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宝の持ち腐れとは~宝の持ち腐れは個人の価値観によって変化する~

今日も1日お疲れ様です。
今回の『今日のnote』始めていきたいと思います。

今回のテーマは『宝の持ち腐れとは』です。
皆さん、宝の持ち腐れと聞いてどのような状態を思い浮かべるでしょうか。

宝の持ち腐れとは

宝の持ち腐れを辞書で引いたときに、

役に立つ物を持っていながら、使用せずに放っておくこと。
すぐれた才能・手腕があるのに、それを活用しないことの例え。 また、生かし切れないでいること。

ウィクショナリー引用

とあります。
それを使用しないことと、それをうまく生かしきれないということ。

つまり、才能や性能を無駄にしている状態だと言えます。

先週は、
そのことを改めて考えさせられる場面がありました。

使っているのに『宝の持ち腐れ』?

私が勤務しているあるリハビリ病院のリハビリ室には、
比較的最新のリハビリマシンや、
ジムで使用するような機器が揃っています。

ある日、元経営者の高齢の患者さまがリハビリの休憩中に
リハビリ室を見渡しながらこのようなことを仰いました。

『なんだか宝の持ち腐れだね』

少し詳しく伺うと、
せっかくいい機械が揃っているのに、
その機械を活かしきれていない。
そのような旨を話されていました。

その時、全てのマシンは患者さまが使用しており、
使用率100%の状態。
機械を使用している状態という観点で見れば、
十分なほど活かしているのではないかと感じましたが、

しかし少し考えてみて・・・腑に落ちたんです。

その10,000円を何に使うか

例えば、

『これ、好きなことに使ってね』
と、もう少し若いころ祖父母にお小遣いを頂いたことを思い出して、その『宝』をどのように使うかによっては『宝の持ち腐れ』になるなあと感じたんですね。

10,000円の使い道はその人によって変わります。

自分の服を買う。
誰かのプレゼントを買う。
銀行に預ける。
投資信託を組む。
寄付をする。

消費と、貯金と、投資です。

本来そのモノが持つ価値を、
その価値以上のものにするかしないか。

そのことに対する個人の価値観によって、
そのモノが宝の持ち腐れになっているという認識は変化するんじゃないかと思っています。

宝の持ち腐れは個人の価値観によって変化する

リハビリのお話に戻りますが、
リハビリの機械を使っているかそうでないかではなく、
その患者さまは、リハビリの目的にしっかり沿って使用しているのか、その機械を使っていること自体が目的になっていないかという視点で見られていたわけですね。

例えば、同じ『勉強をする』でも、
第一志望の学校に合格することを目的に勉強することと、
勉強すること自体が目的になっていることでは、
勉強の内容も質も変わってきます。

自分がそのモノを何を目的に使っているかを、
もう一度考えてみよう。

そんなことを思い返すきっかけとなった出来事でした。

今回は『宝の持ち腐れとは~宝の持ち腐れは個人の価値観によって変化する~』について書かせていただきました。

また、あしたね(^^)/~~~














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