食べログ3.5以上の呪縛から解き放たれた
先日、病院の後に飲み会の予定があったのだが、
どうにも時間が空くので、近くで喫茶店を探すことにした。
チェーン店のカフェの気分ではなかったので、食べログでざっと探してみることにした。
実はわたしは、ここ最近「食べログ3・5」にがんじがらめになっていた。
もともと食べログはそんなに気にしないほうなのだが、
夫が出張先でよく「知らない土地に何度も行ったから思うことだけど、食べログ3・5以上が結局間違いないんだよな」
とよく言っていたのがなぜか心に少しずつ刻まれていき
わたしも知らず知らずのうちに、基準を食べログ3・5の呪縛に翻弄されるようになっていた。
ちなみに3・5って、食べログだと高いんですよ。かなり高い。
なのに、3・2とか3・3とかで「うーん」となってしまっていることに気付いた時、わたしはちょっと自分にうんざりした。
そんな中、その病院終わりに見つけたのは食べログ3.2の店。
写真をみるとこじんまりしていて、
テーブルもカウンターもあって、
わたしはあんまり飲まないんだけど珈琲にもこだわってそう。
軽食にぴったりなサンドイッチ(しかもわたしの好きな生ハムサンドがある)、
さらに口コミでみるとチーズケーキもとってもおいしそうだ。
でも3・2。
今思うと、食べログ3・2だって高いのだが、「ここでいいのかなあ」と食べログをあさることに時間を費やしたりもした。
結果から話すと、結局行ったこの喫茶店、とっっっても良かったのだ。
紅茶は香りが豊かだし、チーズケーキもやっぱりおいしかった。
最大2時間いれるようだったけど次の予定の関係で1時間弱の滞在にとどまったが
お会計の時、店員さんが「紅茶はポットのおかわりまで無事飲めましたか?」と声をかけてくれて、その心遣いも含めてパーフェクトだった。
松山由佳食べログだと余裕で3・5だ。
そして、わたしは、自分の中で食べログ3・5以上を神格化し、他は「その他」と知らず知らずに見なしていたことを恥じた。
結局当たり前だけど、食べログって本当に投稿する人の感性とか、どんぶり勘定によるところもあるし、
やっぱり食べログ3・5はとっても美味しい店も数多あったんだけど、
誰かの意見に頼らない喫茶店を見つけることも意識していたほうがいいなと。
これって別に食べログだけでもないですよね。
人の意見を気にしていると、結局本当に自分に合うものって見つけられないのかな?とちょっとぞっとしてしまいました。
呪縛からときはなされた私の次なる目標は
「歩いていてふらっと最高なカフェを見つける」ということ。
食べログにも頼らず、ふらっと行ってみたい。
カフェや喫茶店で美味しい飲み物、ときにこだわりのスイーツを食べながら読書や手帳を書くのはわたしの大好きな趣味の一つ。
長い人生の中ですこしずつ、自分の感性でお気に入りのカフェを見つけて自分の居場所を増やしていきたい。
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