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目標立ててるうちは前進してなかった

数日前、全身麻酔で腹腔鏡手術を受けてきた。

不妊治療の一環で、
わたしの症例はレアなものなのだが、手術を受けるか決断する時や手術前、私自身血眼になって情報を探しまくったので、これについては別の日に別途書きたい。


全身麻酔も、手術も初めてのことだった。

腹腔鏡手術という開腹手術には及ばないものにせよ、
いざ受けたら「生きていることに感謝」とか改めて思えたりするのかな~と思っていたんだけど、

手術していざ思ったことは、
「予定って入れたほうがいい!!!」ということだった。

どういうことか。

これは、「生きている今を大事に」から派生する意味あいの「予定をいれよう」では全くない。

「予定って、入れたら自動的に日々は過ぎるし、物事は進むんだ」ということだ。

そんな当たり前のことを実感した。


手術を受けることは、医師から説明を受けた時からぼんやり決めていたことだったけど、もう一つ、心が追いついていない気もしていた。

全身麻酔かぁ、、どんな感じなんだろう。

腹腔鏡とはいえ、やっぱり痛いんだろうな。

メリットを感じたから決めたものの、いざ決断するとマイナス面に目が行く。


それは決して、手術というイベント的要素だけではなく、
往々にしてわたしの人生の中でも起こる感情と一緒だった。


やらなきゃいけない仕事があるけど、後回しにしたい。

ラインの返事をしなきゃいけないけど面倒。

税務署の書類、返信しなきゃいけないけどまだ手元に(はやくしろ)

そんなことは日常茶飯事だったけど、
予定を入れてしまえば結局手術の日は、くるし、時間になれば手術が終わっている。


手術の前日、夫とだらだらしているときに

「予定って、当たり前だけど入れてしまえば現実になるもんだね。もう明日なんて」とぽろり、とこぼすと

夫は「不安?」と聞いて、そしてこう続けた。

「大丈夫だよ、時間になれば由佳ちゃんは手術台に横になっていて、時間になったら無事おわって、時間になったら、退院できるからね」

た、たしかに~~。わたしが言ったことを、さらに一歩具体化した言葉をくれた。

当たり前だけど「○○したい」という目標があるとする。

わたしの場合は「不妊という課題を一歩解決したい」ということだった。
そしてそれは、今やっていることの継続だけでは、少し課題解決が難しそうな気がしていた。

悩んで、そして予定を入れた。

「手術したい」と言ってるだけでは前に進まない。先生に相談し、手術の予定を入れなければ始まらない。

そんな当たり前の事実に、ようやく気付いた気がする。

目標を思ったり、声に出すだけではだめなのだ。
予定を入れなければ何も進まないんだな。

これが、お腹に穴を開けてようやく気付いたこと。笑

わたしよ、積ん読だって、「年内に○冊読もう」じゃ、だめなんだよ。「1ページ目をめくらなければ!!」

目下の最近の私の課題です。

解決方法は見つかったのだから、行動しないとな、と思っています。

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