目標立ててるうちは前進してなかった
数日前、全身麻酔で腹腔鏡手術を受けてきた。
不妊治療の一環で、
わたしの症例はレアなものなのだが、手術を受けるか決断する時や手術前、私自身血眼になって情報を探しまくったので、これについては別の日に別途書きたい。
◆
全身麻酔も、手術も初めてのことだった。
腹腔鏡手術という開腹手術には及ばないものにせよ、
いざ受けたら「生きていることに感謝」とか改めて思えたりするのかな~と思っていたんだけど、
手術していざ思ったことは、
「予定って入れたほうがいい!!!」ということだった。
どういうことか。
これは、「生きている今を大事に」から派生する意味あいの「予定をいれよう」では全くない。
「予定って、入れたら自動的に日々は過ぎるし、物事は進むんだ」ということだ。
そんな当たり前のことを実感した。
手術を受けることは、医師から説明を受けた時からぼんやり決めていたことだったけど、もう一つ、心が追いついていない気もしていた。
全身麻酔かぁ、、どんな感じなんだろう。
腹腔鏡とはいえ、やっぱり痛いんだろうな。
メリットを感じたから決めたものの、いざ決断するとマイナス面に目が行く。
それは決して、手術というイベント的要素だけではなく、
往々にしてわたしの人生の中でも起こる感情と一緒だった。
やらなきゃいけない仕事があるけど、後回しにしたい。
ラインの返事をしなきゃいけないけど面倒。
税務署の書類、返信しなきゃいけないけどまだ手元に(はやくしろ)
そんなことは日常茶飯事だったけど、
予定を入れてしまえば結局手術の日は、くるし、時間になれば手術が終わっている。
手術の前日、夫とだらだらしているときに
「予定って、当たり前だけど入れてしまえば現実になるもんだね。もう明日なんて」とぽろり、とこぼすと
夫は「不安?」と聞いて、そしてこう続けた。
「大丈夫だよ、時間になれば由佳ちゃんは手術台に横になっていて、時間になったら無事おわって、時間になったら、退院できるからね」
た、たしかに~~。わたしが言ったことを、さらに一歩具体化した言葉をくれた。
当たり前だけど「○○したい」という目標があるとする。
わたしの場合は「不妊という課題を一歩解決したい」ということだった。
そしてそれは、今やっていることの継続だけでは、少し課題解決が難しそうな気がしていた。
悩んで、そして予定を入れた。
「手術したい」と言ってるだけでは前に進まない。先生に相談し、手術の予定を入れなければ始まらない。
そんな当たり前の事実に、ようやく気付いた気がする。
目標を思ったり、声に出すだけではだめなのだ。
予定を入れなければ何も進まないんだな。
これが、お腹に穴を開けてようやく気付いたこと。笑
わたしよ、積ん読だって、「年内に○冊読もう」じゃ、だめなんだよ。「1ページ目をめくらなければ!!」
目下の最近の私の課題です。
解決方法は見つかったのだから、行動しないとな、と思っています。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?