マガジンのカバー画像

アオマスの詩集

245
フワフワと頭に浮かんでいる言葉たちを一本の糸にするように紡いでいき、詩にしてみました。様々な感情に揺さぶられながら、それでも言葉にしてみたい愛や希望などを詩にできたらと考えていま…
運営しているクリエイター

#日常

自動販売機でコーラを買う『薄命、革命、生命』

 俺は自動販売機でコーラを買う  百八十円入れてボタンを押せば  ガタンと音を立ててコーラ…

蒼乃真澄
7か月前
23

やんわりとした日常(詩)

今日は休みの日 どこへ行こうかな それとも寝ようかな しかし何かしたいな やんわりとした日常…

蒼乃真澄
1年前
18

日向夏(『日向夏』)

僕は一つの日向夏を買った 檸檬みたいな見た目で香っている そういえば 君も柑橘っぽい匂いだ…

蒼乃真澄
2年前
6

偶然のパレード(『日向夏』)

春風よ 吹き荒れてくれよ 大自然を踏み締める新人たちに 大空よ 快晴であってくれよ 身体中…

蒼乃真澄
2年前
6

日向は孤独な僕を照らす(『日向夏』)

暗い影に 一人寂しくしゃがんで 血の気のない肌だから誰も近寄らない 自分に温もりがないこと…

蒼乃真澄
2年前
8

迷い猫(『日向夏』)

猫がいる それも 三毛猫 多分この辺の子じゃない 迷い猫かもしれない その猫は寂しそうに鳴…

蒼乃真澄
2年前
5

ありふれた散歩道(『日向夏』)

ある老人がベンチに座って 天に息を吹く ランドセルを背負った少年が 全力で駆ける スナック菓子を拾ったカラスが それを咥える 僕は今日もありふれた散歩道を歩く ジーパンのポケットに手を突っ込んで 一頻りラブアンドピースを頭に浮かべる どうせお偉いさんに敵うことはないけれど 死んだ後に後悔しない人生を送りたい 一匹のアリがキャンディーを運ぶ 噴水広場を眺めるおばあちゃんがいる 子連れのお母さんがお茶を飲んで空を眺める 僕は今日もありふれた散歩道を歩く 圧倒的な劣等感と 暴

夜明け〜水やり(『日向夏』)

生きている限り  僕にも明日が来る 見たくもない未来を引き連れて だけどほんの少し希望を混…

蒼乃真澄
2年前
6

臆病者の懺悔詩(『日向夏』)

真夜中に飛び立つ真っ黒な 自分の夢 真っ青な空にも真っ白なノートにも 描けない無念 掠れてい…

蒼乃真澄
2年前
7

蒼い血潮(『日向夏』)

 蒼い龍が轟くとき  僕はどこにいるだろう  蒼い葉が揺れるとき  僕はどこで吹かれるだ…

蒼乃真澄
2年前
7

落ちる。朽ちる。果てる。(『日向夏』)

食べる。飲む。眠る。 僕を突き動かす最低限 生きる。生きる。生きる。 苦しかろうと 辛か…

蒼乃真澄
2年前
5

踊る凡人(『日向夏』)

ジャンヌダルクみたいな勇敢さと ナイチンゲールみたいな優しさと エジソンみたいな発想力と …

蒼乃真澄
2年前
8

ガキの結晶(『日向夏』)

大きくなったらウルトラマンになりたい 悪い敵を倒して ヒーローになりたい 救うことができ…

蒼乃真澄
2年前
7

夢追い人(『日向夏』)

ハロー 僕の儚い夢たちよ サンキュー いつもそばにいてくれて ラッキー ここまで僕は幸せだったはずだ グッドバイ だけど忘れてしまう夢想的人生 野外の星空さえも 首が疲れるから見たくない 走り疲れた足は 見るに耐えないほど傷んで ハマらなかったパズルのピースは捨ててきた 終わりの見えない人生は すでに暗がりに満ちて たとえば目の前に俳優がいて その人が喪服でいようものならば 悲しみの対象になるのはきっと僕で 彼は大袈裟なまでに泣き喚くだろう 正解がないから 人生は追い続