真綿いぬ

できるだけしたいことしかしないようにしています。

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  • 好きなひとたちのこと

    すきなひとのことを書いた記事です。

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ブラジャーからの解放 ―ニップレスはじめました―

私はブラジャーが大嫌い 私はブラジャーが大嫌いだ。 まず、そもそも服なんてできるだけ着たくない。着る服をギリギリまで減らそうと考えたときに一番内側に身に着ける下着を省こうというのは自然な選択だと思う。下品になりそうなので詳細は書かないが、パンツは明確な機能があって役に立ってくれている。けどさ、ブラジャーって何をしてくれているんだろう。突起を守るだけならニップレスでいいのではないか。 さらに、ブラジャーってなんだか怖い。胸を型どるワイヤーが入っていて、体にピッタリしていて

    • わたしたちの関係に名前をつけないで

      紹介されるときやするときに、友達とか、恋人とかの単語を使われたり使ったりすると、そうかそういう名前の関係だったね、と思うことがたまにある。それがなんだかつまらないので、その理由を書いてみる。 あなたとの思い出なのに 特定の誰か(例えばあの人)との関係があって、その関係性を過不足なく表す言葉があるだろうか。 飲んだ帰りにお腹が空いてふたりでコンビニでカップ麺を買って公園で食べた夜。カフェでお互いのことを話していたらふたりとも泣いてしまったとき。体育祭の結果に納得できなくてた

      • 光り輝く珠のようなひと 好きなひとたち③

        未央という人がいて、彼女はいつ会っても少し光っている。どちらかというと冬の方が光っているような気がするが、基本的には一年中光っている。体育館の端で汗だくで休んでいるときも、天下一品のラーメンを食べているときも、あまり食べたり寝たりしていなくてしんどそうなときも、夢庵で天婦羅を奢ってくれたときも、映画を撮っているときも(彼女は映画を作ったりする)、新宿御苑で芝生に座って話しているときも、駅のホームで電車を待っているときも、いつも少しだけ光っている。 最初は彼女の持つ誠実さやひた

        • 親と遊ぶのがこんなに楽しくていいのか(31歳)

          両親と遊ぶのが楽しい。こんなに楽しくていいのかと不安になるので、その気持ちを書き出してみた。 片道10時間のドライブが毎秒楽しいってことある? 両親と3人で車で四国に旅行に行った。片道10時間もかかるので、たぶん飽きたり、話題が尽きたりするのだろうけど、まあそれもそんなに気まずくないでしょうと思っていた。甘かった。飽きもしないし話題も尽きなかった。楽しいなと毎秒思っていたらそれが積み重なって10時間経っていた。えっもう静岡?と思っていたら、すぐ大阪になって、あっという間に

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        • 好きなひとたちのこと
          3本

        記事

          あんまり好きじゃないのにカラオケには特別が詰まっている② いきものがかり,チャットモンチー

          歌うのもカラオケという場もあんまり好きじゃない。でも、カラオケには特別な想いが詰まりがちだ。きっとこれは音楽のすごさなんだろう。 歌うのは好きじゃないけれど、好きな人の歌は聴きたい。好きな友達が歌を歌ってくれるのって、とんでもない娯楽だと思う。その人の存在そのものから好きなのに、歌を?歌ってくれるの?とんでもないことだ。 友達とのカラオケから好きになったアーティストがたくさんいる。いきものがかりとチャットモンチーもそのうちのふたつだ。 高校の部活の同期 よっさん/チャット

          あんまり好きじゃないのにカラオケには特別が詰まっている② いきものがかり,チャットモンチー

          あんまり好きじゃないのにカラオケには特別が詰まっている① Mr.Children,BUMP OF CHICKEN

          社会人になるまで音楽を聴く習慣がなかった。実家にはテレビがなかったので、曲というのは街なかで勝手に流れているものだった。あとは誰かとカラオケに行った時に聴くもの。 だから、原曲を聴く前に知り合いが歌う歌から知った曲が沢山ある。思い入れのあるアーティストの多くもカラオケから始まっている。そのうちのふたつ、Mr.ChildrenとBUMP OF CHICKENについて書いてみる。 大学の頃のバイトの先輩/Mr.Children 大学1、2年生の頃に週2回コンビニでバイトをして

          あんまり好きじゃないのにカラオケには特別が詰まっている① Mr.Children,BUMP OF CHICKEN

          悲しいことは大抵知らないところで起きる ということをすぐに忘れる

          私は大事なこともすぐに忘れる。よく忘れてしまう割に大事という、その差が最も開くのは、「悲しいことは大抵知らないところで起きる」ということだと思う。同じくらい大事なことはこれほど忘れないし、同じくらい忘れることはこれほど大事ではないような気がする。 他人に悲しいことがあっても基本的には教えてもらえない。目の前で笑っている人も昨日とてつもなく悲しいことがあったかもしれない。多くのことは私には見えていない。これをすぐに忘れてしまう。思い出すのは実感したときだ。 すごくシンプルだと

          悲しいことは大抵知らないところで起きる ということをすぐに忘れる

          結婚式なんてできない 泡を吹いちゃうよ

          出張の精算が大嫌い 私は出張の精算が大嫌いだ。レシートを取っておけないし、自分が乗った電車が思い出せない。紙上の数字と事実との齟齬をなくすことができない。お金の計算そのものも苦手なので、家計簿もつけられない。 会議の日程調整が大嫌い 自分の予定を把握することからも立てることからも逃げてきた人生だった。結婚式の招待状はギリギリに返してしまうし、出欠連絡が致命的にできない。仕事ではまだないが、遊ぶ予定だとダブルブッキングもよくする。 自分だけでもそうなのに、たくさんの人

