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2017年5月の記事一覧

青春ピカソ岡本太郎とセザンヌとリンゴ

青春ピカソ岡本太郎とセザンヌとリンゴ

★ルーブル美術館で閉館まで涙を流しながら立ちつくす岡本太郎

「こんな美しさを見たことがない―」

朝一番、自室の本棚の中で、「こんな本買ったかな」と思いながら手に取り、頁を開くと、目に飛び込んできた一行。

立ったまま、僕はその場で読み進めた。

『青春ピカソ』岡本太郎著

岡本太郎が18歳でパリで一人暮らしをすることになり、はじめてルーブル美術館に訪れ、ある絵画の前で衝撃的な体験をしてしまう。

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ミュシャ展プラハで観ることができなかったスラブ叙事詩を東京で鑑賞!

ミュシャ展プラハで観ることができなかったスラブ叙事詩を東京で鑑賞!

ふらっと札幌の自宅をでて、新千歳空港へ向かい飛行機に乗って東京へ来た。
東京駅でミュシャ展に行くことを決めた。

東京駅につくと、さっそく地下鉄丸ノ内線、千代田線で新国立美術館へ向かう。
11時頃到着したが、すでにチケット販売所は長者の列。
辺り一帯の木は、赤い水玉の装飾がなされていて、草間彌生展と重なっていることを知った。

だから混んでいるのか。

赤い水玉の木、一瞬、可愛いと思うけど、リアル

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常識にとらわれたら岡本太郎に睨まれてみる

常識にとらわれたら岡本太郎に睨まれてみる

自分の中に毒を持て 岡本太郎著

とても強烈な装丁である。
タイトルも「自分の中に毒を持て」凄いな。

僕が、常識にとらわれたり、「〜せねばならない」義務にがんじがらめになった時、この本を取り出して、岡本太郎に睨まれてみる。
あなたは常識人間を捨てられるか!と声が響いてくる。

この本の中で、とても好きな箇所があるので抜粋ました。

「何かをはじめても、つづかないんじゃないか、三日坊主に終わってし

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イサム・ノグチの彫刻作品が道路をふさいだ!

イサム・ノグチの彫刻作品が道路をふさいだ!

札幌をこよなく愛するマスダです。

札幌に来たらぜひ観ていただきたいマスダ的ベスト3に入るものを紹介します。

それは、すべり台。

とはいっても単なるすべり台ではない。
世界的アートなんです!
それは、イサム・ノグチが遺した彫刻作品、

「ブラック・スライド・マンテラ」

なんです。

見た感じ、黒くて小さなすべり台なんだけど、イサムはこんな言葉を残しています。

「子どもたちが何度もすべり、そ

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