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【雑学】「岩にしみいる蝉の声」は何ゼミ?

「閑さや岩にしみいる蝉の声」という松尾芭蕉の俳句があるが、どの蝉の声なのだろうか。
俳句はその句のもつ雰囲気なども大事にされているから、「蝉の声」というのであれば、どんな声なのか想像する必要があるのではないだろうか。

と、いうことで、これに関して大論争があったらしい。

この論争には《アブラゼミ説》《ニイニイゼミ説》があったようで、まずアブラゼミ説を唱えたのは歌人の「斎藤茂吉」であったそう。
理由は、夏の句だからという理由だった。

なんだか安直ですね…(笑)

ニイニイゼミ説は文芸評論家の「小宮豊隆」だそうで、理由はアブラゼミはうるさすぎて句の雰囲気に合わないからということ。
もう一つは、句の舞台「山形県立石寺」へ松尾芭蕉は7月中旬に訪れており、この時期アブラゼミがいないことが挙げられていた。

決定的なのは7月中旬の立石寺に行ったところ、ニイニイゼミしかいなかったため、論争は決着したという。

……あっさり決着したな(笑)

たしかに、アブラゼミの声は「閑さや」には合わないなと思った。
ニイニイゼミってどんな声かはわからないから、どっかで聞いてみたいな。
というか初めて聞いた《ニイニイゼミ》。

句とは関係ないけど、《魔王ジュブナイルリミックス》という漫画があり、原作は「伊坂幸太郎」の《魔王》とか他の作品を混ぜた感じなのですが、その中に「岩西」と「蝉」というキャラクターが出てきます。
この松尾芭蕉の句を元に名付けられたキャラクターなのですが、二人の関係性も句をモチーフにしており、かなり推せます(僕は)。

それでは、またね!


ちなみに、こちらがその漫画です。
是非読んでみてくださいね😁



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