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小説の主人公から教わったサラリーマンの宿命
私は今、阿川大樹さんの「D列車でいこう」という小説を読んでいます。
廃線が決まったローカル鉄道を救いたいと立ち上がる3人組の物語です。
読み終わったら改めて感想を書こうと思っているのですが、今回はこの小説の中での主人公が語っているフレーズで、サラリーマンとして組織で働いている私にとって心を動かされたフレーズがあったので、メモ的な感じで紹介します。
これは、銀行で働く主人公が、異動の辞
読書日記「ポンコツな私で生きていく(いしかわゆき)」
この本は、私がnoteを始めるきっかけになった「書く習慣」の著者であるいしかわゆきさんの第2作目です。
現在はフリーランスのライターとして活躍されているいしかわさんですが、ライターになる以前は会社員としてメーカーや広告代理店で働いていました。
この本ではいしかわさんが会社という組織で働く会社員を辞めて、フリーランスの道を歩み始めた経緯や働くことや人間関係に関するいしかわさんのゆるふわとし
読書日記「世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた」
今回は、テレビ番組にも出演されている脳科学者、中野信子さんの「世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた」を読みました。
この本は自分で買ったわけではなく、職場の先輩が「よかったらこれ読んでみて」と貸してくれました。
著者である中野さんは東大の工学部を卒業、東大大学院で医学博士号を取得した後、世界中の優秀な研究者が集まるフランス国立研究所に勤務していました。
また、MENSAと呼
読書日記 「終電の神様(始発のアフターファイブ)」
阿川大樹さんの小説、「終電の神様 始発のアフターファイブ」を読みました。
この「終電の神様」は4作のシリーズになっていて、「始発のアフターファイブ」は2作目になります。
1作目は以下の記事で紹介しているのですが、主に通勤電車に乗っている人にスポットを当てた物語になっています。
それに対して、今回読んだ2作目は、終電後から始発までの時間の街(主に新宿)で働く人などにスポットが当てられた物語になって
読書記録① 「ホームグラウンド(はらだ みずき)」
「海が見える家シリーズ」を読み、この著者の他の作品も読んでみようと思い、手に取った。
建設会社に勤める圭介と祖父である雄蔵が雄蔵の自宅の広大な敷地内にサッカーグラウンドを作る物語。
圭介は祖父がかつて亡くなった祖母と営んでいた畑の広大な敷地を新たなマンションや駐車場などの敷地として有効活用することを提案していた。そのことに対して雄蔵は納得するような反応を示していたものの、ある日、脳卒中で倒れ