鉄ミネラルアドバイザー 小東真由美

偏食息子と料理苦手な母のはなし。発達障害(ASD)の過敏さに対応しながら栄養の摂り方を…

鉄ミネラルアドバイザー 小東真由美

偏食息子と料理苦手な母のはなし。発達障害(ASD)の過敏さに対応しながら栄養の摂り方を知ったことで、偏食への思いが緩み食卓が楽しくなった。 来年成人になる息子の日常も発信します。

最近の記事

自家中毒でお悩みの方へ

①自家中毒とは 食の細かった息子は自家中毒を起こしてました。 ケトン(アセトン)血性嘔吐症とも呼ばれ 疲れ、ストレス、興奮だったり 食事をとらず飢餓状態などが引き金で起こるもので、病気というよりその症状を指してます。 体内では血液中のブドウ糖が足りなくなり 脂質でのエネルギー代謝に切り替わった際、代謝物であるケトン体が血中に増えることにより起こります。 症状がみられるとブドウ糖を口に含ませ、 また年齢が上がり抵抗力がついてくる小学生頃には起こりにくくなると言われてます

    • 不登校新聞代表・石井志昂さんの講演で、5年経った不登校を振り返れました。

      親のためのオンラインサロン 『不登校の先にあるもの』主催 不登校新聞代表 石井志昂さんの YouTube限定講演会を聞きました。 ①登校しぶりには『生返事』 「学校行きたくない」と子どもが言ってきて 『なんて返そう…』となったとき。 石井さんは「あー」と生返事がいいと。 肯定も否定もしない返し方。 どう言えば学校へ行く気持ちになるのか考え 声掛けの内容を変えたり声のトーンを変えたり それを続けても現状変わらないと見えると 次は「行かなくていいよ」 安心させなきゃ

      • 一歩踏み出すのに大切なもの

        地域の障害者相談センターに行きました。 手帳の更新以外で話をしに行くのは 小学校低学年以来。 不登校になっても 高校を中退しても足が向かず。 なんでだろう?思い返してみた。 行くなら ・具体的な内容でないといけない ・解決に向かいそうな内容でないといけない 何を相談していいか分からないのに 時間をとってはいけない、でした。 「成人になる前に障害者年金やグループホームなど知りたく電話しました。 外に出にくい息子の話も聴いていただけたら」 アポでは長く話さず電話を切り

        • 机の上が散らかる息子の片付け術

          息子は整理整頓をあまりしない。 机の上がとっ散らかっていて 床に物を置かないルールで過ごしています。 そこに至るまでのはなし。 色々試したが息子の性格に当てはめるのが 何よりだったというエピソード。 合う合わないがあり、 その方法が悪いという話ではありません。 1、綺麗を目指した片付け 小学校入学時 見た目の綺麗さを気にした整理整頓。 紙類はココ、 よく使うのは手の届きやすいココ。 後は種類別に分けて 物の住所を決めるという方法。 場所を決めるのは息子でなく

          17歳息子の道路に飛び出してた頃を思いだし、今はどうしてる?

          ドラマ『リエゾン』観ました。 息子も幼少期、道路に飛び出す子。 衿元掴んだり腕を引っ張り大声で怒鳴ってました。 命に関わる状況に、叱らないで『だけ』は酷だよーと、いきなりのダメ出しですが。 ドラマが伝えたい事は 危険な行為に叱らないでと言いたい訳でなく なぜか自分でも分からないから子どもも困ってる。 叱っても何の解決にもならない。 子どもの行動だけを見て判断するのでなく 気持ちをみる。 あと、伝わりやすさの演出の為ということも。 そう受け取りました。 そう捉えてら

          17歳息子の道路に飛び出してた頃を思いだし、今はどうしてる?

          白ご飯ばかりの食事の工夫

          食べるのは白ご飯ばかり。 こんな食生活で子どもの栄養大丈夫かな? 『心身の成長に影響与えるんじゃないか』 ずっとずっと抱えてたもの。 頑張って『食べさせる』に疲れたころ 工夫をするのを始めました。 白ご飯だけでは食べない。 かと言って、おかずも食べない。 白ご飯を食べるために ゆかりご飯やわかめご飯。 少しでも栄養になるものにかえていき それを食べてくれるのが心の安定でした。 が、食べたのは最初だけ。 喜びも束の間、海苔と白ご飯の食事になる。 ・それがあるから

          小学生の写真から届けられた大切なもの。

          ずっと見て見ぬふりしてた写真の整理を始めた。 息子の小学生からためた手付かずのもの。 パソコンが苦手と遠ざけてたものを 年賀状やめその時間を充てようと開けてみた。 懐かしいを通り越し忘れてたのが蘇ってくる。 色んな表情の 色んなことをしている息子が映っている。 アレができないコレもできないと思っていた時間は、私は何を見てたんだろうと思わされた。 そんな自分を責めたいんではなく 当時は息子そのものより、 息子の周りにくっ付いてるもの。 宿題だったり準備だったり時間を

          小学生の写真から届けられた大切なもの。

          息子とケンカし家出した夫の話

          9年前、夫は一度だけ家出をしたことがある。 結婚式はレストランウェディング。 いつか息子と3人でと話していて 小2のタイミングで行ってみた。 そこはアジアン料理のお店。 個室があり照明は控えめで音も静か。 メニューにパンがある。 偏食で環境に過敏な息子もなんとかなる。 楽しい時間を期待しお店に向かったのでした。 息子は予想通り料理は手を付けなかったが パンでお腹が膨らみ落ち着いた頃 「帰りたい」と。 運ばれてない料理もあり オモチャで時間を繋げても帰りたいの連呼

