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思考の癖

こんにちは

生きているといろんなことがあります

どんな経験も決して無駄にはなりませんが
時には経験が邪魔をして『毒』になることもあります

何事も場数を踏むと、
個々でオリジナリティが生まれます

オリジナリティが、思考の癖を生むことがあります

無意識は、今までの積み重ねによって作り上げるので
今この瞬間にガラッと変える事はできません

幸せになれる思考を、少しずつ意識して繰り返し、
徐々に無意識を塗り替えていきましょう

苦しみは認知によって生まれます

苦しいと思うから苦しくなり、
幸せじゃないと思うから不幸せになります

それが、ざっくりと思考の癖というもので
人というのはこういう風に考えてしまいがちだ、と
いうことを挙げてみます

己を卑下する必要はありませんし、
これらの思考は、自分の心を守るための
思考でもありますので、大切な思考でもあります

この思考の癖に気づかない限り、
幸せにはなれないでしょう

まずは認知をすることです

そして、その思考をした自分を認め、
より良いと思う思考を意識してみましょう

心理学で知られる認知のゆがみ


①白黒思考

物事を非常に単純化して、二元的な考え方に
落とし込むことを指します

わかりやすくいうと、物事を白なのか黒なのかで
極論化して考えることです

少しのミスで全部がダメだと考えてしまったり
極端な判断を下すことがあります

このような極端な判断は、現実の複雑さを無視している
可能性があります

また、このような判断は、後にも挙げるような
過剰な規範や先入観にもつながることがあります

②過度な一般化

過度な一般化とは、個々の事象や人物を特定の属性や
特徴で一律に扱うことを指します

例えば、ある国の一部の人々が犯罪を犯したため、
その国全体の人々が犯罪者だと決めつけることや、
ある人物が一度ミスをしたために
その人物を全面的に否定することなどが該当します

たった一度のことでも、どんな状況下でも
起こるかのように感じてしまうことです

『いつも』『絶対』などの言葉をよく使うのが特徴的で、
情報を簡略化することで誤った判断や決定を引き起こす
可能性があり、個人やグループに対して偏見を持ち、
差別的な態度や行動をとる原因となることもあります

③マイナス思考

マイナス思考とは、
否定的で悲観的な思考スタイルを指します

マイナス思考の人は、物事を否定的に解釈する傾向があり
良いことが起こったとしても、
その裏には必ず何か悪いことが隠れていると
考える傾向があるそうです

悪いことには『やっぱり自分には無理』
良いことには『これはまぐれだ』と、
ポジティブな要素を否定してしまい
自分自身の良い側面や、他人の良い行動や意図を
見逃すことがあります

④結論の飛躍

結論の飛躍とは、根拠や論拠が不十分なまま
結論を急いで導こうとする思考の誤りを指します

具体的には、与えられた情報や論点から合理的な結論を
導くための推論が不十分であったり、証拠不十分なまま、
結論を出してしまったりすることが該当します

とてもわかりやすく表現すると、
根拠のないのに将来を決めつけてしまったり
人の些細な言動でその人の思考を
決めつけてしまうことです

このような思考の誤りは、偏見や先入観、感情に基づく
思考、不完全な情報に基づく思考などから
生じることがあります

⑤〜べき思考

「〜すべき」思考の人は、他人に対して何かを強要したり
自分自身に対して過剰な義務感を持つ人のことを指します

ネガティブな思考や過剰な責任感、柔軟性の欠如、
他人への圧力といった特徴を持ちがちです

物事や出来事に対して『〜すべき』や
『やらなければいけない』と考えてしまいます

⑥感情的決めつけ

感情的に決めつける癖を持つ人は、
あらかじめ決めつけた考え方や、立場を持っている傾向が
あり、新しい情報や意見が提示された場合でも
それを受け入れず、自分の先入観に基づいて
判断してしまうことがあります

自分の感情を優先させて、物事から目を逸らしたり
決断を先延ばしにしてしまうでしょう

ネガティブな思考に陥りやすい傾向もあり、
新しい情報や意見を受け入れることによって
自分の先入観が崩れることや
自分自身の過ちを認めることが難しくなるためだと
考えられています

