見出し画像

久しぶりの息子の自傷行為に動揺しない自分がいた

久しぶりに息子大泣きし、グーで自分の頭を
ガンガン叩いてました。



息子の誕生日は10月。
今年のプレゼントは「マイクロビット』

イギリスのBBCが主体となって作られた
プログラミング学習教材。

パソコンに繋げプログラミングすると
左にある黒い画面上でゲームができるキット。

息子はこれに別売りの部品を買うと
自動で水やりができるのを見つけた。

「お正月、小東ファミリーで集まった時のお鍋(モツ鍋)のモヤシを栽培してみんなで食べたい」

それを実現させるために
12月初めに部品と種が届いたのでした。


水やりできる部品は3種類あり
コードのみの数百円のもの、2種類と
全て揃ってる4千円程のもの1種類。

「自分のお金で買うからどれでもいいよ」
そう伝えると一番安いの買ってました。

YouTubeで調べた通りやっても上手くいかない。

何日も試行錯誤を続けると
なぜ出来ないかを発見しました。

2番目に安い部品ならできると確信し
届いたのが昨日。

新しく届いたのもイメージ通りにはいかず

「この人はできてるのになんでできんの!」

全てゴミ箱に投げつけ頭を叩き始めました。


中学の頃
同じように頭を叩き叫んでたのは
「頭が悪いからできんのや!」

その言葉は消え
「なんでできんのや!」に変わってた。



中学生の時はすぐ手を止めにいってました。

今日はすぐ終わるだろう。
何もせず、じっと見ていた。

胸の苦しさも少なかった。


どうにかしないと。

それが全然なかったんです。

息子は自分で解決できるからって。

そう思える何か出来事があったのかというと、そうでもない。

『何で⁇』と聞かれてもわからない。



数回頭を叩き、数分泣いて終わった。

それを見て『早く終えてよくやった』もない。


これまで、そういうチカラを元々備わってたのを
『無い』と思い私ができることを探しやってた。


そうやって手を出すと更にできない息子に見えてた。


手伝うことが悪いって言ってるんでなく
私も手伝うのは今もたくさんある。

それは私が決めるんじゃなくて
息子が決めるものであって
息子ワールドの中にお邪魔して手伝う。

息子が私の中に荒らしにこようと
「手伝って」と言ってるんではないと見方が変わってた。


「お金掛けずに作りたかったけど4千円の買うわ」と悩まずすぐ買ってた。

以前に高い方が良いと思い買ったらすぐ壊れた経験から言ってます。

できないのはお母さんが悪い。

それを言われ続けたのが
その言葉も最近聞かなくなった。


「ほんとは全部パソコンから水やりしたかったけど届くまで自分で手で水やりするわ」

息子にとってはお正月のお鍋に間に合わせるのが先決でした。


それは失敗でもなんでもないし
目標を変えたっていい。

それを自分で決めれるのが大事で
それを横でいて感じるから

私がそう思えるようになれたから
胸の苦しさが減ったんでしょう。

そして、ゴミ箱ひっくり返し全部回収してました。



この気温でもやしが想像通り育つかどうか
分からない。

息子は水耕栽培は簡単で育ちが早くて失敗がないと思ってる。

『育ってくれないと私が大変だ』から
『育とうが育たなかろうが見ものだ』になりました。


自傷行為は年齢が上がるとゼロになるのではないのも知れました。

息子の場合はです。















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?