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マネージメントサイクル - グローバル化の波(会社と雇用)

今回のグローバル化の波は、
企業にとっても大きな影響を受けています。
今までの終身雇用が企業の重荷となり、
実質的には崩壊して来ています。
そして、日本の労働人口も減少している為、
人材の流動性に対応できる組織に変更している
企業さんが多く見受けられます。

こんにちは、松幸です。
ブログを見て下さり、ありがとうございます!
日々の中で気付いたことを発信しています。

本日は、グローバル化の波(会社と組織)
 についてです。

日本の大企業で何が起きているのか?

私は現在、一部上場企業で働いています。
副業でコンサルティングの仕事も
やらせて頂いておりますが、本業があります。

この会社では、グローバル対応していくために
様々な組織の構造変更や人事施策を打っています。
それがなぜ必要なのか?を解説いたします。

まずは、マクロ経済になります。
世の中の変化のスピードが20-30年前と
比較すると格段に速くなってきています。

これは何を意味するかと言うと、
日本企業が長年行ってきた一括採用・
社内教育・終身雇用 のパターンでは、
市場の変化に対して対応できなくなっている
ということを意味します。

具体的には、以下のような内容です。
新卒で採用し、5年かけて社内教育しても
5年~10年後にはその市場が無くなる可能性が高い。
仮に市場が15年後に無くなってしまった場合、
22歳だ入社してきた方は37歳になっているが、
今まで培ってきた技術や知識は役に立たない。
しかし、終身雇用を採用していると、
その方々を雇用し続ける必要がある。

まだ30代なら良いのですが、
50代になられていると、新しい事業に
その方ご自身が対応していくのが非常に難しい。

そんなことが世の中で起きています。

Job型組織へのシフトが加速

昭和の時代の雇用は、
「一括採用・社内教育・終身雇用」であり
自社で人を育てて、自社のカラーに染める
方法を取っていました。
この場合には、社内の文化や人脈、
社内のしきたりを理解している人が
効率よく仕事が出来ていました。

一方、市場の変化が非常に大きな現在は、
「他社の経験値を自社で活かしやすい雇用」に
確実にシフトして来ています。
つまり、Job型組織への移行が始まっています。

多くの会社がJob型組織・雇用に切り替えていて、
中途採用者が活躍しやすい形態に変わってきました。

Job型組織・雇用のメリットは、何といっても、
そのポジション(組織)の役割が明確なコト。
今までの経験と照らし合わせてみて、
本人と会社の要望がマッチしているか分かる事です。

会社側も即戦力として対応できるように
そのポジションに対して「過去のしがらみ」や
「社内のしきたり」などをなるべく排除し、
社内事情を知らなくても仕事が出来る
環境を整えて来ています。

従業員側にもメリット

Job型組織・雇用には、従業員側にも
大きなメリットがあります。
それは、A社で培ってきた知識経験が
他の会社でも役に立ち、A社よりも良い
給料が稼げる可能性があるという事です。

以前「サラリーマンプロ化時代」を
連載しましたが、正にサラリーマンも
プロ化して行かなければならない時代になりました。
実力のある方は、ドンドン稼げる環境に
変わって行くコトになります。

究極的には、そのポジションが、
外国の方との競争になる可能性もあります。
A社の経験を、B社のグローバル企業で
活かして行くコトが出来るようになります。

このJob型組織・Job型雇用への移行は、
正に雇用のグローバル化に繋がっていく
大きな布石になっています。

企業側もそれなりの覚悟が必要です。
賃金もグローバル化していくという事です。
現在の日本人の部長職の給料は、
アジアにおける部長職の給料よりも
安いかもしれません。
よって、Job型雇用で転職して、
外資系に入ると給料が上昇するわけですね。

世の中のグローバル化は、
これから更に加速して行きます。
明日以降もグローバル化による変化をお伝えします


大丈夫!
みんな、あなたのことを応援しています!
あなたは、一人じゃない!
勇気・強気・やる気・世の中元気!


このブログが、皆さんにとって小さな気付きになり、
皆さんの行動へ向けた原動力や豊かな生活に向けて
少しでも貢献できると嬉しいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

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