また、論理的思考の欠如が見られることがあるようで
自分の先入観に基づいて判断するため
客観的な事実や論理的な考えを排除してしまい
正しい判断ができなくなってしまうこともあるようです

⑦拡大解釈と過小評価

拡大解釈と過小評価は、心理学用語で、
認知のバイアス(偏り)の一種です

拡大解釈は、ある事柄を大きく評価し、
問題を拡大して見る傾向を示します

例えば、小さなミスを犯しただけで
「私は完全に失敗した」と考えたり、

人の一言一言を過剰に気にして、
「あの人は私を嫌っているのではないか」と
思ったりすることが挙げられます

過小評価は、ある事柄を小さく評価し
問題を縮小して見る傾向を示します

例えば、自分の成果や努力を過小評価し
「自分はまだまだだ」と考えたり、
他人の批判や非難を過小評価して
「相手はただの嫉妬や悪口だ」と考えたりすることが
挙げられます

拡大解釈と過小評価は、現実的な評価や判断を妨げ、
感情的な反応や行動を引き起こす可能性があります


⑧レッテル貼り

レッテル貼りとは、人やグループに対し
一度に簡単に特定のラベルやステレオタイプを
貼り付けることです

例えば、「彼は怠惰な人だ」と言うことで
その人がいかに優秀で働き者であるかを見落とし
単純化されたラベルを貼り付けることによって
その人を誤解することがあります

レッテル貼りは、特定のグループに対して
偏見や差別的な態度を引き起こすことがあります

また、その人が本当にそうであるという
明確な証拠がない場合でも、
否定的な印象を与えることがあります


⑨個人化の誤謬(ごびゅう)

個人化の誤謬(ごびゅう)、
パーソナル・ファルシーと呼ばれる認知の歪みです

個人化の誤謬(ごびゅう)は、
自分自身を過剰に中心に据えて
何か悪いことが起こった場合に自分自身を責めたり
自分に対して責任を負わせたりすることを指します

また、自分にとって関係のない出来事を
自分自身に関係があるように捉えてしまうこともあります

例えば、友人が自分に会いに来ないと思ったら
自分自身に原因があると考えてしまったり、
自分が交通事故を目撃した場合に
自分自身が何らかの過ちを犯したために
事故が起こったのだと感じるなどがあるそうです

自己批判的な思考や自己中心的な思考に
つながることがあり、過度に自分自身を責めたり、
自分自身に責任を負わせることで
自尊心や自己効力感を傷つけることがあります

要は自分に関係のないことであっても
自分の責任に結びつけてしまったり、
悪い出来事が起きた時、理由もなく自分のせいに
してしまうことです

⑩フィルタリング

フィルタリングとは、ある情報や経験から
特定の部分だけを取り出し、それ以外の部分を
無視することを指します

例えば、何かをする際に成功した部分だけでなく、
失敗した部分も含めた全体を評価することが重要ですが、
フィルタリングをしてしまうと成功した部分を
過剰に評価して失敗した部分を見落としてしまうことが
あります

また、周りにたくさんの良いことがあっても
自分にとって都合の悪いことばかりに
目が行ってしまうことも、フィルタリングの一例です

フィルタリングは、自分の考えや信念を固定化してしまい
新たな情報や経験を受け入れることを
妨げることがあります

良いことをシャットアウトして悪いことばかりを見て
ネガティブな色眼鏡をかけたまま世界のすべてを
見てしまうのです

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

何でもネガティブに捉え、ポジティブな視点を否定し
必要以上に大きく悪く捉え、
ネガティブの世界にずっと浸りたがり、
決めつけた視点でしか世界を見ない

『自分は不幸だ』と感じる人は、
これらの思考の癖が、不幸を作り上げているのです

まずはご自身の思考の癖を認知すること

そして、少しずつでいいので
意識して変えていこうとすることです

これは私も実践済みです

10年前の自分とは、明らかに違います
自分自身も、あの頃と比べたら毎日とても楽で
生きづらいと思っていたあの頃が嘘のようです

昔の私を知っている家族、昔からの知人にも
褒められるほどです

意識して過ごせば、いつの日か思考の癖は変えられます


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