アラフォー×未経験でWeb制作会社に入社できたこと(履歴書・職務経歴書編)
こんにちは。matsuokaと申します。
今日は応募書類(履歴書・職務経歴書)について執筆したいと思います。
◆この記事について◆
昨年39歳でWeb制作会社にコーダーとして入社した経験が、就活中/就活予定の方への一助となればと思い、これまで行ってきたことや継続中のもので「やってよかった」と思う取り組みや心がけについてご紹介いたします。
◆こんな人におすすめ◆
・現在就職活動中/活動予定の方
・履歴書/職務経歴書作成のポイントを知りたい方
・応募方法がよく分からない方
はじめに
私はこれまで就職・転職活動を4回行ってきました。これらの経験の中で取り組んできたことや、自分なりに発見できたポイントを執筆したいと思います。
尚、今回はWeb制作会社に入社した際の取り組みを記載します。体験談ベースではありますが、参考になるものがあれば幸いです。
応募書類って何があるの?
Web制作業界に入社する際には、下記の応募媒体が必要となります。
・履歴書
・職務経歴書
・ポートフォリオ
履歴書は多くの方が一度は書いたことがありますよね。職務経歴書はこれから初めて書くという方もいらっしゃるかと思います。今回はこの2点の書類作成の取り組みを執筆します。
尚、ポートフォリオは前回の記事で書いた通り、Web制作業界への転職では必須です。詳しくはポートフォリオ編を参考にしていただければと思います。
応募書類を書く前に行ったこと
私はアルバイトや新人時代、応募書類作成に苦手意識があり、まず何を書いたらいいか分からない、書いても埋まらないタイプの人間でした。
文章をうまく書く方法を模索していた時に気づいたのが、今まで書く前に情報設計を行っていなかったことです。
これはデザイン作成においても当てはまるかと思いますが、
①情報の洗い出し→②情報の整理→③情報の装飾
ということだと考えたのです。これを文書作成に置き換えると...
①何を書きたいか→②どんな構成で書くのか→③どんな文字列で書くのか
当時の私は①②が根本的に足りていなかったと思います。何を書きたいかも出してないのにうまく書くのは難しいですよね(笑)
ポートフォリオ編でも書きましたが、読み手は忙しい人 or 隙間時間で確認する人たちであると考え、書類においても構成を明確にしてなるべく読むのに時間がかからない工夫を行いました。
履歴書作成で心掛けたこと
ここでは主に志望動機の取り組みについて書きたいと思います。
志望動機の4つの構成
①業界に興味を持った契機
②応募企業に決めた理由
③入社後にどう働きたいか
④結び
はじまりは契機からがおすすめ
白紙からの書き始めって手が動かないけど、書き始めたら意外と手が止まらないことありませんか?
私はそのタチだったので、志望動機の書き始めは「独学でWebサイト作った」「SNSでオンラインスクールを知った」などの業界に興味を持った契機から書くようにしています。短い一言でも書けるだけで後続が書きやすくなるので、同じ境遇の方にはおすすめです。
応募企業に決めた理由は企業への忖度ではない
業界への興味のきっかけを書いたら、次はなぜ応募企業を選んだのかを書くとスムーズに書けました。
私も若い頃はここを書くのが苦手で、どうしても忖度になりがちでした。もちろんその企業の魅力を書く必要はあるんですが、単にサイトデザインがいいとか、組織が安定している等と企業を褒めるものではないと思いました。
そこで企業の魅力について考え直した時、入社後の自分のビジョンを叶えてくれる環境ではないかと思ったんです(※あくまで自分の場合です)。そう思って書き始めたら指が動くどころか逆に削る必要が出てきましたw
最も大事なのは「どう働きたいのか」
応募企業の魅力が書けた後にはその企業でどう働きたいかを書きます。これが企業側にとって一番興味のあるものかと思います。私自身は将来的にディレクション業からコーディング業まで一貫して行いたい気持ちがあったため、その気持ちが伝わるような工夫で書きました。
結びは「~していきたい所存です」
最後に「頑張りたいと思います」ではなく「これから〇〇を活かして~していきたい所存です」と少し具体的に意向を伝えるニュアンスで終わるとビジネス文書として締まるかなと思います。
職務経歴書で心掛けたこと
職務経歴書は転職の際に必須なものでフリーフォーマットで書きます。応募形態によっては指定フォーム入力の場合もありますので、そこは柔軟に応じていただければいいかと思います。
また、転職実績が無い方でもWeb制作業界への就職の場合、Web制作への取り組み(デザイン/コーディングの学習成果)を履歴書の別紙として書くのもアリかと思います。ここでは職務経歴書の執筆事例を載せますが、参考になるものを取り入れていただければと思います。
職務経歴書の5つの構成
