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みんなの食卓2021

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国籍、人種、性自認、趣味嗜好の多様性が表面化し、それぞれが尊重される現代の日本。「みんなの食卓でありたい」を企業メッセージに掲げる松屋の取材班が、各地の「食卓」にお邪魔し、人生を…
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2021年4月の記事一覧

一緒に暮らしながらも同じ料理を食べないカップルのユニークな食卓。「彼女のおかげで、食の楽しさを思い出せた」

一緒に暮らしながらも同じ料理を食べないカップルのユニークな食卓。「彼女のおかげで、食の楽しさを思い出せた」

ひとつ屋根の下、食卓に並んで座り、同じものを食べる。大皿に盛られた温かい料理を箸でつつきながら、顔を見合わせて笑う。それは幸せな家族の形の“ひとつ”だろう。
けれど幸せとは、多様なものだ。たとえば同じ食卓につきながらも、それぞれが別々の料理を食べる。そんなライフスタイルを送っていたからといって、幸せの総量が目減りするわけではない。
そんなことを教えてくれたのが、みほさん、いずるさんのカップルだった

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金夜のクラブから土朝の農園へ。踊る場所を変えた編集者が目指す「みんなで育ててみんなで食べる」食卓。

金夜のクラブから土朝の農園へ。踊る場所を変えた編集者が目指す「みんなで育ててみんなで食べる」食卓。

みんなで汗をかきながら育てた野菜を、みんなでたのしく食べる。しかも、都市部に暮らしながら。——そんなライフスタイルを実現している団体が、「アーバン ファーマーズ クラブ(UFC)」です。彼らが実践している都市型農業は、世界的にも注目されているあたらしい農のあり方のひとつ。UFCは現在、東京都渋谷区と神奈川県相模原(さがみはら)市の畑で、おいしくて身体にやさしい有機野菜を育てています。
今回は、農作

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「兼業主夫」に理由はいらなかった。それぞれの選択を尊重する家族の食卓のカタチ

「兼業主夫」に理由はいらなかった。それぞれの選択を尊重する家族の食卓のカタチ

男性が家事を担う「主夫」という言葉を聞くと、どうしても「なにか事情があるのかもしれない」と想像しがちです。それはわたしたちのなかに「家事は女性がするもの」というバイアスがあるから。でも、それはもう古い価値観。特に事情がなくとも、男性が主夫を選んだっておかしくない時代です。

今回お邪魔したのは、放送作家として働きながらも「兼業主夫」を名乗り、毎日キッチンに立つ杉山錠士さんと、そのパートナーである亜

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