          結婚式なんてできない 泡を吹いちゃうよ

          ほろ酔いで歩いていたら様子のおかしな犬がたくさん寄ってきた

          会社の近くの暗いパスタ屋さんでひとりでお酒をじゃぶじゃぶ飲んだ帰り道、最寄り駅から家まで歩いていた。ほろ酔いでらりらりふらふら、かなり愉快な気持ちだった。この前友達におすすめされた本がポストに届いているはずだから、ベッドで読みながらもうちょっとワイン飲んで寝ようかな〜髪の毛を乾かしてほしい人を急に家に召喚できたらいいのにな〜とか考えていた。 家までの近道の階段を降りていると、階段の下に難しい顔をしたクリームと黒の色のパグがいた。お尻を地面にべったりつけて足を投げ出して、「こ

          ほろ酔いで歩いていたら様子のおかしな犬がたくさん寄ってきた

          ほとんど会わないけど心が同じところにあるひと 好きなひとたち②

          年に1度くらいの頻度でしか連絡を取らない、かつ会わない人がいる。私はその人のことを本当に心から大事に思っている。 会うときはその全部の時間とその前後1週間くらいが特別に感じるし、会ったときのことを思い出せるものが欲しくなってしまう。例えば、ふたりで公園のベンチに座って話したときには、そこに落ちていた石をこっそり持って帰って思い出にするという湿度の高いことなどをしてしまう。話した後は、別の物語や現実で上書きしたくなくて、できるだけ本を読んだり人と話したりしないようにする。こわい

          ほとんど会わないけど心が同じところにあるひと 好きなひとたち②

          脳が柔らかすぎるひと 好きなひとたち①

          むっちゃんという人がいる。彼女とはお互いの実家が斜向かいにあって、小学校と中学校と大学が同じだった。小学校と中学校のときは一緒に学校に行った。どちらの学校も、行くには私の家を出てむっちゃんの家を通って行くのが最短ルートだったが、むっちゃんは毎朝学校から少し遠ざかって、家を出るのが遅い私を迎えに来てくれていた。 中高生の頃のむっちゃんの好きなエピソードが2つある。 ・高校デビューの差分を増やすために、中学の時はわざとダサくしていてビフォーアフターの写真を実家の襖の前で撮った

          脳が柔らかすぎるひと 好きなひとたち①

          今が愉快だから、いつ死んでもいい、死後の世界はない方が嬉しい

          概ねしたいことだけして生きている。私がとり得るベストな人生だと思う。好きな人には好きと伝えているし、したいと思ったことはできるだけ早くしている。 だから、「今もし死んでしまったとしたら後悔するだろう」ということが思いつかない。実際に死ぬとなったら違うかもしれないけれど、ひとまず今は本当に思いつかない。 積極的に死にたいわけではないが、うっかり死んでしまっても満足だったなと思うだろう。または、大好きな人に誘われて、それがその人の本当に望んでいることなら、一緒に死んでしまうのもい

          今が愉快だから、いつ死んでもいい、死後の世界はない方が嬉しい

          30年間ずっと他人だと思っていた音楽と友達になれた

          昔何かのポスターで見た「音楽と友達に」というコピーにケッと思った。そんな私もなれました、音楽と友達に。 30年間ずっと、音楽は憧れの他人だった 小学生の頃だろうか、クラスメイトとカラオケに行って上手く歌えなかった、恥ずかしくて、楽しくなかったという記憶がある。それからずっと、音楽は苦手な科目だったし、カラオケは人の歌を聴く場所だった。そして、歌わないから周りに気を使わせてしまうことが多い場所でもあった。 それでも、音楽の素敵さは知っていた。歌の上手な友達がキラキラして見え

          30年間ずっと他人だと思っていた音楽と友達になれた

          うるせえなバーカと思うこと ※悪口があります

          皆さんも生きていると、「おいてめえ今なんつった?」ということが起きると思う。成仏させるためにも書き出してみることにした。言われたらどんどん追加していきます。ここが墓場だ。 「真綿には分からないと思うけど」 分かり合いたいから今話しているのではないのか。 大体好きな人から言われるので、「おい!!そんなこと言うな!!!!わからんちんめ!」と思う(いろんな人から言われるので、私がとてつもないわからんちんという可能性もある)。 これを封じる解決策があって、突然「それは言わないとい

          うるせえなバーカと思うこと ※悪口があります

          本がなければ生きてこられなかった

          本が自分にとってどういう存在なのかを考えてみた。 本に救われてきた 本は人生を豊かにするというけれど、私にとってはもっと切実なものだ。プラスαというよりも、マイナスを少なくする装置だったように思う。 続くと心肺停止になるような状態を止めてくれるAEDのようなもの、降りかかる火の粉から身を守ってくれるシェルターのようなもの、騒音を遮断してくれる耳栓のようなものだった。本は私を現実から逃がして、生かしてきてくれた。 小中学生の頃の息継ぎとしての読書 人生を振り返って、読書

          本がなければ生きてこられなかった

          自分の大事なことを話そうとすると涙が出るのはもう病気ということにしたい

          自分の真ん中に近い部分の話をしようとすると涙が勝手に出ることがある。プライベートでも仕事でも関係なく勝手に出る。そうなると本当に言いたいことが伝わらない。特に仕事だと、泣けば済むと思っていると思われる、気持ちが不安定な未熟な人だと思われる、いいことが一つもない。分かっているのにどうにもならないので、またやってしまったと自分にどんより疲れる。本当に疲れる。 インターネットが対策を教えてくれるけど、気休めに近く画期的ではない。 ・深呼吸 ・同様のシチュエーションを増やして慣れる

          自分の大事なことを話そうとすると涙が出るのはもう病気ということにしたい