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スポーツに応用する アスリートへのコーチング①

このページでは、拙著「身体の症状から答えをひも解く『ハート』のメソッド」の本文を紹介しています。マガジンはこちら


7章 スポーツに応用する アスリートへのコーチング P127~130

それではここから、7章の最後までを使い、スポーツの分野に話をおきかえて説明を加えていきます。
私は、どのようなことがきっかけかは忘れましたが、大学のときにスポーツトレーナーになりたいと思っていた時期がありました。しかし、スポーツトレーナーに関して自分で調べていくうちに、理由は覚えていませんが興味がしだいにうすれていきました。

そして、それから20年ほど経ち、スポーツにハートの効用を活かしていく、という研究が私の中で始まりました。本書で案内するスポーツに関する内容は、ページ数にも限りがあるため、その一部となります。
まずは、調整方法としてハートの呼吸法を活かす具体例を2つ案内します。そして、症状や怪我を通して自分と対話をすることによって状況を変えていく内容を、また最後には、本番に向けた調整の大切さについて案内をしていきます。

これらはスポーツに関する内容ですが、日常の多くの事柄やその他の分野にも活かせると思います。それぞれの活動に合わせ、参考にしてください。

ケガをしたときの修復を助ける

骨折などをした場合に、回復力を高めることができます。
応急処置や病院で治療を受けることは、もちろん最低限必要なことです。ここでは、ハートの呼吸法を使ってできることを案内します。
骨折後ギプスをはめているときは、その部分を積極的に動かすことはできません。しかし、ハートの呼吸法をすることにより、ハートのエネルギーを骨折した部位に送ることができます。このエネルギーは質が高く、あらゆるものを調節する働きがあるため、回復を手助けしてくれると思います。必要性を感じる方はぜひ試してみてください。

ポイント
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ハートで生み出されたエネルギーが骨折した箇所に流れていくように、軽く意図を定めて呼吸法を行います。薬と同じように1回の適量というものがあります。あせらず、1日に10~20分ぐらいなど時間を決めて試してみてください。

ここで紹介している内容は、簡単な指標となるものです。骨折や怪我の状態、またはその人の心理状況により、回復の度合いは変わってきます。無理はしないように心がけてください。必要な方へは講習も用意しています。

ピッチングの制球力を生む

たとえば、野球でピッチャーがマウンドに向かう前にハートの呼吸法をし、落ち着いていれば、ボールの制球力に良い影響が現れます。なぜなら、呼吸法により心身の安定した状態を保てるからです。平常心(意識の中庸な状態)は、身体のパフォーマンスに良い影響を及ぼします。
また、練習時間のうち1日15分でもハートの呼吸法を取り入れていけば、さまざまな効果が期待できるでしょう。まずは、自分で日々の調整ができるようになり、心身ともに安定してきます。また、身体に意識が向かいやすくなるため、調整や修正が必要な箇所を理解しやすくなります。このように呼吸法を日々積み重ねていくことにより、本番の試合などでもその作用を活かすことができるようになります。

ポイント
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ハートの呼吸法、そして身体を通し自分との対話を日々くり返し行うこと。これにより自然とその人なりの手法が身についてきます。毎日ハートの呼吸法をしていると、ハートの感覚が芽生えてくるため、胸に手を当てなくてもハートの呼吸法ができるようになっていきます。

人前で胸に手を当てて呼吸法をすることは、少し恥ずかしさもともなうため、呼吸法を継続的に行うことはこの点でも役に立ちます。また、ここで案内している内容は、その他のスポーツのさまざまな場面で同様に活かすことができます。

P133~135「身体に意識を向け自分と対話をしていく」へ

ハートの呼吸法について:


メンタルの調整の仕方や意識の使い方を学びたい方、才能をさらに伸ばしていきたい方などに向けて、

アスリートの方、スポーツに関わる方に向けた各種講習
カウンセリング・コーチング をおこなっています。

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