          息子とケンカし家出した夫の話

          久しぶりの息子の自傷行為に動揺しない自分がいた

          久しぶりに息子大泣きし、グーで自分の頭を ガンガン叩いてました。 息子の誕生日は10月。 今年のプレゼントは「マイクロビット』 イギリスのBBCが主体となって作られた プログラミング学習教材。 パソコンに繋げプログラミングすると 左にある黒い画面上でゲームができるキット。 息子はこれに別売りの部品を買うと 自動で水やりができるのを見つけた。 「お正月、小東ファミリーで集まった時のお鍋(モツ鍋)のモヤシを栽培してみんなで食べたい」 それを実現させるために 12月初め

          久しぶりの息子の自傷行為に動揺しない自分がいた

          「食べさせたい」は親も子も苦しくなるね

          父の七回忌がありました。 昼食は近くの小料理屋の会席料理。 息子の苦手な食材が多い。 順に運ばれる料理を黙々と食べる息子。 お造りのつまも食べている。 菜っぱのお浸しを指さし 「これだけ食べなくていい?」 小声で聞いてきてね。 「うん、いいよ」と返すと また黙々と箸をすすめる。 2/3程食べると「お腹いっぱいや」と。 「無理しなくていい」は飲み込んで 様子を観察した。 「白ご飯何もかけんと食べるの久しぶり」 海苔がないと白ご飯食べません。 苦しそうに口を押さえ

          「食べさせたい」は親も子も苦しくなるね

          偏食息子の環境の整え方〜視覚編〜

          ①息子はどれを食べていいか分からなかった 療育に通う前、子育てサークルに親子で参加し地域の保育園に通ってました。 お部屋に入らずひとり運動場で遊ぶ息子。 先生がついてくれて 「お母さんは部屋でゆっくりしててください」 お部屋では親子で遊んでる皆さんの姿。 ひとりでどうしていいか分からず 居心地悪くしてたのを思い出す。 本当は一緒に運動場にいたかった。 言えなかったのも思い出です。 そこではおやつの時間があり、 その時だけ息子は部屋に入ってくる。 机を繋げた両隣り

          偏食息子の環境の整え方〜視覚編〜

          レトルト好き息子の幼稚園のお弁当が偏食の付き合い方を教えてくれた

          1.お弁当のはじまり 療育園は2年通い4歳から幼稚園に入園。 療育は給食があり、お弁当生活の始まり。 おかずとご飯が一緒のお弁当箱は手をつけない。 ⇒おかずのお汁がご飯につくのを嫌う (あるあるですね) おかずとご飯を別にしても殆ど食べず ⇒おかず同士を仕切ってもダメ おかずそれぞれを別々に 小さな容器4つに分けたお弁当箱。 おにぎりは先に海苔を巻いたら食べない。 ⇒しっとりとした海苔は苦手。 海苔を巻かないおにぎりも食べない。 ⇒海苔だけ袋に入ったまま加配の先生

          レトルト好き息子の幼稚園のお弁当が偏食の付き合い方を教えてくれた

          世間や自分と闘っていた偏食息子の幼少期。

          子どもが偏食になるならないは、親の力で決まると思っていた頃のはなし。 野菜が好きな子どもに育ったら子育て大成功☆ 離乳食から息子にも自分にも厳しかった。 1.離乳食 離乳食の始まりは 『甘いものを口にさせない』 野菜スープは飲ませても果汁は飲ませない。 果汁を口にして野菜を食べなくなったら大変。 美味しい味を知ったら好き嫌いが増える。 本気でそう思っていました。 野菜を使った料理を食べてるのを見て 『なんてスムーズに育児が進んでるんだろう』 料理苦手なのに楽しん

          世間や自分と闘っていた偏食息子の幼少期。

          子どもの気持ちを操ろうとしてるのを教えてくれるのは子どもでした

          息子の日常はプログラミングでゲーム作り。 3年費やしたゾンビゲームがリリースできるまで完成した。 リリース=ゲームを販売すること。 『費やす』は私からみた感覚。 リリースに手続きが必要でそれらをやってと言ってきて完成したとわかった。 『遂に完成!頑張った!』 そういうの全然なくてね。 あらま、素っ気なくみえた。 どう思ってるか知りたくて 「遂にできたやん、頑張ったね」と伝えてみた。 「途中から飽きてきて早く次の作りたいから終わらせてん」と。 「そっか」と返し中

          子どもの気持ちを操ろうとしてるのを教えてくれるのは子どもでした

          偏食息子の17年を書く理由

          結婚するまでほぼ包丁持たずにきた。 それほど料理が苦手。 初めての育児と初めての料理が同時にスタート。 好き嫌いのない何でも食べる健康な子どもに育てるぞ!それが親の務めで愛情だと長らく持っていましたよ。 そんな自分は偏食な子どもでした。 お鍋をするとお肉と豆腐だけ。 少しでも野菜がついてくると全て綺麗に取り除く。 苦手なものが混ざってるのを見つける技は早いうちに身につけ、家族と私は違う献立。 野菜は殆ど食べず大人になりました。 大人になっても生のお魚が食べれず 「

          療育手帳検査日の連絡で面倒な親になってみた

          療育手帳更新の検査日の連絡がきた時の話。 センターからの電話は日にちを決め、 「では当日」という数分で終わるもの。 その空気を感じ 『今言わないでいつ言う⁇』を自分で発し 「小学生の時(センターで)いただいた言葉で気になる事があり、その話をしたいのですがお時間大丈夫ですか?」と切り出した。 息子は数字に強く計算が得意。 小学生のとき検査結果は同席で伝えられた。 「息子くんの数字のレベルは中学生レベルです」 その言葉に息子はとても喜んだ。 次の日学校中に話し 「

          療育手帳検査日の連絡で面倒な親になってみた