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【ミネアポリス】 北欧文化の歴史博物館 American Swedish Institute (アメリカ・スウェーデン研究所)
アメリカ、ミネソタ州は地理的条件が北欧と似ているため、スカンジナビア諸国からの移民が多く住み着いた地域である。
他の地域から飛行機で帰って空港に降り立つと、人々の顔を見ただけで「ミネソタに戻ってきたなあ」と感じる。白人が多くを占め、彼らの体格とか素朴な表情や服装がなんとなく北欧と似ているのだ。そして白人以外の人種の割合が少ない。ミネソタは人種のるつぼ感が薄い地域だと思う。2020年の国勢調査によるとミネソタ州の 76%を白人が占めるそうだ。
そんなマジョリティーの白人達も、もともとは移民だったと再認識する場所が、American Swedish Institute (アメリカ・スウェーデン研究所)。北欧文化の影響を受けた文化を、アートや工芸品を展示しながら紹介するミュージアムである。
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この建物を入るとチケットカウンターがあり、にこやかなレセプショニストが迎えてくれた。入場料は$13。木曜日の午後 15時 〜 20時のみ、入館料が無料になるとのこと。(2024年6月現在)
レセプションの横にギャラリーがあり、北欧出身のアーティストによる北欧モチーフの現代アートが展示されていた。
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次に、博物館の目玉でもある Turnblad Mansion へ向かう。
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Turnblad Mansionとは、スウェーデンからの移民、Turnblad家の家族の住まいとして1904〜 1908年に建てられた豪邸。1929年に American Swedish Institute に寄贈されたという。豪華な造りで33もの部屋があり、そのほとんどが見学可能になっている。
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写真には撮らなかったが、最上階では北欧からの移民がアメリカに移住した当時の過酷な生活を思わせる展示もあった。一言で北欧からの移民と言っても、多様な民族が存在する。ラップランドでトナカイ放牧やサケ漁業、毛皮の取引を生活の糧とする少数民族や遊牧民。アメリカ・スウェーデン研究所では、北欧少数民族の歴史や文化の理解、啓蒙にも力を入れているようだ。
ミュージアム・カフェでは、季節の食材を用いた北欧料理や、ワインやビールなどのアルコール類、コーヒーなどを提供している。
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ミュージアム・ショップでは北欧デザインやライフスタイルをテーマにしたアイテムを提供。私の好きなフィンランドのブランド、イッタラの食器類も販売されていた。
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北欧言語の学習イベント、料理教室などカルチャーセンター的な催しも随時行っているようだ。
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場所はミネアポリスのダウンタウンから南へ車で10分ほど。 ミネアポリスを訪れる機会があったらぜひ立ち寄っていただきたいおすすめのスポットの一つです。
American Swedish Institute
住所: 2600 Park Ave, Minneapolis, MN 55407
電話: (612) 871-4907
Website: https://asimn.org/
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