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アメリカ中西部のミネソタ州に数年前に移住、ソフトウェア会社で働く。

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マガジン

  • ミネアポリス 食レポ

    ミネソタ州ミネアポリスのレストラン、カフェ、バーなどのご紹介

  • 住んでわかった、アメリカのミネアポリスの魅力

    ミネソタ州、ミネアポリスの魅力について書いた記事のまとめです

最近の記事

【ミネアポリス】 フランスで本物の味を知ってしまった者の悲哀 - 最高のクロワッサンを求めて

最高傑作を味わい、至福のひとときを経験した者につきまとう不幸。それは、次に味わうどの品も、かつて感動したあの味にはかなわないという悲しみだ。 "Back to Burgundy"という映画をつくった Cédric Klapisch 監督は、「私はかつてロマネ・コンティを味わうという不幸な過去を持っている。」と映画の解説で語っていた。 1本少なくとも100万円以上、ヴィンテージによっては数千万円するというワインの王様、ロマネ・コンティ。 「飲みたい」と思っても一般人には無理

    • もしミネソタの田舎者がフランスへ行ったら【4】 パリ (後編)

      フランス滞在最終日。旅行記の最終回です。 最終日は、まずオランジェリー美術館 (Orangerie Museum)へ。 モネの睡蓮の連作が楕円形のギャラリーに360度に展示されているユニークな美術館。 ところが自撮りやビデオ撮影する観光客に視界が遮られて、絵が見にくい。絵画wを撮影するのではなくて、絵画の前でポーズを取って記念撮影会をする人が多くて閉口した。撮影会が気になって、私も彼も絵画に思う存分集中できなかった。 そのあと美術館のカフェでコーヒーを飲みながら休憩して

      • もしミネソタの田舎者がフランスへ行ったら【3】 パリ (前編)

        最終目的地はパリ。 ボーヌ(Beaune)村からローカル線に20分ほど揺られディジョン (Dijon)へ行き、ディジョンから高速列車(TGV)に乗り、約2時間ほどでパリへ着いた。 パリの宿泊先に到着し荷物を預けてから ルーヴル美術館(Musée Du Louvre)へ向かう。チケットは事前にオンラインで買っておいたのだが、入場には結構時間を要した。あまりの混雑に圧倒された。 事前にルーヴル美術館の所蔵品について調べていなかったので適当に古代ギリシャあたりの彫刻とルネッサ

        • もしミネソタの田舎者がフランスへ行ったら【2】 ブルゴーニュのオーベルジュ編

          フランス旅行5日目、私達2人はリヨンをあとにし、TGVで ボーヌ(Beaune)へ向かった。Beaune はバーガンディーワインで知られた地域の、人口2万人ほどの町。お目当てはワインとグルメ。 では、紙芝居風にいきます 余計なお世話だけど車体の洗車が必要ではないかと。車内はキレイだったけど。 やはりミネソタから来たせいか、彼も私も、リヨンという都会をあとにし、田舎に来ると気持ちが落ち着いた。笑 ぶどう畑のまわりを散歩した後、宿泊先に戻りシャワーを浴びておしゃれしてから

        【ミネアポリス】 フランスで本物の味を知ってしまった者の悲哀 - 最高のクロワッサンを求めて

        • もしミネソタの田舎者がフランスへ行ったら【4】 パリ (後編)

        • もしミネソタの田舎者がフランスへ行ったら【3】 パリ (前編)

        • もしミネソタの田舎者がフランスへ行ったら【2】 ブルゴーニュのオーベルジュ編

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        記事

          もしミネソタの田舎者がフランスへ行ったら【1】 リヨン

          私の Noteはアメリカの中西部ミネソタの魅力を紹介する目的で書いているが、今回は番外編として先日のフランス旅行について田舎者目線で書いてみたい。 先日パートナーと2人でフランスへ10日間ほど行ってきた。地方都市である Lyon (リヨン)と、バーガンディワインで知られる Beaune (ボーヌ)を回って、最後にParis (パリ)に滞在した。 パリへはミネアポリス国際空港(MSP)から直行便が出ていて、飛行時間は8時間ほど。フライト・トラッカーを見ていたら、ミネアポリス

