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「自分の思考や感情の解析度を高める方法」Nサロン 佐渡島庸平さん講演

●役に立つものより、魂をゆさぶるものをつくれ

佐渡島さん「役に立つものを作ろうとする人は多いですよね。他方で、人の心に届くもの、魂をふるわすものを作ろうとする人って少ない気がするのです。私は魂を揺さぶるものを生み出したいと思っております。

例えば漫画の場合、役に立っても深みや面白さが感じられなければみじめな気がするんですよね。役に立つ・役に立たないではなく、別の指標がクリエイターには大事だと思うのです。」

●失礼だ、難しい、という言葉は思考停止している

佐渡島さん「難しい。そう発する人は思考停止していると思うのです。今の自分の価値観で決めつけてしまっている。難しいって思う方がラクなのです。難しいって言葉って抽象的で曖昧ですよね。難しいって言葉は、何がどう難しいのか深掘り、言葉の解析度を上げる必要があると思います。何が難しいのか、具体的になっていけば、難しくなくなる方法はいくらでも見つかるはずです。ポイントは負の状態(難しいetc)に対する解析度を上げ、課題を具体化することです。

嫌だな、という言葉は言語化しやすい。その嫌だなと思う点は、言語化していく中で改善できるのです。」

●怒りとは何か?

佐渡島さん「自分が怒ってしまった時、意識してほしいことがあります。実は怒りは自分の価値観に気づくきっかけになるのです。自分の内なる価値観に気づく体験をすることこそ大切です。怒りとは、価値観の違いから生じるもの、自分の怒りをみつめると自分の価値観がみえてきます。」

●自分のできる事以下しか言わないCEOは、会社の可能性を狭めている

佐渡島さん「私は会社のCEOとして、自分ができないことも社員に指示します。理想を伝えます。理由は、自分のできることしか指示しなかったら、自分の器以上の会社ができないからです。自分を超える会社を作りたい、だからこそ理想を伝え続けます。」

●講演感想

難しい、無理だ。そう思っていたことに対しても、何に対してどう「難しい、無理だ。」と思うのか解析度を上げていくことで、心のハードルを超えることができる。というお話がとても印象的でした。負の感情に対して、解析度を上げることは限界を突破していく上で要になる、そう確信しました。

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