見出し画像

ここは京都?丈山苑で春夏秋冬と和菓子を楽しむ。

11月下旬の休日。

今年も紅葉の季節がやってきたなと

紅葉狩りに行く予定を立てました。


京都?奈良?滋賀?

行き場所に苦戦。


でもどうせなら行った事がない場所、

マニアックな場所に行ってみたい。


あと日本っぽい場所で紅葉がみたい。


そんな経緯で愛知県安城市にある

丈山苑という場所にドライブも兼ねて紅葉を見に行ってきました。


カーナビを設定して目的地付近に着くと

そこには森のように自然豊かで竹が生い茂った場所が。

パーキングの看板が気付かず民家に突入...

狭い道でUターンし、なんとか城山苑の駐車場を見つけ駐車。

無料で開放している駐車場だと知り思わずガッツポーズ。

画像1

駐車場のすぐ近くに入り口の看板がありました。

今のところ少し大きめの公園って感じの印象。

はたしてグーグルで調べた時に見た光景が本当にあるのか

疑いながら入り口の門をくぐるとそこは....

画像2

まるで山に建てられているお寺の小道のような空間。

小道の傍には綺麗な小川が流れ、

竹だけでなく様々な木々が植えられていました。

(ちなみに丈山苑は山ではなく、ごく普通の街中にあります。)

ものすごいマイナスイオンに満ちた空間。

もう入り口だけでも、来た甲斐があったと感動。


実はこの丈山苑、京都にある石川丈山(愛知県安城市出身)

が建てた詩仙堂丈山寺を再現して作られた場所らしいです。

どおりで京都感がすごいわけだ。


画像3


しばらく小道を進んでいくと大きなお寺のような建物が。

どうやら詩泉閣という建物らしい。


画像4


進んでいくと受付が見えてきた。


画像5


受付の隣には石川丈山になれる「なりきり丈山」が。


記念に顔をはめているところを同行人に撮ってもらいました。


案の定、ただのネタ画像になり

インスタ映えのカケラもない一枚の写真が完成。


画像6


受付に行く前に、

その隣にある小さな橋へ。


どうやら望京橋という名称の建物らしい。


橋から先ほど歩いた小道が見え、

小道には夫婦で紅葉を楽しんでいる方や

着物を着て紅葉とツーショットで写真を撮っている方が。


秋らしい景色を堪能。


画像7


橋の上からの景色を堪能し、ついに詩泉閣の内部へ。


受付の写真は撮っていなかったので、

ここは文章だけで紹介させていただきます。


受付の雰囲気は温泉旅館のよう。

奥には畳の上でくつろいでいる人々が。

入園料と茶菓子代を払い、自分たちもその場所へ。


ちなみに入園料と茶菓子代合わせて450円。

なんて驚異的なコストパフォーマンス。

まぁ...ある意味その程度のクオリティなのかもしれない

と若干なめながら建物の奥に進んでいくと...


画像8


想像以上の綺麗な景色に絶句。

その景色はまるで秋の京都。

こんな場所が愛知県にもあるのかと感動。


画像9


庭素人の私でも見事だと思える

草木と枯山水と石が織りなす空間。


座って庭を見ている同行人を後ろからパシャリ。

まるで紅葉で有名な観光名所のパンフレットに

使われてそうな写真を撮ることができた。


ちなみにこの場所は

枯山水蓬莱庭園という名称の庭園。

京都田辺にある酬恩庵一休寺の

蓬莱庭園(丈山作と伝えられる)を模した庭らしいです。


もうこの場所を見ただけでも満足な私たち。

しかし反対側にも別の庭があると聞き、

廊下を歩いて詩泉閣の反対側へ向かうと...


画像10


また目の前に見事な庭園が。

ここも愛知県とは思えない見事な景色。


庭を座って見る事ができる畳のスペースには敷物と椅子が

設置されており、多くの人々が日向ぼっこをしながら

くつろいでいました。


画像11


私たちも庭が見える縁側の前で日向ぼっこ。

今日は雲ひとつない晴天、そして見事な紅葉。

庭からは獅子おどしの音と

風で揺れる草木の声。

なんて贅沢な1日。


画像12

この詩泉閣の南にひろがる南庭は「唐様庭園」という場所。

書院の前には白砂にツツジの大苅込み、

詩仙の間の前には建物に沿って流れる細流、

その向こうに中国の山々にみたてたツツジの苅込みがあり、

五重の石塔が建てられている。

いずれも丈山が建てた詩仙堂の様子を再現したものらしい。


画像13

2人で庭の景色を見ながらくつろいでいると

丈山苑のスタッフの方が茶菓子を私たちのところまで

持ってきてくださいました。


え....これが150円???

某名所ならこれで800円したっておかしくないクオリティ。

まずはお茶を一口。

ちゃんと本格的な抹茶である。

以前、他のお寺で飲んだ

700円の抹茶と同じレベルの美味しさだ。

では和菓子の方はと一口。

美味しい‼︎

これも本格的なあんこが詰まった和菓子である。


どうやら丈山苑では

抹茶と和菓子の販売も行っているらしい。

茶葉等にも拘っているそうだ。


画像14


(花より団子とは、この光景をさす事かもしれない...)


茶菓子と庭の風景でお腹いっぱいになり詩泉閣の外へ。

受付口に戻ってきた。

右手は帰り道、左手にはまた別の庭へ行く標識が。

どうせなら全部の庭を巡ってみようと左側の順路へ。


画像15


庭に続く小道には綺麗に剪定された竹林と木々が。

陽の光に照らされて緑のグラデージョンが美しい。


画像16

道の傍に先ほど詩泉閣から聞こえた獅子おどしが。

想像以上に大きくて驚き。

画像17


小道から先ほど茶菓子を食べていた詩泉閣が見える。

庭へ行けそうだがバリケードが貼られており

唐様庭園を歩くことはできなさそう。


画像18

小道の先には池がある広い庭が現れた。

池には鯉が泳いでいる。

どうやら回遊式池泉庭園という場所らしい。

池の周囲を散策しながら、さまざまな景色が楽しむことができた。


これで全ての庭を巡る事ができたため

私たちは丈山苑を後にした。

どうやら秋だけでなく春夏冬それぞれ

また違った丈山苑の楽しみ方があるらしい。

また雪が降る頃にも顔を出してみたいと思う。

画像19

こうして私たちの日帰り紅葉狩りの旅は幕を閉じた。


もう紅葉シーズンは終わってしまいましたが、

来年の秋に愛知県に行く機会があった際には

丈山苑に行ってみてはいかがでしょうか。


綺麗な紅葉に美味しい茶菓子、美しい庭。

素敵な時間を過ごせること間違いないと思います。




今回はお気に入りの場所について

投稿を書いてみました。

このようにmashroomのnoteでは

ファッションだけでなく

生活の+aになる

場所や物についても紹介していきたいと思います。


ぜひタメになったと思った際にはイイね、

よろしければフォローをよろしくお願い致します。


では今日はこのあたりで。


じゃまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?