ヴィンテージバーバリーに酔いしれて
こんにちは🍁
osyunです。
最近は急に空気が冷え込み、ダウンやマフラーを身につける季節が今年もやってきたのだな〜と時の流れを早く感じています。
私自身もクローゼットの中で眠っていたニットやアウターを発掘し、つまづき進みながらコーディネートを楽しんでいます。
さて記念すべき2回目の投稿は秋冬に活躍するトレンチコート。
私の愛用しているヴィンテージバーバリーのトレンチコートを使いながら
その魅力に迫りたいと思います🧥
そもそもトレンチコートはいつの時代に生まれたものなのか。
遡ることそれは第一次世界大戦。
塹壕戦で将校たちがウール(羊)のコートの代わりに
トレンチ(英語で実は塹壕という意味)コートを着たことがきっかけで
有名になったそうです。
そのためトレンチコートは戦場の兵士が戦いで使いやすいよう
機能的な形と作りになっています。
少しだけ私のヴィンテージバーバリーのトレンチコートを見ながら
その機能美を見ていきたいと思います。
例えばこの部分。
エポレットと呼ばれる肩の部分につけられたベルトが付いています。
これは昔、階級を示すバッジをつけるためにあるものだったそう。
また銃や水筒のストラップが肩から滑り落ちるのを防ぐために使われたり、
兵士を救出する際に、引きづるための持ち手としても使われたとか。
確かに両肩についているから引きづりやすいかもしれないですね。
例えばこの部分。
Dリング(Dカン)と呼ばれるリングがベルトに縫い込むように付いています。
これは手榴弾を吊り下げるために使われていたそう。
例えばこの部分。
ガンフラップと呼ばれる一枚の長方形の生地が施されています。
これはライフルで発砲した際に肩への衝撃を和らげるために使われていたもの。
襟のボタンを全て止めた時には、雨の侵入も防いでくれる優れもの🌂
まだまだ注目すべき機能美はたくさんありますが、長くなってしまうのでこのあたりで...😆
このようにトレンチコートは戦争時代の面影が多く詰まったものになっています。
そのため、私はデザインやシルエットがカッコいいだけでなく、着ることで歴史(ロマン)を感じることもできるのがトレンチコートの魅力だと思っています。
そんなトレンチコートの王様と謳われているのがバーバリー。
ここからは、なぜバーバリーはトレンチコートで有名なのか、なぜいつの時代でもバーバリーは注目の的になっているのか、皆さんと迫っていきます。
バーバリーの起源は1856年。
当時21歳だったトーマス・バーバリーが「衣服は英国の天候から人々を守るべきものであるべき」と考え、始まったブランドです。
1879年。その考え方から生まれたのが、今のバーバリーでも使用されているギャバジンという生地。当時の農民の服からギャバジンのアイデアを思いついたそうです。
このギャバジンという布地は通気性に優れ、悪天候に丈夫な布地であるため、当時のレインウェアに革命をもたらしました。
ちなみにトレンチコートの前身であるタイロッケンコートを作り出したのもバーバリー。
タイロッケンコートについては今後の投稿で紹介できたらと思っています🧥
その後、1911年には南極点到達レースで勝利したロアール・アムンゼンが偉業達成時にバーバリー製品を使用。
1914年には南極大陸横断に挑んだアーネスト・ジャクソン探検隊が無事全員帰還できたのもバーバリー製品を着ていたからと言われています。
この2つの偉業だけでもバーバリーの商品の丈夫さと機能性のすごさ、扱いやすさがわかります😆
1914-1918年にはバーバリーのタイロッケンコートの改良版としてトレンチコートが考案され、第一次世界大戦が終わる頃に今あるトレンチコートの姿が確立。
対戦中には50万着以上のバーバリーのトレンチコートがイギリス軍だけでなく民間でも着用されるようになったそう。
そして今も現代的で新しいデザインをトレンチコートに取り入れながらも、伝統的な作りとギャバジン生地を大切にしているのがバーバリー。
現在はチーフ・クリエイティブ・オフィサー、リカルド・ティッシによって伝統的かつモダンな商品を提案しています。
このような数えきれない業績と防水性・耐久性、デザインの良さから、バーバリーは過去に3回もイギリス王室御用達の称号・ロイヤルワラントを授かっています。
ちなみに古着屋さんでよく見るバブアーという英国のブランドもロイヤルワラントを授かっています。
(バブアーのタグに使われている3つの紋章はその証)
最近でも英国王室キャサリン妃がバーバリートレンチを着ている姿が度々目撃されているとか。
またオードリー・ヘプバーン等の昔の有名映画女優が着用していただけでなく、最近だとビリーアイリッシュが授賞式の時に着ていたりと、今も昔もスターが愛用するアイテムの一つになっています。
ざっと大まかにバーバリーのブランド、トレンチコートの歴史を振り返ってみましたが......にしても内容が濃く、長すぎ...‼︎
私自身、この投稿を作成していて歴史の授業を受けているのかと思ってしまいました😅
しかし、この歴史こそがバーバリーのトレンチコート、ブランドが人気である大きな理由だと思っています。
そんなバーバリーのトレンチコート。
現行物を新品で購入すると大体30万円〜になっています。
高い....高すぎます...
ユニクロのプラスJでさえ高いと感じた私には雲の上の存在です。
さすが王室御用達ブランド。
しかしusedでヴィンテージバーバリーのトレンチコートを古着屋やオンラインショップで探してみると、物によっては手頃な値段になっています。
もし本格的なトレンチコートを一着お探しでしたら、usedのヴィンテージバーバリーのトレンチコートを古着屋さんで探して一度試着してみてはどうでしょうか。
サイズさえぴったり合えば、それは運命の出逢いになると思います😄
またヴィンテージのバーバリートレンチコートの魅力の一つとして、コートが作られた当時の時代を味わうことができるのが、現行物よりも優れているポイントだと思っています。
私のバーバリートレンチの場合、タグを見る限り70年代〜90年代にかけて製造された物だとわかります。
そのためバーバリーのブランド・トレンチコートの歴史を味わうことができるだけではなく、70-90年代の空気もコートを通じて味わうことができます。
買った当初から付いているシミや消えない汚れも、当時を物語っているようで私は好きです。
2回目にして、だいぶ長くなってしまいました😅
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではこのあたりで。
じゃまた。
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