浅草の洒落た古道具宝庫★「地球樹」デビューの話
こんにちは、まゆナベです♪
ラジオ配信がなんと3週連続お休み中!!
喉の弱さ、何とか克服したい。
そう、本日は自分のなんとかしたい「弱点」のお話です。
それでは本日もおはじめしましょう♪
私は「ダサい」に憑りつかれている
私には大変な問題がある。
「ダサい」のだっΣ(・ω・ノ)ノ!!!!
私は典型的なダサい人。
「飾り過ぎ」「張り切りの方向性」とか
とにかく商品が素敵に見えない「野暮」になる。
素敵な商品も素敵でないモノに変える能力という、
まったく必要ない魔法を持っているんじゃないかと思う。
そんな私は、すこぶる洒落た骨董店で修業している。
浅草の「東京蛍堂」
稲本店主は善い人だ。
甘い・厳しいから善い人ではない。
ダサい私を程よく放置してくれる。
可笑しなディスプレイで古物が可哀そうなことに
なっていれば、スッと変える。
口頭で注意するでもなく、お客を楽しませるべく
「恰好良い」を無言で魅せる。
翌日それを見て「ほうほうほう( ̄д ̄)✨」と学ぶ。
それで一年が経った。
現在、着物コーナーを任せてくれる。
でも「ダサい」という魔物はそう簡単に逃げてくれない。
ディスプレイは難航する時も多い。
店主はそれをわかっていて育つチャンスをくれている。と思う。
肝に銘じ、日々勉強している。
洒落た人に俺はなる!
困った、困った…簡単になれるワケがない。
しかしもっと困るのは、期待を込めてやっとこさ浅草に来たら「ダサい」を見せられるお客さんの方だと思う(。-`ω-)★爆笑
そんな時、
蛍堂のある六区通りの人たちが
「今日もキマッテルネ!」
「いいよ、そこから出てくる姿、本当にいいよ!」
と声をかけてくれるようになった。
声をかけてくれるようになったのには理由がある。
以前の私はダサい装いで店に来て、着替えていた。
でも店主はいつ会っても「蛍堂の店主」だった。
聞いたら
「俺らはエンターテイナーだからな。だから行きも帰りもこの装いでいるんだよ」
…(´゚д゚`)!?!✨
その日から私は変わった。
髪型も抜かりなく家との往復から
「戦前の洒落た着物の人」に徹している。
それは張り切るでもなく、店主の言う
「お客がギョッとしない装い、骨董屋の女将イメージ」
というテーマを乱さず徹底している。
全く苦にならない程度が良い塩梅。
それが半年ほど続き、
六区の人たちの視界にはいることが増えた気がする。
だからディスプレイも「エンターテイナー」に
なることにした。
=「普段から鍛え直す」のだ!!
いきなりは成れぬ「洒落てる人」
まず我が家の家具を変えることにした。
理想の部屋はこの本だった☟
この本を買ったのは10年以上前だろうか。
土砂で無くなった祖母の家が忘れられず悶々としていた私が、古家に興味を持つきっかけになった本。
内容はヤフオク大好きな著者が仕事場を兼ねた
夫婦のヤフオクハウスをつくる記録。
写真がいっぱいで、ヤフオクの見方、
お金をかけるところはリアルに、それっぽくするところはヤフオクを
うまく活用した最強バイブルなのだ!
「部屋のレイアウト」という壮大な海原。
10年経って、この本以外にも色んな「洒落ている」店・人に出逢い、
今は「この本のまんま」ではなく、少し違う感じが良く思っている。
でも!この本みたいに信念ある家になるべく、
洒落ている店に行き、家具を買うことにした。
浅草六丁目骨董屋「地球樹」
※注:基本的に古物店以外でも店内撮影は失礼にあたるので控えよう
夫と坊っちゃんと一緒に浅草の骨董屋「地球樹」へ。
以前蛍堂店主の紹介で知り合った地球樹の店主、加藤さん夫妻が営む骨董店。
小さな店内にぎっしり!かと思いきや、
目と鼻の先にもう一軒ガレージがあり、もう古道具好きには
たまらない数と内容の店なのだ!!
今回は3つの棚と丸椅子を購入。
蛍堂の稲本店主から10年前に加藤店主が引き継いだ大切な棚があった。
なんと今回こちらを私たち夫婦が引き継ぐことになった。
震える!!!!!大切にしよう✨
これは一目惚れだった。
ヤフオクとかネットの難点は手直し加減が見えづらいこと。
ダサい私も、リアルな祖母の家の家具を見て使ってきたから
この匙加減だけは、自信がある。
だからできれば実用古物はリアルで見て選びたい。
地球樹の家具は手入れをやり過ぎず、本当にリアルそのもの。
因みに地球樹が手直しする自転車を
浅草でよく見かける。
これもいつか頂きたい商品だ。
そして注目すべきは、地球樹はかなり良心的な価格ということ。
相場がわからない初心者さんがもし「高い!!」と思ったら、
他店を見てみると勉強になると思う。
何をもって安い高いと思うかにもよるけれども、ヤフオクやネットの場合、送料を加算して考えるとかなり高くつくことや、手直した加減が見えないのが盲点だ。
地球樹さんには色々お世話になっているし、何かお礼をと思っていたら
加藤店主が「亡くなった師匠の棚があるんだけれども、場所がなくてね。ここがピッタリくらいのサイズなんだよ」と漏らしているのが聞こえ、
見たら鍵付きの戦後だろう大収納本棚があった。
これだ!!と即購入。
そして店先で自転車修理をしていたお仲間の野田さんと嬉しそうに話す坊っちゃんが
やたら気に入って座っていた丸椅子も秘密で追加購入。
後日届けてくれた際、
「師匠の棚が入ったよ」と聞き、なんとも嬉しかった。
格好いい家具さえあれば、、、な、ワケではない
そして始まった、「ダサい自分改善」の日々。
次回は実際にダサい我が家へ洒落た古道具がやってきた☞カッコイイ家具もダサくする自分センスとの戦い☞
戦前古書に習ってレイアウトの勉強を始める話など。
お楽しみに♪
地球樹 東京都台東区浅草6丁目20−11
東京蛍堂 東京都台東区浅草1丁目41−8
2024.6.10 先負 まゆナベ♪
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