私は下記の構成で書きました。この中で肝となるのが②と③です。
①職務要約
②活かせる経験・知識・技術
③自己PR
④保有資格
⑤職務経歴詳細
職務要約
冒頭は下記例のように職務要約を一行ずつ書きました。
20xx年x月~20xx年x月 ○○株式会社◇◇部に△△員として従事
派遣業の場合は派遣会社(もしくは部署)単位にまとめて書いても大丈夫かと思います。
活かせる経験・知識・技術は「これまでの話」
ここからが本題になりますが、次に書くのが「活かせる経験・知識・技術」。3つのテーマを設け、これまでの前職での実績の中で応募企業にプラスに働きうるものを記述しました。
私はシステムエンジニアと事務職を経験していたため、業務改善や工数削減といった点を記述しました。営業経験のある方は具体的数字を入れると説得力が出るかと思います。
また、Web制作においては未経験での応募であったため、独学や職業訓練校での取り組みや実績も当欄に記載しました。
自己PRは「これからの話」
自己PRは前項の「活かせる経験・知識・技術」と類似したように映りますが、応募企業に「自分、入社したらこんなこと貢献できますよ」的なスキルを書きました。前項同様、自己PRも客観的事実からアピールしました。
保有資格は箇条書き
履歴書にも書いてありますが、職務経歴書をじっくり読まれる方もいるかと思い、職務経歴書にも記載しました。
職務経歴詳細はフリーフォーマット
経歴の詳細は下記例のように箇条書きに記述しました。また、文章だと読みづらいので表形式にし、使用ツール(Illustrator, Photoshopなど)も記載しました。
xxxx年xx月~xxxx年xx月 ○○株式会社
--------------------------------
〇〇業務
・aaa業務
・bbb業務
・ccc業務
--------------------------------
xxxx年xx月~xxxx年xx月 Webでの取り組み
--------------------------------
職業訓練校
・バナー制作
・サイト制作
独学での取り組み
・〇〇様サイトリニューアル
--------------------------------
最後にポートフォリオサイトURLを記載
Web制作業界の場合、職務経歴書と同じ(もしくはそれ以上)でポートフォリオは評価材料ですよね。そのため、サイトURLの記載を末尾に置くことで目立つように配置しました。
その際、ただリンクを貼るのではなく一筆添えました。その結果、ある面接官の方から丁寧さの評価をいただき、応募条件外でも特別に面接させていただけました。
文章作成で心掛けたこと
文章作成で心掛けたことは以下4点です。
①客観的事実を書く
「自分はこんなことができるんだ」といった主観的なものではなく、「組織の一員としてこのように貢献したんだ」という客観的に事実を書くことを行いました。
また、実績が物を語るといった点から、「○○できます」という表現も控えました。
②取り組みだけで終わらない
取り組みは事実を書くんですが、この後に「○○といった一定の評価をいただけた」「○○賞をいただいた」「早期解決に努めた」など、必ずその取り組みによる効果を添えてテーマを締めました。
③ネガティブワードを使わない
読み手の立場で読んだ時、ネガティブワードがあると何かひっかかるし、回りくどくもなりますよね。
先述にあるとおり、読み手は時間が無い方であると想定し、私は譲歩も含めネガティブワードを一切使いませんでした。その結果、文章的にもポジティブで要点が掴みやすいものになりました。
④書き終えたら俯瞰してみる
これが一番大切かと思います。俯瞰して読む方法として、これは我流ですが、私は面接官やレビュアーになった体で読んでいます。その他、時間を置いてから読んだりしています。
やり方は何でもいいと思いますが(笑)、書き終えたら何度か読み返してみるのをおすすめします。
この記事のまとめ
私も書類作成はもともと苦手でした。その原因としては何を書きたいのかキーワードの洗い出しを行い、それを整理する。この作業を行っていなかったからです。
また、読み手がどういう方かを想定し、文章を構造(骨組み)から捉える必要もあると考えました。
文字列を組む際には、応募先の企業にとってプラスとなる実績を客観的かつポジティブな記述を行うことで前向き姿勢というのが映るのではと思っております。
文書作成後、面接官の立場で俯瞰して読み、「こういう人材と話をしてみたい」と思えてから提出したところ、39歳未経験でも5社と面接させていただけました。
あくまで私自身の経験談ですが、参考になるものがございましたら幸いです。
それでは、また。
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