読書『水無月の白昼夢』
雨の日は、暇になると読書をする。
いつもは小説とか、伝記とか、その類だけど、
今日は手作り感満載の一冊の本を手に取った。
これは、小学校を卒業する少し前に作った文集だ。
一人原稿用紙5枚分。
そこに、自分の一番好きな思い出を書きましょう。
たしか、そんなありきたりなテーマだった。
だけど、僕は何を書いたかいまいち覚えていなかった。
活発な相澤くんは、サッカーの試合について。
可愛い顔をしていた江口さんは、家族と水族館へ行った話。
佐川くんは林間学校。手越さんは運動会。
僕