マガジンのカバー画像

週刊 入退院支援

12
入退院支援業務は病院だけでなく、患者と患者の家族も救う! という信念のもとに、入退院支援部門のシステム構築のお手伝いをしています。 日々、病院さんと入退院支援の運用を考えるときに…
運営しているクリエイター

#医療機関

目的別 システム構築のポイント⑥

目的別 システム構築のポイント⑥

今回は「ベッドコントロールの効率化」を目的としたシステム構築のポイントについてです。

■入退院支援業務とベッドコントロール「ベッドコントロール」という言葉を聞いて業務を思い浮かべるとき、その医療機関がどのような医療機関なのかによって、思い浮かぶイメージは変わるように思います。

まずひとつめが院内のベッドコントロール。急性期と回復期リハや地域包括ケア、療養などの複数の性質をもつ病棟を持っているケ

もっとみる
介護支援等連携指導の推進

介護支援等連携指導の推進

入退院支援業務の運用を見直す際は、入退院支援加算算定のための運用だけではなく、介護支援等連携指導料や退院時共同指導料算定のための運用も一緒に見直します。

■介護支援等連携指導料の算定要件についてB005-1-2 介護支援等連携指導料 400点
注1 当該保険医療機関に入院中の患者に対して、当該患者の同意を得て、医師又は医師の指示を受けた看護師、社会福祉士等が介護支援専門員又は相談支援専門員と共同

もっとみる
目的別 システム構築のポイント⑤

目的別 システム構築のポイント⑤

今回は、「地域包括ケアシステム・地域連携の強化」を目的としたシステム構築のポイントです。

■入退院支援業務における地域連携強化のポイントそもそも「地域包括ケアシステム」とはなんでしょう?

高齢者が住み慣れた地域で、自分らしい生活を最期まで過ごせるように、住まい・医療・介護・予防・生活支援をシームレスに提供するシステムのことです。
国は、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、地域包括ケ

もっとみる
目的別 システム構築のポイント③

目的別 システム構築のポイント③

今回は「働き方改革・医師や職員の業務効率化」を目的としたシステム構築のポイントについてです。

■入退院支援業務における業務効率化のポイントコロナで埋もれてしまった感がありますが、2020年度の診療報酬改定において「働き方改革」は最優先課題の一つでしたね。
特に勤務医については2024年4月から時間外労働時間を「原則、年間960時間までとする」ために、管理部門の方は色々試行錯誤されているのではない

もっとみる
入退院支援のメリット

入退院支援のメリット

今回は全般的に入退院支援システムを構築している医療機関向けのお話です。

■入退院支援のメリット言わずもがなですが、入退院支援業務を強化することには様々なメリットがあります。

ぱっと思いつくだけでも下記のようなメリットが思いつきます。
・平均在院日数の短縮
・働き方改革・医師や職員の業務効率化
・患者満足度の向上
・地域包括ケアシステム・地域連携の強化
・ベッドコントロール効率化
・入退院支援加

もっとみる