見出し画像

17歳息子の道路に飛び出してた頃を思いだし、今はどうしてる?

ドラマ『リエゾン』観ました。

息子も幼少期、道路に飛び出す子。
衿元掴んだり腕を引っ張り大声で怒鳴ってました。

命に関わる状況に、叱らないで『だけ』は酷だよーと、いきなりのダメ出しですが。


ドラマが伝えたい事は
危険な行為に叱らないでと言いたい訳でなく
なぜか自分でも分からないから子どもも困ってる。
叱っても何の解決にもならない。

子どもの行動だけを見て判断するのでなく
気持ちをみる。

あと、伝わりやすさの演出の為ということも。

そう受け取りました。
そう捉えてられたのは今だからです。


お母さんは叱ってはダメと十分知ってます。
それでも怒ってしまう。

それくらい毎日にいっぱいいっぱいなママの気持ちを汲んだ言葉があれば
今子どもの手を必死に繋いでいるママや
怒ってしまうママ、
昔の自分も救われたと思いました。

そんな気持ちがあっても
とても分かりやすく沢山の方に見てほしい。
発達障害を知ってほしい。
視聴率が上がればいいなと2回目の放送が楽しみ。


ここからは息子のエピソード。

道路に飛び出すだけでなく
スーパーで並ぶ菓子パンを袋の上からかぶりつく。お菓子を床に並べる。

危険の低い場所でも常にアンテナがピリピリ立ち、家でも外でも気が休まらない。

私にとってはベビーカーが唯一の心休まるもの。友だちにお願いはできない子どもをもつ
ピリピリを休める時間。

乗る年齢をとっくに過ぎ重量オーバーし
「歩かせ運動させないと」思われるんじゃないか、周りの視線を気にしてた頃。

療育仲間とどうやったらベビーカー乗ってくれるか話してたのを思い出す。



いつか、
この繋いでる手を離せる時が来るんだろうか?

そう思っていたのに
気づけば安心して離れて歩いていた。

息子から言葉で何か言われたのでも
きっかけがあったのでもなく
徐々に手を放しても大丈夫だというものができあがってきた、そんなかんじ。

小学生の中頃かな、年齢も思い出せない。

離れて歩ける年齢になり暫くすると
幼少期、手を繋ぐのを嫌がってた息子が
べったりくっついてくるようになり育児って分からないものですね。



17歳になった今はというと
習い事のお迎えでいる時といない時がある。

早く終わる日残って遅くなる日
私が遅れる日もある。

待合せに私がいないとすぐコンビニやどこかに行ってます。

息子にとっては
何もしない時間が苦痛なんですよね。


お互い早くても遅くても何処かに行っても
『待合せ場所に戻る』という約束をしています。

それを決めたら息子が怒ることがなくなった。
私も幾らでも待てるようになった。

「コンビニで新作見つけたで」
「買い物してたら遅くなったわ」

守れる約束ができるようになると不安が消え
怒りから安心に変わった。

スマホを持つと、このやり取りはなくなるかと思いますが持ちたがらなくて。

『持たない』があったからこの工夫ができた。


子どもが考えれる年齢になったら
お互いのいい塩梅を探すこと。
工夫すること。
それが過ごしやすさかなって。


イヤな書き方をすると息子の行動を
待合せ場所から離れる→ADHDですね。
集中したら切り替えできない→ASDですね。

そう思う方もいてるんだろう。

それもこれも息子ですよ。

色んな考えを持ち、混ざり合っていて
環境や関わり方で濃淡が出てくることがあって
年齢によっても変わっていって。

それも引っくるめて、息子です。

行動の一部分だけを見て決めつけたり
診断名を通して一辺からしか見なかったり。

そんな関わりではなく

この方は、この子どもは
何か好きで何が得意で何が苦手で
そんなパーソナルなところを知りたいと
思ってくれる方が増えてほしい。



ドラマは希望やキラキラしたものを感じ、
そんな上手くいかんよーなんて
心の声も持ちながら

息子を育ててて
悩んだりしんどくなったり
それだけではなくそれ以上に
嬉しい楽しいもたくさんあって
それらもドラマから感じられてよかった。



余談ですが、
この年齢になり物の管理は息子に任せてます。

机の上は私から見ると、とっ散らかってます。
息子はどこに何があるか分かってます。

シールで場所が分かる様にしても剥がし
透明で見えやすくしても使わず。
色々工夫考えましたが合わなかったようで。

そういや小学生の時、教科書にフリガナ書くの
嫌がってました(読めなくても)

自分の領域に手を加えられるのが嫌なんだと
あとあと気付きました。


わが家の約束は『床に物は置かない』

物が増えて床以外に置く場所が無かったとき
「ギャーどうしよう!」ってなってました。

私が床に置いたままにしとくと指示してきます笑

それくらい決めた事は忠実に守り
守らないとがあるから
しんどくなるものがあります。

それが多かったのが学校生活でしたね。


そういう息子の過ごしやすさの塩梅に
息子自身も私も周りも
合う環境を探していきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?