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今日はThanksgiving Day

日本語でいうと、感謝祭?でしょうか。カナダは10月の第二月曜日にお祝いします。

隣国、本場アメリカでは11月に行われるので、時折アメリカのドラマなんかを観ていると、「カナダの謎~それは一カ月も前にThanksgivingを祝う事~ウケる~」なんてツッコミが入れられていたりします。

月曜日が祝日なので、長い週末となり、例年は家族が集まり、ほぼクリスマスのそれ、といった雰囲気。食べるものもほぼ同じで「ターキー(七面鳥)」が主役。

うちの冷蔵庫にあるのは、私だけが楽しみにしているパンプキンパイ。スーパーで「特売」の山積みになっていたものを買ったものです。ちなみに、スーパー等はお休みになり、お家で過ごすのが「正解」な祝日。こういう家族の祝日がカナダには数多くあり(ファミリーデーなんかもあったりする)留学生は辛い。

先日スーパーに行った際は、すでに調理された鳥の丸焼き(これは季節関係なく、いつもデリコーナーにある)、立派なハム。そして、肉コーナーには既に七面鳥に詰め物が入れられた状態(オーブンで焼くだけ)やローズマリーで全面を覆われたチキン(真緑)、そしてまた出たハム、なんかがありました。

実は、私たちカップルはサンクスギビングの週末にデートをして付き合う事になったので、記念日がこの辺り。今年はこんな感じなので、特にお祝いもせず、リビングでの~んびりしています。ボーイズ達はビデオゲーム中。

カナダの人々は大抵「サンクスギビング=七面鳥を食べる日」みたいな雰囲気ですが、中にはもう、うんざり…作るのは面倒だし、大して美味しくない、みたいな人もたまにいらっしゃる。

私はあの大きい七面鳥未経験なので、今だに「今年こそ?」とワクワクするのだが、夕食はロブスターになりそうである。(いや、ロブスターは美味しい)

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以前、イギリス系カナダ人とアメリカ出身のカップルのお子さんを、サンクスギビング当日の日中にベビーシッターした事があった。当日はおばあ様が料理長。三人位が常にキッチンにいてワサワサしていた思い出。

私が帰る6時頃にターキーが焼き上がり、子どもの母親とその妹がまるで子どもの様に、キッチンでおばあ様から「カリカリに焼きあがった皮」を貰い、立ち食いしていた。彼女達は「この皮の為だけに一羽焼いているといっても良い位よ」と笑っていた。「中の肉はね、そうでもないの」と。

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また、友人と話していた1年前。「今週末はターキーだね」と声を掛けられたので「うちは多分、パートナー家族と中華料理食べに行くかな」と話すと「あ~それがいいよ。ターキーはね、見た目がドーン!ってだけなの。家族が集まると、色々めんどくさいこともあるしね」なんて話も。

ふむ。これはなんかお盆の里帰りみたいなイメージなんだろうな…とその時気付いたものだ。

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最後に、雑誌から見た七面鳥論。

私は生活情報誌?のReal Simpleというアメリカの雑誌が好きで時々読むのだが、その中には「残ったターキー、どうリメイクする?」みたいな特集が組まれていたりする。

こ…これはもしや「お正月後に余ったお餅」論…!!

ま、そんな事を言いつつ、ターキーを夢見る秋。いつか私もターキーに手を突っ込んでパンを詰め、「皮が美味しいのよ」という未来を迎えるのだろうか。

楽しみ。


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