見出し画像

「I Love Japan!」と言われた時の正しい返答の仕方

いつも読んでくださっている方はご存じかもしれないが、私のパートナーは日本の大ファンで、日本に住むことが人生の夢である。

そして、彼は日本製のお菓子のパッケージの開けやすさなどに感動し、よく「Oh, I love Japan!」と愛を表現する。

そんな時、日本生まれ日本育ちの私は「Thank you!」と返す。そして、そのセンキューに、決まって言われるのが、

「お前への愛ではない。君は日本人であって、”日本”ではない。だからそこで、センキューと返すのは変だ。」(直訳)

うむむ。でも日本を褒められたら日本代表である、その場にいるたった一人の日本人の私が「あら、これはこれは。日本をお褒めに預かって、光栄ですわ。」とすべきでないのか。何も言わないで”つーん”としているのは、「あったりめーじゃ!我々の日本クオリティーをなめんなよっ、クールジャパンだぜ!」みたいな気がして、気が気でならない。

それなので、最近はとりあえず「それな、分かる」という慈愛に満ちた微笑みを返すのだけれど、どうも正解が分からない。

***

例えば、知り合いに「昨日、日本食レストラン行ったの、すごい美味しかった!カツカレー!」と言われたら、「カツカレー食べたの?いいなぁ、私も大好き!美味しいよね~」となる。

「日本、行った事あるよ、最高な国!特に東京と京都と金沢。美しかった。」と言われたら、「楽しかったようで私も嬉しい!特に、金沢は私も大好き。素敵な所だよね。金沢21世紀美術館は行った?」となる。

「俺、初めて観たアニメ、実はセーラームーンなんだ。大好きだったんだ。セーラームーン知ってる?」と言われたら「知ってるよ!セーラームーンちょうど世代だよ。みーんな好きだったよ。」となる。

***

そう、考えてみると、「これが好き」と主語をガッと狭めてもらうと、反応がしやすい。

日本が好き!と言われて、「お、おぅ」となるのは、私のせいではないのだ。(なんという着地…)

とにかく、これからも、私は行き場のない「センキュー」を胸に抱いて生きていくことだろう。そもそも、彼はただ、感動を表現しているだけ、「日本スゲー!」という、思いの丈を打ち明けているだけだから、反応などいらないのかもしれない。もしくはもう、吹っ切って「I Love Japan too! Same!  」とか?考えすぎでしょうか。いや、半分、ギャグなんでご心配なく。

ちなみに、このモヤモヤをツイートしてみたら、「分かる、(お菓子のパッケージは)私が発明者でもないしなぁ、となる」という”分かる”を頂きました。

どなたか、相応しい回答例をお持ちでしたらお教えくださいませ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?