          もしミネソタの田舎者がフランスへ行ったら【1】 リヨン

          【ミネアポリス】 北欧文化の歴史博物館 American Swedish Institute (アメリカ・スウェーデン研究所)

          アメリカ、ミネソタ州は地理的条件が北欧と似ているため、スカンジナビア諸国からの移民が多く住み着いた地域である。 他の地域から飛行機で帰って空港に降り立つと、人々の顔を見ただけで「ミネソタに戻ってきたなあ」と感じる。白人が多くを占め、彼らの体格とか素朴な表情や服装がなんとなく北欧と似ているのだ。そして白人以外の人種の割合が少ない。ミネソタは人種のるつぼ感が薄い地域だと思う。2020年の国勢調査によるとミネソタ州の 76%を白人が占めるそうだ。 そんなマジョリティーの白人達も

          【ミネアポリス】 北欧文化の歴史博物館 American Swedish Institute (アメリカ・スウェーデン研究所)

          【ミネアポリス】現代アートの美術館、Walker Art Center

          アメリカ中西部、ミネソタ州ミネアポリスがそんなに田舎ではない事を宣伝したくて書き始めた私の note。今回はミネアポリスの美術館・博物館の中でおすすめの一つ、ウォーカー・アートセンターをご紹介したい。 ミネアポリスのダウンタウンから車で5分ほどの場所にある Walker Art Centerは、 13,000もの近代・現代アートのコレクションを持ち、年間70万人が訪れるというアメリカ有数の美術館。展示物は順次入れ替わるので、季節ごとに訪れたくなる場所。 私が訪れた際は(2

          【ミネアポリス】現代アートの美術館、Walker Art Center

          多様な選択肢のあるアメリカ、細かい選択をするのが苦手な私

          日本人って、選択の自由をあまり主張しない、与えられたものを素直に受け取る国民性なのだろうか。 例えば日本のレストランでサラダを注文すると、ドレシッングを選ぶ選択肢は少なく、始めからかかった状態で出てくる場合が多いように思う。(ざっくりな印象だけど。) 一方、アメリカだと、サラダのドレッシングの種類が5〜10種類ほどあったりして、そこから選択することになり、さらにドレッシングは最初からかけてもいいか、サイドに置いて欲しいか聞かれることもある。私にとっては、選択肢があるのはあ

          多様な選択肢のあるアメリカ、細かい選択をするのが苦手な私

          【アジアン・フュージョン料理】 ミネアポリスのAbang Yoli

          韓国料理、マレー料理を基軸としたフュージョン料理を提供する、Agang Yoli という地鶏の美味しいお店に行ってきた。 Abang'はマレー語で「兄弟」、Yoli"は韓国語で「キッチン」という意味だそうだ。 アメリカってどちらかというと「メシマズ国」つまり「ご飯が美味しくない国」というイメージがあると思うが、まさにその通り! 私が住むミネソタ州のミネアポリスもその例外ではない(って自慢するように言うのも変だが)。残念だけど美味しいお店を見つけるのは簡単ではない。口コミ

          【アジアン・フュージョン料理】 ミネアポリスのAbang Yoli

          メルカリで見つけたフィンランドの露のしずく

          フィンランドの Ittala (イッタラ)というガラス器メーカーの豆皿をメルカリで購入した。Ittala (イッタラ)にはシリーズが沢山あって、この豆皿は Kastehelmi (カステヘルミ)というシリーズのもの。フィンランド語で「露のしずく」を意味するカステヘルミ。朝日を浴びて、まるで連なる真珠のようにきらめく朝露にインスピレーションを得て、1964年にオイバ・トイッカによりデザインされたそうだ。 北欧デザインは、長く厳しい冬に室内で過ごす時間が多い生活スタイルと、美し

          メルカリで見つけたフィンランドの露のしずく

          アメリカ、ミネアポリスに住む魅力 【5】 音楽シーンが充実

          音楽やアートなど洗練された都会の文化と大自然の両方を楽しめるミネソタ州ミネアポリス。ライブハウスやコンサート会場となる劇場やホール、そしてライブの演奏を楽しみながらディナーを楽しめる「サパー・クラブ」も充実している。夏にはミュージック・フェスティバルも開かれる。ミネアポリスは音楽を愛する人々であふれていると言っていい。 この記事では、おすすめのミュージック・シーン (ライブハウス、Mucic Club/Bar、劇場)をご紹介したい。 Dakota Jazz Clubミネアポ

