What is art for you?
「アートを日本でも大切にしてほしい。アーティストが活動しやすい環境を築きたい。」
そう発信し続けても、他の業界、政財界やメディア、周りを巻き込んでいく事は簡単ではない。
私は以前、様々な業界の方に
「アートの価値とはなんだと思われますか?」
と尋ねました。
この問いの答えは様々でした。
もし問いに対する答えが皆同じ言葉であり、一つだとしたら、多様性のある社会とはかけ離れていると思います。
なので、アートという一つの「概念」に対して、
多様な価値観が存在しうるのは、健全な社会だと思います。
ですが、やはり「概念」である以上は、
認識に「共通項」が必要ではないかと思うのです。
同じ「アート」という「概念」で必要性を発信しても、
受け手にとって概念に対する「共通項」が異なれば、話(プロジェクト)が進行しづらい。
アート市場を拡げていこうとして活動しても、
「アートの効果はあるのか?デザイン、イラストとの違いは何?」
そのような反応が返ってくる。アートは言葉として誰もが知っていても、軸となる概念は普及していない。
それでは「日本でアート市場を築く必要性がある。」どれだけ発信しても、あまり意味がない。
なので、私はまずは「アート」という概念に、様々な価値観がある中で、「共通項」をしっかり定義していく必要性を強く感じます。
なので今後は、様々な業界、海外の方からも、多くの意見を聞き、概念の中にたしかに存在する共通項を見出していき、
そしてアートという曖昧な言葉ではなく、共通項で必要性を伝えていきたいと思います。
What is art for you?
あなたにとって、アートとは何ですか?
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