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副交感神経優位にして心のゴミを掃除する

ホリスティック医学のリーダーである帯津良一さんが、心のゴミの掃除法として推奨するのは呼吸法です。呼吸法は、心と体をニュートラルな状態に持っていくのにとても役立つと言います。

(引用はじめ)
巷にはいろいろな呼吸法がありますが、大事なのは形(やり方)よりも吐く息を意識することです。

通常、自然呼吸のときは、胸式呼吸と腹式呼吸の両方の呼吸をしています。そこで、吐く息を意識すると、自然にゆっくりとした腹式呼吸になります。

吐く息は、副交感神経を優位にします。また、心身ともにリラックス状態になると、副交感神経が優位に働きます。副交感神経は自律神経の一つですが、睡眠中や食事中に働き、臓器の働きをリラックスさせ、エネルギーを回復してくれます。

副交感神経が優位に働くと、リンパ球が増えて免疫力が高まります。また、呼吸の回数を減らし、脈拍を抑え、心臓の働きを抑える働きもあります。ほかにも、血圧が下がる、消化を促す、排泄を促すといった働きをします。

現代人は、緊張状態が続いて交感神経が優位になりすぎていると言われます。ですから、意識してゆったりとした深い呼吸をすることで、副交感神経とのバランスをはかるのがとても大事なのです。
(帯津良一、心の掃除で病気は治る)

呼吸法によって、からだを整えることによって、こころに働きかけるのですね。吐く息に意識を置き、ゆっくりと吐ききると、すっと息が入ってきます。

浄土宗の念仏や日蓮宗の題目も、呼吸法によって身心を整える技術でしょう。南無阿弥陀仏や南無妙法蓮華経を繰り返しながら息を吐ききり、すっと息を吸って、また息を吐ききるのです。念仏や題目は、中世の優れた宗教家たちが人々のために発明した呼吸法ではないでしょうか。

女優の由美かおるさんが、70歳になって再びミニスカートを履き始めたそうですね。彼女の健康法は、彼女の指導者だった西野浩三さんが作った呼吸法です。

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