          アメリカ、ミネアポリスに住む魅力 【5】 音楽シーンが充実

          住んでわかった、アメリカ、ミネソタに住む魅力 【4】 気軽にクルマで高速移動できる

          ミネアポリスは高速道路網が発達しており、クルマの維持費も安い。運転が好きな人には魅力的な街だ。その魅力の理由、安全に移動するコツなどをご紹介したい。 気軽、迅速、快適先日、友人に会いにある場所までクルマを飛ばして行ってきた。自宅から距離にして25キロメートルの距離を、ドアツードアでたった20分で着いた。 25キロメートルの距離を20分ということは、平均時速75キロという計算になる。 道中はほとんど高速道路で、時速60マイル(100Km)が制限速度、道もすいていたので割と飛

          住んでわかった、アメリカ、ミネソタに住む魅力 【4】 気軽にクルマで高速移動できる

          アメリカ、ミネアポリスに住む魅力 【3】 年齢を気にせず暮らせる

          こんにちは、アメリカ在住のマヤです。 移住後7年経った今、ミネアポリスの魅力を見つめ直してみたいと思い、ミネソタ州に住む魅力を書いています。今回は年齢の件。 年齢を気にせず暮らせるこれはミネソタだからというより、北アメリカで共通した、私が大好きな特徴だ。 アメリカでは相手が年上だから敬語を使うとか、上座に座ってもらうとか、年齢に関する気遣いをする習慣があまりない。 年齢や地位に関係なく、仕事でもプライベートでもファーストネームで呼び合うのがほとんど。 これは私自身の年齢

          アメリカ、ミネアポリスに住む魅力 【3】 年齢を気にせず暮らせる

          アメリカ、ミネアポリスに住む魅力 【2】アウトドア天国

          こんにちは、アメリカ在住のマヤです。 アメリカのミネソタ州、ミネアポリスに移住して7年たった今、この土地の魅力をあらためて確認してみたいと思い、アメリカ中西部のミネソタ州に住む魅力を書いている。 今回はアウトドア。 ミネソタに住む大きなメリットの一つは、アウトドアの楽しみが満載であることだ。 ↓ 前回の季節の件は少し無理矢理感があるが、 今回ご紹介する ミネソタのアウトドアの素晴らしさは、胸を張ってメリットだと言える。 私も春から秋にかけては、時々クルマで州立公園に行

          アメリカ、ミネアポリスに住む魅力 【2】アウトドア天国

          アメリカ、ミネアポリスに住む魅力 【1】 季節の変化に感動

          こんにちは、アメリカ在住のマヤです。 アメリカのミネソタ州はミネアポリスに移住して7年たった今、この土地の魅力をあらためて見つめ直してみたいと思い、数回にわけてアメリカ中西部のミネソタ州に住む魅力を書いていきたいと思う。 一体いくつ当地の魅力が書けるのか内心不安だが、あえて挑戦。 ミネソタは保守的な人口もある程度抱えており、私の主観だが田舎っぺな一面がある。もしも職場とパートナーがこんな所当地になければ、開放的なイメージの西海岸かハワイが良かったなと。(そういう選択肢はなか

          アメリカ、ミネアポリスに住む魅力 【1】 季節の変化に感動

          【ネイティブ・アメリカン料理】 ミネアポリスでおすすめのユニークなレストラン、OWAMNI

          Owamni by the Sioux Chef というレストランの食レポ。 お店のコンセプトは、 植民地以前のアメリカ料理お店のコンセプトは、ヨーロッパ人がアメリカに入植しネイティブ・アメリカの人々の暮らしや文化を変えてしまう前の、ネイティブ・アメリカン固有の食材を使った料理を提供するというもの。レストランの料理には、ヨーロッパから持ち込まれて広がった食材である小麦、サトウキビ、乳製品は一切使われていない。小麦不使用なので、全メニューが、グルテン・フリー、乳製品フリー、砂

          【ネイティブ・アメリカン料理】 ミネアポリスでおすすめのユニークなレストラン、OWAMNI