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【ミネアポリス】現代アートの美術館、Walker Art Center

アメリカ中西部、ミネソタ州ミネアポリスがそんなに田舎ではない事を宣伝したくて書き始めた私の note。今回はミネアポリスの美術館・博物館の中でおすすめの一つ、ウォーカー・アートセンターをご紹介したい。

ミネアポリスのダウンタウンから車で5分ほどの場所にある Walker Art Centerは、 13,000もの近代・現代アートのコレクションを持ち、年間70万人が訪れるというアメリカ有数の美術館。展示物は順次入れ替わるので、季節ごとに訪れたくなる場所。

美術館は1879年にスタートし、2005年に増築され今の現代的な外観になったそう


私が訪れた際は(2024年6月)、 Keith Haring (キース・ヘリング)展を開催していた。

地上階の入り口。展示は Keith Haring の "ART IS FOR EVERYBODY"
地階の駐車場からの入り口

入館料は $18. 木曜日だけは無料で入場できる。(2024年6月現在)

さっそくKeith Haring (キース・ヘリング) 展の作品を鑑賞。ポップアートで知られたキース・ヘリング氏(1959 - 1990)は、ニューヨークを拠点に活動していたが、1982年にここ、ミネアポリスで Walker Art Center の residency として活動した時期もあったそうだ。

ART IS FOR EVERYBODY

写真には撮らなかったが、ニューヨークの地下鉄の駅でで彼が描いた作品を複数のスライド映写機で紹介していたコーナーがあり、地下鉄駅の雰囲気を想像しながらアートを楽しんだ。この画家の事はあまりよく知らなかったけれど、暗い地下鉄駅で即興で描き明るいポップな絵を完成させる姿を写真で見て、なんとなく、空間そのものをアートに変えていくデジタルアートの前身みたいな世界観を感じた。もちろんキースヘリングのアートは今から30〜40年も前に描かれたものだからデジタルではないんだけど、その斬新さというか先進性という意味で。

しっかりした黒い線で描かれたポップでカラフルな作品群。ずっと前に別の土地で作品を見た記憶がある。でも、10メートルくらいありそうなこんなに大きな作品を目の前で見るのは初めて。

力強さを感じる作品群

私のスナップでは伝わりにくいと思うが、間近で鑑賞するとなかなかの迫力だ。この美術館は空間がとっても広々していて、週末だというのに混み合っていないので、のびのびとゆっくり作品鑑賞を楽しむことができた。

Testuya Yamada さんというミネアポリス在住のアーティストの"Listening"という陶器を中心とした展示コーナーもあった。

ミネアポリス在住の Tetsuya Yamadaさんの作品

美術館賞のあと屋上に登ったら、綺麗な晴天が広がっていた。

屋上で休憩もできる

ミネアポリスのダウンタウンも見渡すことができる。 

右側がミネアポリスのダウンタウン

お菓子かサンドイッチなどを持ってきて、屋上で休憩しながらいただくというのもいいかもしれない。

美術館の隣には、Minneapolis Sculpture Garden という、彫刻の森的なガーデンもある

一階にある美術館併設の カフェ・レストランCardamomは、木のカウンターが素敵な落ち着いた雰囲気。カウンター、テーブル、外のテラス席があり、飲み物や軽食を楽しむ人で賑わっていた。

落ち着いた雰囲気のカフェ

上記の写真はウェブサイトより。https://walkerart.org/visit/restaurants-at-the-walker 

ミネアポリスを訪れる機会があったら立ち寄りをおすすめしたいスポットです。

Walker Art Center
住所: 725 Vineland Pl, Minneapolis, MN 55403
電話: (612) 375-7600
https://walkerart.org 


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