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まつたく
2022年9月11日 07:30
小学校高学年。夏休みも明けて、蝉時雨も落ち着いてきた頃の出来事。少年がいつものように本を片手に下校をしていると、「○○く〜ん!」と真正面から手を振る少女がいた。少年は顔を上げ、笑顔を振りまく少女に一瞥をくれる。特に面識もない、隣のクラスの同級生・A子だった。軽く会釈をしながら通り過ぎようとすると、A子は「気をつけて帰ってね!」と同じトーンで元気よく声をかけてきた。少年は、
2022年9月15日 00:08
自分の人生に集中したいのにも関わらず、少し気を許して他人本意になった結果、ろくでもない地雷を踏んでしまうなんてのはよくあることだろう。例えばInstagramのストーリーズに、僕とA子ちゃんがデートに行った帰り道で同じ風景写真を同時刻にあげていたとしよう。そうすると、5分後には共通の知人の野次馬どもが「A子と○○行ってるんだね!付き合ってるの?!」などと無駄なレスポンスをしてくる。正直
2022年9月10日 09:20
上記は秩父市を舞台としたアニメ「あの花」のじんたんの台詞で有名なものだが、僕にとっての夏のケモノは“人間”というトラウマーー。ふと自分自身で閉じ込めていたはずのトラウマが蘇ってしまい、毎日続けると公言していたnoteを2日間も更新できないほど精神的に参ってしまった。今回は暗い話なので、気分を害する人にはブラウザバックしてもらいたい。9月7日(水)の夜、いつものようにAM1時頃に眠りに落
2021年11月19日 08:00
小学校高学年のときに、よく小説を読んでいた。愛読書は重松清、阿部夏丸、椎名誠、石田衣良。青春モノからミステリーから随筆集まで、年間で100~200冊は読んでいたと思う。当時の僕は中学受験を控えており、いわゆる“缶詰”のようなを暮らしを強いられていたので、両親の前では本を読むか勉強をするかの二択しかなかったため、常に周りには本がある状態。友達と遊ぶのも禁止で、小6に進級したタイミングで