 映画の原作となったのが、2005年初版のオッペンハイマーの評伝『Am

          共産主義と若者と量子力学ニューウェーブ〜オッペンハイマーの生きた時代<前編>【書籍レビュー】「American Prometheus」 by カイ・バード他

          【速報】一平さん事件 裁判資料で分かったこと

          **末尾に考察を加えました。 カリフォルニア州中央地区連邦検事局が、MLBドジャースの大谷選手の通訳だった水原一平さんを詐欺容疑で訴追しました。これまで450万ドルと散々言われていましたが、蓋を開けてみると「少なくとも1600万ドル(約24億5000万円)」とのこと。 450万ドルでも桁違いと言われていたのに、さらに桁が増えました。。。 あの一平ちゃんがすでに「水原容疑者」になり、明日にも「被告」になってしまうなんていまだにちょっと信じられません。が、捜査にあたったIR

          【速報】一平さん事件 裁判資料で分かったこと

          ハンター・バイデンの疑惑が色々ありすぎるので整理してみた

          28日、バイデン大統領の息子、ハンター氏を議会に招いて行われる非公開証言が、米下院で行われます。現在、米東部時間の午前9時10分すぎなので、今頃ちょうど始まった頃でしょうか。ハンター側が公開証言でなければ応じない、と言ったり紆余曲折ありましたが、これまで下院の監視委員会などが1年以上かけて散々煽ってきた疑惑の調査も、ようやく本人の登場とあって、いよいよ大詰めです。 Deposition(証言録取)というこの証言では、まず共和党から質問攻めに遭い、その後民主党からの質問の時間

          ハンター・バイデンの疑惑が色々ありすぎるので整理してみた

          「訴追されない」ダメージ 機密文書持ち出し事件”収束”は共和党がバイデン下ろしに本気出した証?

          バイデン氏が副大統領時代の機密文書を不正に自宅に持ち出した件について、8日、米司法省はロバート・ハー特別検察官(共和党。もともとトランプ氏の指名を受けたメリーランド州連邦検事長)がまとめた捜査報告書を公表。「バイデン氏は故意に書類を持ち出したが、疑惑を超えるだけの証拠がないので訴追は求めない」と結論づけたことが分かりました。 この件は、2022年夏にトランプ氏が大統領時代の機密文書をフロリダの自宅「マール・ア・ラーゴ」に不正に持ち帰ったことが発覚したことに端を発するものです

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          ハンター・バイデンの召喚状 弁護士の書簡に見る熾烈で執拗なバトル

          前回のブログの続きで、今回はトランプの選挙不正関連の裁判について詳しく書こうと思っていましたが、先週ハンター・バイデンが再び議会にサプライズ登場してメディアを騒然とさせる出来事があまりにインパクトが強く、ハンター応援団としてはそちらにアテンションを全て持っていかれてしまいました。 というわけで今回は、ハンター・バイデンのサプライズ、そしてそこから勃発した下院共和党とハンターの弁護士との書簡バトルについて書くことにします。(いつもに増してマニアックな内容になってしまいましたが

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          トランプの問題で司法がてんてこまいなので、一旦整理してみた

          前回、ドナルド・トランプ前大統領の大統領選予備選参加資格をめぐってアメリカの各州で司法判断が下され、連邦最高裁にプレッシャーがかけられているという件をお話ししました。 これとは別に、トランプの大統領選絡みの問題では免責特権をめぐっても司法判断待ちの状態で、これが今日、1月9日にワシントンDCの連邦控訴裁判所で審理が始まります。また選挙とはまったく別に、刑事事件で起訴されている件も複数あり、さらには民事で争われている件もあります。 これらの問題は、それぞれ動きがあったときに

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          トランプの被選挙権めぐる混迷ぶりがエグい件【アメリカ難解ニュース解説】

          年の暮れから、トランプ前大統領の周囲が再び騒がしくなっています。1月15日にアイオワ州でスタートする大統領選共和党の候補者指名争いに最後の追い込みがかかった矢先、トランプの選挙参加資格を認めないとする州が出てきました。 12月19日、コロラド州の最高裁判所は、トランプの大統領選予備選参加資格を認めないと判断。28日には、メーン州でも州務長官が同様の判断を下しました。いずれも今のところは上訴の結果待ちで、その判断が出るまではトランプの参加資格が認められることになっています。な

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          クリス・クリスティー  “カミカゼ式”追い落とし戦略でトランプと心中?〜米大統領選2024 立候補者ファイル②

          アメリカ大統領選、候補者が乱立した野党共和党も泡沫候補が徐々に撤退し、残るはフロリダ州知事ロン・デサンティス(45)、元国連大使ニッキー・ヘイリー(51)、実業家ビベック・ラマスワミ(38)、元ニュージャージー州知事クリス・クリスティー(61)、+ぶっちぎりのドナルド・トランプ(77)の、実質5人に絞られました。 当初こそトランプとの一騎打ちかと期待されたデサンティスの勢いは停滞気味。一方で、穏健派として高評価を得たヘイリーが大統領選の鍵を握る団体や有力政治家の支持を次々と

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