栗仕事つづき|煮て浸けるだけで簡単。2色の染め物。
先日の渋皮煮の記事でも紹介した、栗の渋皮染め。
煮汁をとっておいて、昨日染めました。
今回は渋皮染めだけでなく、鬼皮、イガでも染めています。
煮て放置するだけで、意外と簡単。
もし栗の木が近くにあってイガが落ちてる〜とかいう方がいたら、是非お試し下さい✳︎
渋皮染め
まずは渋皮染めから。
染めたのは旦那さんのワークマンのシャツ。
同じ色の違う形のシャツを持っているので、
こちらを染めることに。
元から真っ白ではなく、生成り。
2回作った渋皮煮。
全部で煮汁は2Lくらい。ペットボトルで保存していました。
赤黒い感じの色です。
シャツを浸して煮ます。
1時間くらい煮た方が良いのかもしれませんが、30分くらい煮ました✳︎
その後ミョウバンを溶かしたお水に浸けて、色止めをします。
この状態で一晩置きます。
鬼皮・イガ染め
お次は鬼皮染め。
染めたのはこの旦那さんの上着。
かっこいいけど、真っ白すぎて出番がないので、思い切って染めることに。
とっておいた鬼皮を煮て、染め液を作ります。
鬼皮は量が少なすぎて、色が思ったほど出ませんでした。(黄土色みたいになる予定でした)
すぐに鬼皮を準備するのは大変なので、急遽落ちていたイガを足して煮ます。
もう少し濃くなった方が良かったかもしれませんが、きれいな色なのでこれで煮ていきます。
面倒臭いのと、煮ている間に色がまだまだ出るかと思って、皮もイガもそのままです。
面倒臭くない方は、ちゃんと皮とかイガは取り除くことをおすすめします。(ポケットに皮が入り込むと、きれいにするのに時間がかかります)
これもミョウバン液に浸けて、一晩待ちます。
念のため、染めに使った液はどちらもとっておきます。
出来上がり〜
染めた物を、洗濯機で洗って干して完成。
渋皮染め|ワークマンシャツ
鬼皮・イガ染め|白い上着
もし、もっと濃くしたいな〜と思ったら、
とっておいた染め液で、また同じ作業を繰り返します。
今回はとりあえずこれで完成。
おまけ 渋皮染め|トートバッグ
染め始めると、せっかくだから染められる物ないかな〜と探してしまうんです。
この間ソフトクリーム屋さん?でタダでもらったnisseiのトートバッグを染めました。
(調べたら、あの可愛らしい男の子と女の子の名前はニックンとセイチャンらしいです)
感想
元の生地の色で染まり方が違う。
生成りだった方が染まりやすい印象です。
白い上着の方は、漂白されていたくらい白かったので、色が入りにくかった気がします。
美味しくて、楽しい栗仕事。手間もかかるけど、それが喜びなのかも。
地元にいた頃。
おばあちゃんの作ってくれた渋皮煮が年に一度の楽しみでした。
母はすごく手間がかかるし、ばあちゃんは本当すごいわ〜って話していて、
そんな”手間のかかる、すごいもの”を自分が作るとは思っていなかったんですね。
でも、意外に私は時間のかかる、手の込んだものを作るのが好きみたいで、楽しく渋皮煮を作っています。ははは
手間がかかる分、完成した時の喜びも一入。
あと、人にお裾分けして喜ばれると、さらに嬉しいです。
今回の染め物は、時間こそかかるけど、煮てしまえばそのまま放置で出来てしまうので、意外に簡単。おすすめです✳︎
なんともいえない市販の服にはない色に仕上がるので、化学染料との違いがすごくわかります。
「自然の色ってやっぱいいね〜」と旦那さんとも話しました。
皆さんも機会があれば、是非お試しくださーい✳︎
最後までお読みいただき、ありがとうございます✳︎
よき一日をお過ごしください。
☺︎✳︎
ありがとうございます。 これからも山暮らしのあれこれ書いていきます✳︎