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ビジネスこそ感情がすべて!“感情の持ち込み方”が変われば組織が変わる!

「ビジネスに感情を持ち込むな!」

社会人であれば、誰もが一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか。

なかには「男の子なんだから泣かないの!」などとしつけられ、幼少期から感情を抑えてきた方もいるかもしれませんね。

実際、多くの人たちが「感情をコントロールしなくては」と考えています。
「部下に怒りをぶつけてしまう」「ついイライラしてしまう」とクライアントやメンティーのコーチ達からご相談を受けることも少なくありません。

ですが、私の考えは真逆。


ビジネスこそ感情がすべて!


あらためて考えてみてください。
あなたは、感情のこもっていない相手と一緒に仕事をしたいと思いますか?
私なら絶対にイヤ!純度の高い想いを持つ人としか仕事をしたくないし、していません。

私が担当するクライアントの多くは、経営者やリーダー。
ときには感情的になってしまうくらい、熱い想いを持って走り続けてきた方々だからこそ「もっと走れるように支えたい」と私も思うのです。

「クライアントが好き!」「この仕事が好き!」という強い感情こそが、コーチを続ける原動力になっているのだと実感しています。


イライラしたときこそチャンス

では、「ビジネスに感情を持ち込むな」の本当の意味とは何なのでしょうか。

ネガティブな感情を剥き出しの状態で相手に伝えたり、冷静な判断ができなくなったりするのはよくない


これに尽きます!

ビジネスの場で、どうしても怒りが抑えられなかったり、イライラが止められなかったりすること、ありますよね。
それを剥き出しの状態で相手に伝えたら、間違いなくトラブルになります。

あなたは、怒りが「二次感情」であることをご存知ですか?
二次感情とは、別の感情に起因して発生するもの。
つまり、怒りの裏には別の感情があるのです。

例えば「恋人に記念日を忘れられて大喧嘩した」という経験はありませんか?

この場合、忘れられた側の怒りの裏には、「忘れられた=大切に思われていなくて寂しい」「自分と相手が同じ気持ちでないことが悲しい」などの本音が隠れています。

怒りは、本当の気持ちと向き合うチャンスなのです。


▼部下のために本気で怒ることができるリーダーはかっこいい!


私の場合、何に対して怒りの感情が出やすいかというと、店員や窓口職員の対応です。お客さん(私)の気持ちに少しも寄り添うことなく、マニュアル通りの対応をしている人に出会うと、どうしてもイライラしてしまいます。

でも、その怒りのもとを辿ることで、気づけたのです。
「ルールより、目の前の人を大事にしたい。グランドルールは守りながも、臨機応変に対応することが大切」という観念が私の中にあるのだと。

以来、イライラしたときも穏やかな気持ちで感情に向き合えています。「あ、また私の観念が戦っているな」と感じながら。

ご機嫌なリーダーが組織を変える!

一方で、積極的に表現したほうがよい感情もあります。
それは、ポジティブな感情!

とりわけ、リーダーのポジティブな感情は、組織に良い影響をもたらします。

私がよく、クライアントの経営者やリーダーの方々に伝えるのは、「組織の改編や方針変更などで現場が揺らいだときほど、ご機嫌でいてください」ということ。それに引きずられてリーダーまで揺らいでしまったら、現場は「えっ、うちの会社ヤバい・・・?」と危機感を覚えてしまう。リーダーがどっしり構えていることは現場の安心感にもつながります。

ネガティブな感情は、隠れている本当の気持ちに形を変えて伝える。
「察してよ!」とキーボードをバチバチ音を立てて打ったり、ドアを力の限り閉めることではないのです。

そしてポジティブな感情は、メンバーの力になるようストレートに伝える。

こうした“持ち込み方”さえ工夫すれば、あなたの感情はもっとビジネスの場で活用できるのではないでしょうか。


ぜひ、心がけてみてくださいね!

ロジカルな世界で生きてきたクライアントが
感情に気づくと世界が変わります!


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