見出し画像

“自分のあたま”で考えるということ~自発性と目的の はなし~

こんにちは、Ryosukeです。
リハビリテーション専門職として、
入院患者さんや対象者さんの心身の回復に対するアプローチについて考える仕事をしています。

今回は「そもそも自分は何がしたいのか~自発性と目的の はなし~」について書いていきたいと思います。

行動の発端は自分の意志か否か・・・

今の行動が、自分がそうしたくてそうしているのか、
それとも環境にさせられているのか。
どちらですか?
これは別にどちらが悪いとかではなくて、
自分で自分の行動に責任を持っているかの話で、
責任というのは別に、罰を受けるとかそーゆう事ではなくて、
自分の行動の発端が自分の意志で行っているかという事です。


自分の意志とは

端的に言えば、
何か物事を始めるとき、
“自分の”頭で考えて行うという事です。

そもそもなぜそれを行うのか、
つまり行動するための目的が、
一本筋が通ったように存在することが大切です。

プロセスの中で逐一起こる現象に対して、
その行動がもたらす結果に向けて、
現在、正しい方向へ進んでいるかをジャッジするために、
必要だからです。

自分の意志で、というのはそういうことで、
どこまでやって、どこからやらないのか、
どこに向かって、どこへ向かわないのか、
今起こっていることは、良いのか、悪いのか、
そしてそれをどのように判断するのか、
目的が無ければいずれも、判断は困難になります。


意志がないこと

何となく触ってしまうスマホ。
何となく見てしまうYouTube。
何となくついているTV。
何となく読むマンガ。

共通しているのは、
そこに在るから、です。
自分の脳が判断、ではなく、反応した結果です。

なので、
どこまでやって、どこからやらないのか、
どこに向かって、どこへ向かわないのか、
今起こっていることは、良いのか、悪いのか、
などの判断はありません。
脳が、目の前の映像などによって刺激されるのに対して、
放出されるドーパミンという物質に対して「快」を感じている結果です。

しかし、同じ行動だったとしても、
YouTubeの編集技術を学んでいる、とか、
マンガを面白く見せるためのコマ割りを見ている、とか、
最近のトレンドについてリサーチするために検索する、とか、
目的がある事で全く違う行動に変わります。

意志・目的の有無が引き起こすこと

インプットされる「情報」の量が増えたことで、
受け取る側の意志や、目的の有無が、
行動やその結果に対してかなり影響するようになってきていると感じています

どういうことかというと、意志や目的がある方と、そうでない方では、問題解決スキルや、ネットリテラシーの格差が出てくると感じています。

例えば、
近年、特殊詐欺や、
大手企業を謳ったなりすましメールが増えており、
まずは考えて検索するなど、自分の意志で行動できる人と、
来たメールに対して駆り立てられた不安によって反応的にクリックした結果、個人情報を抜き取られるなどといったことに繋がる、といった個人個人の対応の違いによって、その結果が大きく違ってくると感じています。

1つ1つの問題、実はそれ自体が問題ではなくて、
まずは自分がどのように対応するのか、
ちゃんと自分の頭で考えているかを振り返る事って、
大切だな~と感じています。


今回は「“自分のあたま”で考えるということ~自発性と目的の はなし~」について書かせていただきました。
今回の1枚は、kazumaogisoさんにいただきました。ありがとうございました(^_-)-☆
それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
また、あした(^^)/~~~

この記事が参加している募集

#スキしてみて

526,895件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?