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アメリカ、ミネアポリスに住む魅力 【2】アウトドア天国

こんにちは、アメリカ在住のマヤです。
アメリカのミネソタ州、ミネアポリスに移住して7年たった今、この土地の魅力をあらためて確認してみたいと思い、アメリカ中西部のミネソタ州に住む魅力を書いている。 今回はアウトドア

ミネソタに住む大きなメリットの一つは、アウトドアの楽しみが満載であることだ。


↓ 前回の季節の件は少し無理矢理感があるが、

今回ご紹介する ミネソタのアウトドアの素晴らしさは、胸を張ってメリットだと言える。

私も春から秋にかけては、時々クルマで州立公園に行き、トレイルをハイキングしたり、サイクリングを楽しんでいる。

冬が過酷なぶん、春夏秋はこういう楽しみがなくっちゃやっていられねー、と思う。

ミネソタのアウトドアでできること (春〜秋)

ウォーキング、ハイキング、ランニング、自転車

ミネソタ州は、トレイルがよく整備されていて、全長1300マイル (約 2100キロメートル)あるという。 日本の本州の長さ約1500キロメートルであること考えると、結構トレイルが多いことが想像つく。 郊外だけでなく、住宅地に隣接した緑地や、街中にも結構トレイルがあって便利。

先日は湖畔のトレイルをジョグで一周した。

ウォーターフロントのランは気持ちがいい

このトレイルは、自転車用とそれ以外(歩行とラン)が別々になっているので安心してゆっくり走れる。1周4キロメートルくらいで走りやすい距離。

別の片道10キロメートルくらいの長いトレイルにもつながっていて、郊外からダウンタウン(都心)まで行ける。天気のいい日に郊外から自転車に乗ってダウンタウンに行って、テラス席のあるおしゃれカフェに入ってくつろぐのも楽しい。

信号待ちなしで緑に囲まれた道を行く

公園や公営コートでスポーツ

アメリカでは ピックルボール (pickleball) が流行っていて、公営のコートでプレイを楽しむ人をよく見かける。テニスと卓球とバドミントンを掛け合わせたようなラケットで球を打ち合う競技で、子供からシニア層まで幅広く親しまれている。

ある筋の情報によると、ナンパの友達づくりの手段としても注目されているらしい。

ヨット、小型クルーザー、ウォータースキー

内陸部のミネソタ州でヨットや船、と聞くと意外に思われるかもしれないが、州内に湖が10,000以上あるため、小型船クルーズが趣味の人口もそれなりにいるようだ。

船は本体価格だけでなく維持費用も高額なので、庶民の私やパートナーには全く手が届かないレジャーだが、一度パートナーの友人である超富裕層の夫妻の小型船に乗せてもらったことがある。ヨットでワインを飲んでおしゃべりを楽しみながら眺める夕日は最高だった。

カヤック、カヌー、湖水浴、ビーチバレー

湖の多いミネソタ、住宅地に近い湖ではカヤックやカヌーのレンタルができ、気軽に楽しめる。遊泳OKのビーチのある湖もある。

湖畔のビーチでくつろぐ人々

私も湖での水泳に挑戦したが、水が冷たく、長くは水中にいられなかった。湖は私のようにガチ泳ごうとするのではなく、地元民のように、軽く足をつけてキャッキャしたり、ビーチに寝そべってのんびりするのが正解なのかもしれない。ビーチバレーをしている人々も見かける。

キャンプ、渓流、湖水釣り

友人や同僚にはキャンピング・カーを持っている人もいて、家族で州立公園のキャンプサイトに宿泊し、アウト・ドアキッチンでバーベキューを楽しんだりしているようだ。釣りでは、淡水魚の Trout (マス)、スズキなどが釣れる。

湖が多いので、ウナギが釣れたら私も釣りをしたいが、ウナギはいないらしい。

そういえば、ウナギは海で産卵するんだった。ミネソタから海は遠いので、海の産卵で生まれたウナギがミネソタまで泳いでくるのはおそらく無理だろう。っていうか、ミネソタの湖が水続きで大西洋に繋がっているところは少ない。ミネソタ州の北にあるスーペリオル湖はシカゴやボストンまで水路がつながっており、船で海まで行けるらしいが。 ちなみに、ドジョウみたいなのはいるらしいが、食用にするほど美味しいわけではないとのこと。

急に鰻のかば焼きが恋しくなってきた。 

ミネソタのアウトドアでできること (冬)

ランニング、クロスカントリー・スキー

降雪地帯でもランニングは楽しめる。雪や氷の上でも走れる専用シューズや、スパイクを取り外しできる靴底を取り付けて走る人もそれなりにいる。 冬は「アイス・ラン」というマラソン大会も開催される。

そういうのに出場したがる変人の1人が私で、アイス・バグというスウェーデン製のランニングシューズで冬は走る。でもたぶん、ミネソタのランナーは、冬はジムでトレーニングしている人が多いと思う。

アイスバグで凍った道路をゆく

私が道路でトレーニングしているのは、氷結した道路を運転してジムまで行くのが嫌なためだが、無理してやっている感は否めない。

雪や氷の上を走るのが楽しいのかと聞かれると、やっぱり凍ってない地面を普通に走る方が楽しい。でも、雪上ランは普通の地面と比べると地面からの反動が少ない分脚力が必要となり、クロカン走のような脚力がつく (はず)。 毎年マラソン大会に出場している知人は「冬の雪上ランは強靭さを身につける絶好の機会よね!」と言ってアイゼンを履いて走っている。私も見習わなくては。

ミネソタは夏のサイクリング用のトレイルが冬はクロスカントリースキー用になる場所も豊富。 これも脚力がつき、体に良さそうだ。

私もいつか、クロスカントリースキーは挑戦してみたい。

アイススケート、アイスホッケー

私は苦手だが、ミネソタで育った人たちは子供の時体育の授業で経験済みの人が多くスケートが上手。 冬は、近所の池や湖がスケートリンクに変身する。公営施設なのでたいてい無料だ。

凍った湖でスケート (できたら最高だけど)

私もパートナーに連れられ挑戦したが、なにぶん単なる凍った池なので手すりがなくて困った。つかまるところがないと、私のような超初心者には厳しかった。 パートナーは子供の時アイスホッケーのチームで競技していたので慣れており、余裕ですいすい滑っている。

そんな彼を横目に見ながら、私はさっさとあきらめることにし、買ったばかりのスケート靴は翌日返品した。一回履いた靴でも返品OKだったのは、こういう事もあろうと思い、中古のスケート靴を買ったためだ。ミネソタは中古のスポーツ用品店がたくさんあるので便利だ。

スケートは、自分で滑るのではなく、人がやっているのを見る専門にしようと思う。ミネソタではアイス・ホッケーが盛んなので、プロ、アマチュアを問わず試合観戦の機会には恵まれている。日本で育った私には馴染みがないのでルールもよくわからず、アイス・ホッケーは格闘技にしか見えない。 だが地元の人たちが熱中して応援する姿、あの熱気はわりと好きで、その場にいるだけで楽しい。

まだまだ書ききれれないほど沢山あるアウトドアやスポーツの楽しみ。追い追い体験談も紹介していきたいと思う。


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