自分をコントロールする方法③~その問題は問題ではないかもしれない~

いまはまさに受験シーズン真っ只中。
そして年度末に向けて公共事業も活発になってきて、
経済界では各企業の決算が出そろう。
そんな各方面、忙しなさが増す時期。

行動と結果に対する振り返りの重要性が一段と増すと思っています。
そこで、一つの視点として私が思うことについて書いていきたいと思います。

結果を左右する3つの要素

ある行動をしようと思った時に、
結果を左右する要素は3つあると思っていて、

① 誰がやるのか(人)、
② 何をやるのか(課題)、
③ どこで(どのように)やるのか(環境)、

この人、課題、環境の3つが影響すると思っています。

つまり、
同じ課題を、例えばプロがやるのとアマチュアがやるのでは、
その結果は目に見えていますし、

同じが、例えばサッカーをやるのか野球をやるのかでは、
その成果は違ってきます。得意不得意があるので。

そして、
同じ環境、例えばチームプレイが得意な人苦手な人で結果は変わってきます。

さすがのイチローさんでも、サッカーをしている高校生にサッカーで挑んでも敵わないと思っていて、イチローさん(人)がその力を発揮(結果)できるのは野球(課題・環境)だからだと思っています。

先述の受験を例にしてみても、
どこの学校を受験するのか(課題)を考えるときには、
自分の成績や偏差値がどのぐらいか(人)を参考にすると思います。
偏差値が40で東京大学を受験するというのは、人と課題の要素が乖離しており、その結果は目に見えています。
なので、いわゆる「ビリギャル」が2013年に話題を集めた話はそういった背景があると思っています。

結果のどこにフォーカスしやすいのか

結果が出たときというのは、その結果がなぜそうなったかという振り返りを無意識にしていると思っていて、
例えば、予想していたものよりも結果が下回った時、どのような振り返りをするでしょうか。

次はもっとこうしようなのか。
不快な感情に押しつぶされてネガティブになるのか。

そんな時も、上記の①~③の要素を元にすることが客観的な振り返りに役立つと考えています。

その問題は本当に問題なのか

そこで問題になるのは『その問題は本当に問題なのか問題』です。
なんだかややこしいですが、自分が問題と思っていることは、本当にメインの問題なのかという事です。

感情に支配されていると、ここが難しくなってくると思っていて、
一つの着眼点だけを掘り下げる思考になってしまうと感じています。

例えば、先ほどの受験の例を続けて採用すると、
東京大学の模試の判定がCでした。と。
その結果を受けて、焦りやその学校に執着する気持ち(感情)が強くなると、「じゃあもっと頑張らなければならない」となりがちだと思っています。
その学校に入らないと死んでしまうのであれば頑張るしかありませんが、もっと冷静になって、なぜその学校(課題)でなければならないのかを、自分の能力(人)とすり合わせて最大限の結果を導くためには、どちらかをどちらかに近づけることが必要であると思っています。
受験の時期と本人の潜在能力を考慮して、どちらの選択肢が現実的なのかを考えていく必要があると思っています。

『人のせいにする』の中身

そのように考えていくと、結果の解釈の偏りが生じてしまう例として、

①の人(自分)にフォーカスが向きすぎることで、自分のせい、
②の課題にフォーカスが向きすぎることで、その行動のせい、
③の環境にフォーカスが向きすぎることで、誰かのせい、

1つの要素にのみフォーカスが向くことで、そのような偏った解釈になると思っています。

問題は1つのみの要因で生じているのではなく、少なくともこの3つの要素によって起こっていると私は思っています。
そして逆に最高の結果がもたらされるときというのは、この3つのバランスが最高の状態なのだと思っています。

今回は「自分をコントロールする方法③~その問題は問題ではないかもしれない~」について書かせていただきました。
part.1と2については下記に張り付けさせていただきます。
是非合わせてご覧くださいね(^^♪

また、あした(^^)/~~~


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集