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やんわりとした日常(詩)



今日は休みの日
どこへ行こうかな
それとも寝ようかな
しかし何かしたいな
やんわりとした日常
だらだらしてもいいし
張り切ってもいいし
とにかく笑って過ごしたい
ハッピーな1日にしたい
とりあえず僕は着替えて
あてもなく街へと出る
するとクレープ屋があったから
とりあえず人気なものを食べてみた
甘くて美味しいクレープを食べ
もう少し歩くと神社が出てきて
なんとなくお参りをしてみる
近くにいたおじいちゃんは
鳩に餌をやっている
僕はまた歩いて駅へ向かい
なんとなく海を観に行く
途中で高校生が乗ってきて
スマホで漫画を読んでいた
おばあちゃんは本で小説を読み
サラリーマンは眠っていた
僕は窓の外に映っている
誰かの生活を眺めていた
やがて海が見えてきた
青い海と 青い空 
電車を降りた僕は浜辺へ行き
思い切り息を吸ってみた。
忘れかけていた自然の味がして
なんだかぽろっと涙が出てきた
どこかで落とした純粋さを取り戻し
帰りに蕎麦屋でカツ丼を食べた
家へ帰った僕はなんとなく
ギターを持ってラブソングを歌った
昔作った拙い出来のラブソングを
しかし青春の匂いが漂うラブソングを
やんわりとした日常に響かせた
また明日も頑張ろう そんな風に思えたから
今日という日は素晴らしいのだろう

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