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机の上が散らかる息子の片付け術

息子は整理整頓をあまりしない。


机の上がとっ散らかっていて
床に物を置かないルールで過ごしています。

そこに至るまでのはなし。

色々試したが息子の性格に当てはめるのが
何よりだったというエピソード。

合う合わないがあり、
その方法が悪いという話ではありません。


1、綺麗を目指した片付け


小学校入学時
見た目の綺麗さを気にした整理整頓。

紙類はココ、
よく使うのは手の届きやすいココ。
後は種類別に分けて
物の住所を決めるという方法。

場所を決めるのは息子でなく
私の想像する『ここがいいだろう』をしてました。

だから息子にとっての『本当』の使いやすい場所でなく、私にとっての。


分かりづらいのはシールで見えやすく提案しても嫌がり、その都度
「あれはどこやった?」と聞かれる。

整理してても探すのはワタシ。
それが最初でした。

息子主体でなく、
片付けはこういうもの。
綺麗を保つのが良いことだからOK。
私が探すのを何とも思わずしてました。

自主性がないだけでなく
その片付け自体が息子にとっては
とてもハードルが高いもの。

それに気づかずでした。 


当時、気に留めると良かったのが
『そもそも息子は整理整頓したいと思っていない』

したいと思ってないのを
身に付けさせようとしてたんだなと。

それに気づけたのは、ここ一年。
わたしも解放された気分になりました。


2、自主性を考えた片付け


次にしたのが一目瞭然にする。

学校、パソコン関連、紙類、おもちゃ。
種類別し、それぞれ同じ箱に入れる。
ワンアクションで出し入れする方法。

何をどこに入れるのは全て息子判断。

透明のケースの提案をしたが、
段ボールがいいと
リビングに小さめの段ボール数個がゴロゴロ。


探す時は箱を全部ひっくり返す!

全部出さなくても手を突っ込んで探したら?と伝えてもひっくり返す。

探す時は必要性があるからやり
ひっくり返したのを元に戻すのは
息子にとって必要と思ってない作業。

イライラしながら戻したり
途中から「あとはお母さん手伝って」となる。

最後まで片付けしてほしい気持ちと
常に幾つかの段ボールが視界に入るのは…
と思いながら。

それでも自ら探し
どこにあるのも分かってるからいいや。

目をつぶる生活をしてた。


年齢が上がっていくと
やっぱこれじゃ…と考え始めてね。



3、苦手は何かを考えた片付け


息子の性格は
見てすぐ分かるところにあると安心。

その範囲で探すのは全然OK。

だが、片付ける量が多いと負担に感じる。

必要と感じないものは、しない。

それだけを考慮するとやっぱ片付かない。



負担を減らす作業。
それを考え出てきたのが
『増やさない』



大掃除では要るもの要らないものを分けると、
要らないものがたくさん出てくる。

前は要るって言ったものがいらない。
しかも、まーまー短期間で要らなくなる。


元々、物欲も少なめ、
物への執着が少ないんかも、と気づいた。

気に入ったのは
ずっーとずっーと使ってて
愛着がないのではない。


それに気づくと年一回でなく回数を増やそう!

机の上のスペースが怪しくなったら
『要る要らない』の声掛けをしよう。


その範囲だから量も少なくてすぐ終わる。
そしてスペースができる。

要る物で机の上のスペースが埋まったら
ビニール袋に入れ机に引っ掛ける。
それは息子の提案。

その次のスペース(箱)もあるんだけど
殆ど触らない。


そうやって量を増やさないのが
息子に合った整理整頓。

前はぐちゃぐちゃに入れてた紙類も
スムーズに出し入れしてます。


何より
全て自分で決めること。

それが解決策でした。

「片付けどうする?」

抽象的で更に
考える範囲の広い声掛けでは
できない、分からないになる。

選べるものをいくつか提案し、
それでも嫌なら一緒に考える。

その時間が大切でした。

主体性を育めるように。



息子の場合ですが物理的に
スペースが広いとかえって難しくなるようで。

広いスペースにゆったり収納が好きな人。
限られたスペースにきっちり収納が好きな人。

色んな好みがありますもんね。

良かれと思って自分の好みを子どもに提案しがち。方法を探す前に気持ちをきいてみる。

そこが抜けてたなーと思ったのでした。



4、現在の片付け

ここ最近は物自体が増えなくなりました。

自分に必要なものが分かってきたのも大きい。

要らないものも減り
物の動きも少なくなり片付けの回数も減った。


整理整頓=捨てること。

そうインプットされてるのかな。

将来この方法で困った事があったら
その時考えたらいい。

誰かから何か言われたら
その人と解決策を見つけてくれるといい。


わが家の整理整頓は
この方法に落ち着きました。

ここに至るまで
整理収納をお仕事としてる友人や
周りの方の方法をきいたり、

私自身が選択肢を増やせたことが
「何でしないの?気にならないの?」

そこを変えてくれました。



一番スペースを取ってるのは
不登校の頃にハマった折り紙で作った作品。

クローゼットにたくさんあります。

毎年声掛けしてますが置いとくって。

半分に減らしたらー?
これとこれ似てるやーん。

心の中ではそう思って
何が要るものかって
本人にしか分からないもの、ですね。



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