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まうと愛しき紙の本

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私の本について。文学フリマ参加や通販情報などもまとめています。|フクヤマニメ7(2024.10.19)出店予定。
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#書くこと

本を作り、出会うこと。と、通販開始。

本を作り、出会うこと。と、通販開始。

熱気、熱気、熱気。今朝の気温などなんのその、会場は人の熱気に包まれていた。「溺れる猫と針の生えた鼠」として、いよいよ果たした文学フリマ初出店。暑さで澱んだ空気にすら、私は言いようのない高揚感を覚えていた。

隣には文フリ経験者のカナ猫さんがいてくれるので心強い。2ブース分の長机をゆったりと使い、主にカナ猫さんの持参してくれたかわいいアイテムを飾ると、みるみるうちに私たちのお店が完成していった。

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文章は一期一会・出店のお知らせ

文章は一期一会・出店のお知らせ

2024年、私は9ヶ月間で79冊の本を読んだ。ここ2年くらい、怒涛の勢いで本を読んでいる。学生時代よりも圧倒的に読んでいる。というか学生時代は何もしてこなかったから、そのツケを払うために社会人になった今、やりたいことをがんがんやっているという感じ。

おかげで読める文章の種類が増えた。そもそも文章を読むのが速くなった。noteを続けてきたのも大きいけれど、どんな形態の誰が書いた文章でもまあまあさら

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私もまた、言葉に救われている。

私もまた、言葉に救われている。

まだまだ私は言葉を舐めていた。乾いた土に雨水がぐんぐん染み込んでいくように、私の心は言葉のあたたかさに満ちていく。

たかが人間の、意思疎通を図るために生み出された言葉。単なる言語。なのに私たちはどうして、そこに言葉を超えた意味を見出し、心に広げていけるのだろう。

こうして文章を公開するようになって、3年が経つ。3年もいると素晴らしい出会いもあれば、まあ苦々しい別れだってあった。だけどこんなに続

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じっくり、のんびり、言葉を溜める。

じっくり、のんびり、言葉を溜める。

お茶を汲む。食堂の奥の給湯室で、私は抱えるほどの大きなやかんにお茶を沸かしている。毎週火曜日、お茶当番の時間は私の憩いのひと時だ。
今どき女性にお茶汲みをやらせるだなんて時代錯誤だ、なんて言われるかもしれないけれど、私としてはこの程度のお仕事で給料が発生するのなら願ったり叶ったりだ。まさにお安い御用、ってやつ。

お茶が沸くのを待つ間は、Twitter(あ、Xになったんだっけ)を眺めたりnoteを

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