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子持ち夫婦の片方が大学生!初年度に起こった家計・家族の問題と対策【早見表】

夫が正社員の仕事を辞め、イギリスの大学にオンライン留学して早4か月。この間に起こった(起きている)本人や家族、家計の問題をまとめてみた。

1)保育園に通い続けるためには学生ながら就業が必要という事実

私たちには2歳の息子がいて、共働きのため0歳児から保育園にお世話になっている。ともに正社員・フルタイム勤務だったため、長い時間(いわゆる標準時間認定)預けていた。

夫の退職と入学が決まり、職業が学生になると区役所に申し入れたら、オンラインでの就学は、例え9~18時まで授業があっても、国内の大学に通学する学生と同等の認定(フルタイムの学生)は受けられない、と申し渡された。

求職扱いの3ヶ月の猶予の間に、最低就業条件(週3日以上等)を満たすバイトに就かないと退園というわけだ。オンライン留学が認められない理不尽さを押し込めて、何とか規定通りバイトを探し、猶予最終月ギリギリに条件をクリア、保育園に居留まることができた。

2)米国の金利引き上げによる急激な円安とそれによる学費の割高感

最初の学費の支払は2021年12月、次は2022年6月。向こう2年半、半期分を半年ごとに納める。

ロシアがウクライナに侵攻したのは2022年2月24日。日本円が20年ぶりに129円をつけたのが4月20日。その後、4月28日に130円をつけ、GW明けも130円で推移していた。

イギリスの大学なので、学費はポンド建だ。
昨年末時点で150円、4月下旬で167円に届き、5月末で160円で推移している。一番高かった4月末、現在のレートで支払ったら、当初見積もりと比べいくら高くなるのか慌てて計算した。単純計算で、12月時点と比べ11%高い。さらに円安はもっと進行する、という話も出ていたので、170円、180円となれば、13%高、20%高となる。見積がブレてくる。例えば、入学前の想定300万円が、為替が20%円安にふれると360万円だ。恐ろしい。

「これは外貨預金して備えないと1年後どうなっているわからない」と思い、ポンド預金ができるソニー銀行に口座を開設(夫に頼んだ)。

調べてみて意外だったが、①ポンド預金ができる銀行はそう多くない②円からポンドに換金する時の手数料が意外と高い―のだ。月1回など定期積立を想定していたので、取引回数は多くなる。すると、手数料が割安でないと、為替リスクを多少抑えたとしてもマイナスになりかねない。そのため手数料が安いソニー銀行、三菱UFJに候補を絞り、ネットで即時に口座開設できるソニー銀行を選んだ。

出典:Google
出典:Google


3)時折やってくる不安やモヤモヤ(主に妻)

主に妻である私だが、夫婦で話し合ってそれぞれが納得して選んだ道だが、弱気になる時がある。その理由の一つは、最も身近な存在…両親だ。

帰省した時に、今後の話として打ち明けて、心配させてしまい、何時間か話し込んだ。その後も、「不安スッキリ全部解消」とはいかないもので、旅行や帰省で共に時間を過ごしているが、どこかモヤモヤしたものを抱えながら、というのを肌身にひしひし感じている。両親に心配を掛けている、というのは堪える。

もう一つの理由は、第二子のタイミングが遅れることだ。第一子を34歳で産み、子どもが3歳になる今年、私は38歳になる。自分自身が姉妹で育ち(夫も妹がいる)、長男にも兄弟(妹)という同志、バディを作ってあげたい、という気持ちがある。それに長男を産み育てて、子どもは本当に可愛く、何にも考えなくて良いなら何人でも産みたい、と思ってしまう母親は多いだろう。

そんな訳だが、この2年半の家計を背負う役目と、2年半も待っていたら益々高まる高齢出産のリスクの狭間にいる。知人・友人の二人目以降の妊娠・出産話を聞くと、自分たちには自分たちの選択がある、と思う反面、羨ましく、心がざわつくのは正直なところだ。

ちなみに、夫にも聞いてみた、「不安ないの?卒業後、就職できるのかとか」と。すると、「不安がないわけではない。考え始めると、深みにはまりそうになるので、考えないようにしている。それより、やるべきこと(勉強)をやるだけ」とのことだった。ないわけないのだ、夫婦ともに。

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以上、初年度に実際に起きた問題をまとめた(2022年5月末時点)。また随時追加するかもしれない。
ここから先は“おまけ”。「まだ起きていない問題」の想定と対策について、興味のある方はどうぞ。

健康診断と家計相談で不安解消と将来の見える化

起こり得るかもしれない問題は他にもある。

  • 家族の大病や事故による出費

  • 家計主体である妻の万が一の何か

  • 夫が卒業後の就職口、収入

  • 息子の教育費

辺りだろうか?出し尽くせているという自信はあまりないが。
(告白すると、それほど綿密なタイプではないので、穴だらけ、見えていないことだらけな気もする。お気づきの方はコメント欄等で指摘していただけるととっても有難い)

入学~ここ3,4か月で対策したこと、実践していることはこれら。

  • 【健康】夫の人間ドック受診

  • 【健康】夫のウォーキング習慣(通勤兼)

  • 【お金】独立系ファイナンシャルプランナーへの相談、ライフプランに沿った預貯金・資産計画の作成

  • 【健康・お金】夫の保険の見直し(進行中)

  • 【健康・お金】妻の保険の検討(進行中)

  • 【お金】未開設だったNISA枠の活用(ジュニアNISA、夫のNISA)

  • 【お金】投資ポートフォリオの見直し(進行中)

  • 【就職】大学の就職窓口とのコンタクト

こう見ると、健康とお金に大別される。この中で、特に良かったのは、ファイナンシャルプランナーに相談したことだ。

ライフプランは家計運営の“北極星”のごとし

保険会社等がバックにいない方に、フラットに見てもらいたかったため、独立系の方にお願いした。その分、相談料は5万円と高かったが、私たち夫婦が90歳になるまでの家計の各年の収支と預貯金がペーパー上だが、明らかになった。この2年半だけでなく、それ以降を見据えた、今後の家計運営の指針になる、と心強く思えている。「2年半頑張らなきゃ」と肩に力入っていたので、だいぶ肩の荷が下ろせた。夫婦で共通認識として持てたのも良かった。

それに、保険や投資ポートフォリオの見直しはこれがなければ、いつ着手できたか…。人は背中を押してもらう、きっかけや理由が必要だ。

お金関連で言うと、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔さんの著書「共働き夫婦のお金の教科書」という本は夫婦、家族のステージごとに網羅的に解説されていて、とても参考になった。


以上、私たち夫婦の場合を紹介してきました。
ご経験者の中には「今後こんなことあるかもよ」「今のうちにこれしておくと良いよ」などアイデアをお持ちでしょうか?
あるいは「こんな時、うちはこうしたけどお宅はどうしたの?」など疑問質問あれば、お答えして意見交換もしたいです。
ぜひコメント欄かTwitter等にお寄せください。お待ちしております。


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